Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2014.06.25,Wed
きょうはまだ暗いうちから起きてました、とおっしゃるかたも少なくないかもしれません。
なんとも残念な結果でございました。山口蛍選手の出身地、わが名張市ではきょうの朝、こんな感じであったと報じられております。
▼伊賀タウン情報Y0U:220人がエール 名張市でパブリックビューイング(2014年6月25日)
朝早くから、どうもご苦労さまでございました。
ついでですから、当地のニュースをもういっちょ。
▼伊賀タウン情報Y0U:乱歩全集購入に充てて 市教委に図書券25万円 名張ロータリークラブ(2014年6月23日)
昨年春、近鉄大阪線名張駅東口に乱歩の銅像を建立する、という快挙をなしとげてくれた名張ロータリークラブのみなさんが、乱歩生誕百二十年の今年、とはいえ、乱歩生誕百二十年記念事業と銘打たれてるわけではないみたいですけど、管内の小学校と中学校に乱歩全集をそろえるための図書券を寄付する、という事業を展開してくださいました。
とくにこれといった工夫やアイデアはなく、というか、なにかを考えたという形跡をいっさい残すことなく、ただただお金をばらまいてけりをつけただけ、みたいな印象は否みがたいっすね。
最後は金目でしょ、みたいな。
ま、どうでもいいっすけど。
しかし、こうなると、乱歩生誕地における乱歩生誕百二十年記念事業は、もしかしたらもしかして、わずかふたつにしぼられてしまったりするのかな。
ひとつは、10月5日に名張公民館が主催してくれる私の講演会「乱歩と名張」。
もうひとつは、『奇譚』の抄録に『江戸川乱歩著書目録』の増補、さらに私の漫才と手記のおまけまでついた「伊賀一筆」第一号。
このふたつだけ、ということになるのかしら。
とはいえ、きのうあたりから「伊賀一筆」用の手記「新・僕の図書館戦争」を書いてるんですけど、漫才「続・僕の図書館戦争」とは比べものにならないくらい殺気立ってきて、ちょっと困ったな、と思ってるところです。
漫才だったら、まあこんな感じ。
これは昨秋発行された「伊賀百筆」第二十三号用に書き、結局ボツにした原稿なんですけど、漫才ですから笑いというものがいわゆるオブラートの役目を果たしてくれて、というか、オブラートに包む、という表現がいまでも通用するのかどうか、ちょっと不安な気もいたしますが、ともあれ初代館長さんの人物像を春風のごときタッチで描き出すことに成功しております。
とくにお経のあたり、初代館長さんをご存じのかたの耳もとには初代館長さんの口跡が鮮やかに立ちあがってくるはずで、これはまちがいなく芸の力というやつです。
ですから、ふつうの文章として書いたらとても公表なんてできないな、みたいなことも、漫才にすればふわふわにこにこいくらでも公開できちゃいます。
「こんにちはッ。県民に腐れきんたまを押しつける男ッ。三重県知事の鈴木えーけーでございますッ。えーけーえーけー僕えーけー。けつのまわりはくそだらけー。わはわはわはわはー」
「こんにちはッ。手前ども伊賀南部環境衛生組合ののーたりん一同は三重県知事さんの腐れきんたまを地域住民のみなさんおひとりおひとりのお顔にねたねたねたねたにちゃにちゃにちゃにちゃにじくらさしていただかさしてくれやさしてもらわさしてよいやさのよいやさッ」
ね。
なんぼでも書けるの。
で、だれからも喜ばれるの。
ところが、漫才形式というオブラートが消滅してしまったら、あとにむきだしで残るのは名張市立図書館や名張市にたいする殺意に近いほどの悪感情にほかならず、そんなもの書いて発表してごらんなさいあーた。
暴動が起きる、とか、自殺者が出る、とか、そんなとこまで行っちゃうんじゃねーの? と思われてなりません。
とはいえ、きょうもきょうとて午前中、「伊賀一筆」はほんとに楽しみにしてまーす、といったお電話をくださったかたがあり、うーむ、ここらで一発、ふんどし締め直さなくっちゃな、と決意を新たにした次第ではありましたが。
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