Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2014.07.07,Mon
パソコンの前にすわって書きものや調べものをしているときというのは、じつは意外に手持ち無沙汰なものですから、YouTubeの小さな画面で古い映画や連続テレビドラマを流しっぱなしにするのが習慣になってしまって、田宮二郎版「白い巨塔」も、萬屋錦之介版「子連れ狼」も、全篇そうやって視聴しました。
YouTubeにはまったく知らなかったテレビドラマもアップされているのですが、そのなかのひとつに、山中峯太郎ならぬ中山峯太郎が日本人としてただひとり中国第二革命に身を投じて大暴れする「亜細亜の曙」ならぬ「アジアの曙」というのがありました。若き日の大島渚が演出を手がけた全十三篇、こちらとなっております。
▼アテネ・フランセ文化センター:アジアの曙
で、これがめっぽう面白いの。
革命、のあとに、(笑)、と連ねる必要がなかった時代、というのがたしかにあったな、と懐かしい気分にもしてくれます。
お暇なかたは、ぜひどうぞ。
さて、もういい、いいんだ、ほんッとーにいいんだッ、と思わされてしまうのが中国で出版されてる乱歩作品ですが、とりあえず、シリーズごとにリストを掲載してゆきたいと思います。
もっとも、インターネット上の情報にもとづいて作成したリストですから、どこまで正確なものなのか、リストをつくった本人にもさっぱりわかりませんし、本のサイズ、訳者、といった重要なデータが欠落したりしていることもあり、まともな目録ではまったくありません。
とはいえ、中国語に訳された乱歩作品をすべて購入する、というのは、ちょっと勘弁してもらいたい話であって、以前、『江戸川乱歩著書目録』をつくったときには、あれはさすがに名張市の名前を背負ったお仕事でしたから、いいかげんなことはできねーな、と思い、中国の本を専門的に扱っている日本国内の本屋さんに、乱歩の本、全部くださいな、と注文して、むろんすべて自腹で購入したわけなんですけど、そんな昔があったとはいえ、いまじゃそんなこと、無理というか、やりたくないというか、知らんがなというか、とにかく望み薄だ、とお思いください。
ですから、今秋発行予定の「伊賀一筆」第一号に掲載予定の「江戸川乱歩著書目録 2002-2013」では、中国の本は遺憾ながら対象外とし、参照データとしてこのブログのリストへのリンクを掲げておく、程度のことでご勘弁いただけないものかしら、と思案しておりますわけですが、リストのほうはまあ、早ければあすにでも。
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