Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2014.08.07,Thu
涙ににじむ名張市役所、本日のウェブニュース関係はこちらです。
▼MSN産経ニュース:名張市の不正支出問題で「住民から脅迫に近い要求」 三重(2014年8月7日)さて、涙ににじむ幻影城のおはなしです。
あいかわらず、いろいろなかたからいろいろな情報をお寄せいただいているのですが、少し前にあるかたから教えていただいたのがこの二件でした。
▼2014年7月1日:高階良子選集 19 バラ色の悲劇
▼2014年8月6日:幻影城 新装覆刻
どちらも知らずに過ごしていたもので、ふたつまとめてメールでお知らせいただきました。
前者は「パノラマ島奇談」を漫画化した「血とばらの悪魔」が収録されていて、昨年12月の刊行でしたから、さっそく本屋さんに頼んで取り寄せてもらいました。
後者はおととし10月の発行で、版元はむろん沖積舎、税込みで四千円ほどもする高価な本ですから、ちょっと痛いな、と思い、しかし、乱歩の著書目録を増補しなけりゃならんのやから、とも思い、そのあとふと、もしかしたら古本が出回ってないかな、と思いつきました。
これでも昔は、新刊で入手できる本は新刊で購入する、みたいなことにしてたんですけど、最近はすっかり堕落し、そんなことはどうだっていいやばーか、新刊だろうが古書だろうが盗品だろうがなんでもかまわねーやばーか、とごくごくいいかげんなあんばいになり果てておりますので、毎度おなじみのアマゾンで沖積舎から出た『幻影城』の古書を探したのね。
そうすると、たしか二千いくらであったか、とにかく三千円はしない価格で売ってましたので、しめしめ、とほくそ笑みつつ即ぽちったわけです。
で、届きました。
包みを開いて、ぎゃあーッ、と叫んでしまいました。
送られてきたのは、なんと1997年に沖積舎から出た復刻版で、おととし発行されたものじゃなかったのね。
返品するのもあれだし、そもそも1997年の復刻版ももってないんだし、というのでそっちのほうはそのままにして、しばらくはショックのあまり注文する気も失せていたんですが、ようやく立ち直って先日、地元の本屋さんで取り寄せてもらい、昨日ようやく当ブログにデータを記載できた次第です。
ちなみに、1997年のは「覆刻」で函入り、おととしのは「新装覆刻」で函なし。
並べてみると、こんな感じでーす。
この二冊、どっちも所蔵している人間なんて、日本ひろしといえどもおれだけなんじゃねーの? とも思われますが、それにしてはかけらほどの優越感もわいてこないのが不思議です。
どころか、ほんと、ひそかに泣き濡れてしまいそうになりまっせ。
名張市役所へ行って脅迫に近い要求を突きつけ、カラ出張やらせて浮いた公金をふんだくる、みたいな手でもつかえればいいのやけど。
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