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Nabari Ningaikyo Blog
Posted by - 2024.11.24,Sun
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Posted by 中 相作 - 2014.09.10,Wed

 乱歩生誕百二十年の年もすでに中秋を過ぎ、あったまのなかがいよいよ混乱してきました。

 いったいどうなるのか、と自分でも思います。

 もちろん、乱歩の「奇譚(抄)」を収録したひとり雑誌「伊賀一筆」第一号の件ですが、編集作業がなかなかはかどりません。

 ちょっと整理してみたいと思います。

 まず、「奇譚(抄)」は、ようやく第一校があがったのですが、そこまでで小休止。

 本文の校正はまあいいとして、脚註のほうは追加その他の手直しが必要になりますし、たとえ短いものでも解題とか解説とか、そういったものも書かなきゃなりませんから、あとまだ多少の手間暇がかかる見込みです。

 つづきまして、乱歩の著書目録を2002年から2013年まで増補する作業は、国内の刊行分は『幻影城』の新装覆刻版と「猟奇」の復刻版を追記するだけ、といった感じなんですけど、海外の出版物はいまだ手つかずの状態で、当ブログへのコメントとメールでDokutaさんからお知らせいただいたところにもとづいて、早いとこまとめなくっちゃ、と焦りつつ、時間が足りなくて着手するにいたっておりません。

 そういえば、アメリカで購入してもらった新刊二点と古い雑誌一点、おかげさまで昨日無事に到着いたしました。

 このエントリに記した本と雑誌のことですけど。

 2014年8月4日:世の中わからぬことだらけ

 新たにPatricia Welchの序文が収録されたJames B. Harris訳の『Japanese Tales of Mystery & Imagination』、おなじくHarris訳「The Human Chair」が収録された『The Columbia Anthology of Modern Japanese Literature』第一巻、それからやはりHarris訳の「Two Cripples」が掲載された「Short Story International」1965年5月号。

 以上三点、上のエントリに記したとおり、まずアメリカで購入していただき、それを日本に郵送していただき、それをまた拙宅に送っていただく、という大変なお手数をおかけして、ようよう入手することができたのですが、驚くべきことに、代金も郵送費も、なぜか、すべて、無料でいい、ということにしていただきましたので、なにがなにやらわけがわからぬまま、気がお変わりにならないうちに、とりあえずお礼だけは速攻で申しあげておいた次第です。

 それにしても、まことにありがたいおはなしであって、ここにもあらためてお礼を記しておきたいと思います。

 どうもありがとうございました。

 あと、漫才から誌面節約のため手記に移行した「新・僕の図書館戦争」ですけど、「奇譚(抄)」にやたら時間を取られていて、ようやく書き始めたところです。

 予告の意味で、最初のページをごらんいただきますね。


 なんか、回顧録みたいになってしまいました。

 人間、うかうかこんなものを書いたりした日には、ついついぽっくり逝ってしまうかもしれんのだがなあ。

 つづいて、テレビ番組のお知らせです。

 13日の土曜と翌14日の日曜、二夜連続で「忍びの里殺人事件」が放映されます。

 名張市のおとなり、伊賀市が舞台になってるとのことです。

 NHK ONLINE:謎解きLIVE 忍びの里殺人事件

 ミステリファンのみなさんは、よろしくどうぞ。

 さ、いろいろあれこれ忙しいけど、きょうはそろそろビールを飲もうっと。
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