Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2014.07.09,Wed
えー、朝まだ暗いうちからわけもわかんないまま中国の本のデータをネット上の情報だけを頼りに整理する、などというぺてん師と空気男めいた作業をつづけておりますってえと、自分はこんな砂を噛むような徒労を重ねるために生まれてきたはずではないのだが、どうしてこんなことをやっているのだろう、もう、神さまのばか、とか思ってしまいますけど、「伊賀一筆」第一号における『江戸川乱歩著書目録』増補の中国分、ほかにもまだあるみたいなんですけど、ぺてん師と空気男めく手法で調べがついたのは、すでにごらんいただいたようなところです。
▼2014年7月8日:乱步侦探作品集(珠海出版社)▼2014年7月8日:青年大侦探系列(山东文艺出版社)
▼2014年7月9日:江户川乱步作品集(獨步文化)
▼2014年7月9日:江户川乱步作品集(新星出版社)
新星出版社の「江戸川乱歩作品集」は、台湾の独歩文化から出た「江戸川乱歩作品集」とおんなじ内容だと推測されますが、なにしろ手もとには一冊も現物がない状態ですから、確実なところはようわかりません。
乱歩の『奇譚』には「支那ハ神秘ノ国デアルヨ」という一文があるのですが、支那の出版物はとても神秘的あるよポコペン、みたいなことでご勘弁いただけないものかしら。
で、チャイナ、といえば、コリア、と来るわけですが、あーチャイナチャイナ、とか、あーコリアコリア、とか、どっかの民謡の先生みたいなこといいながら検索してみました。
▼Amazon.co uk:Edogawa ranpo. 1: The Phantom face with twenty (Korean edition) [Korean] [Paperback]
▼Amazon.ca:Shear ranpo, and editing. 1: Authentic Mystery (1) (Korean edition) [Paperback]
稲垣足穂が昔、ハングルを槍玉にあげて、あんな団子を串に刺したような文字で哲学的なことを書けるわけがない、とか罰当たりなこといってましたけど、ハングルで書かれていようが、ルーン文字で書かれていようが、もういい、海彼のものはどうでもいい、とても手がつけられない、きりがない、死んじゃう、という気がしてきてなりません。
みたいなことを思いつめていた矢先のつい先日、喜国雅彦さんの『本棚探偵最後の挨拶』を読んでいたときのことですけれど、北原尚彦さんが韓国語訳の『孤島の鬼』をとりだしてきて、みたいなシーンがいきなり出てまいりましたので、おのれッ、と叫びつつ思わず読み飛ばしてしまいました。
怒濤の勢いで思いきり読み飛ばし、本を閉じ、机に叩きつけ、と思ったんですけど、たまたま寝転がって読んでおりましたので、とりあえず自分の腹に叩きつけ、うッ、とかなさけなくうめきながら、けッ、そんな情報知りたくねーや、死んだって知りたくねーや、ねーやは十五で嫁にでも行ってろ、とか思ったりもしたものでしたが、なんかもうね、ほんと、いったいどうしたものじゃやら。
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