Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2014.06.13,Fri
支那は不思議の国あるよぽこぺん、みたいなことを乱歩も『奇譚』に書いてますけど、といった感じで中国ネタに移行しようと考えてたんですけど、路線を修正して米国ネタをつづけます。
先日、『江戸川乱歩著書目録』を増補するべく英語圏の書籍をネット上でチェックしていたときのことですが、アンソロジーの電子書籍を買ったことがあったっけ、と思い出しました。この本です。
▼Amazon.co.jp:Noir Nation: International Journal of Crime Fiction No. 2 [Kindle版]
乱歩の「断崖」が収録されてますから、『江戸川乱歩著書目録』を増補するのであればこれも当然カバーしとかなきゃ、と思ったんですけど、どうやら電子書籍が出ているだけで、紙の本は出版されてないみたいです。
電子書籍を追っかけるのは大変ですから、少なくとも「伊賀一筆」第一号における『江戸川乱歩著書目録』の増補では、電子書籍はすべて無視するという方針を立てておりますゆえ、そのあたりのことはまあいいんですけど、この『Noir Nation: International Journal of Crime Fiction No. 2』のことを確認するにあたって、まずこのブログ内を検索し、このエントリにたどりつきました。
▼2012年12月9日:こんな尻ぬぐいも承っております
一年半前のエントリですけど、またお叱りを頂戴しました、みたいなことが書いてありました。
昨秋発行された「伊賀百筆」第二十三号にも記しましたけど、私は乱歩のことで、というか、名張市ないしは名張市立図書館のことで、全国の乱歩ファンのみなさんからおんどれやあほんだらこらと叱られることがときどきあって、この一昨年12月のエントリでも、名張市立図書館のことで叱られたからメールでお詫びする羽目になたあるよぽこぺん、みたいなことをぼやいております。
しかしまあ、考えてみれば、乱歩ファンのかたからお叱りを頂戴したのはあれが最後であった、よかったよかった、と「こんな尻ぬぐいも承っております」を読んで思い返した次第ですが、その後のことを記しておきますと、昨年4月、この乱歩ファンのかたが名張までおいでくださって、そのときの大宴会の席上、苦笑まじりに教えてくださったところによると、「こんな尻ぬぐいも承っております」というエントリを掲載した翌日の日付で、名張市立図書館から郵便物が届いたそうです。
しゃーねーなーまったく。
名張市の職員のみなさんってのは、手前どもはなにも考えさせていただかないことにさせていただいており、また、できるだけ働かさせていただかないようにさせていただいておるところではございますが、自己保身だけには全身全霊で全力投球をさせていたただく所存でございますので、なにとぞよろしくお願い申しあげます、とかそんなことでいいと思ってんのかよ。
いやいや、こんなこと書いたってご閲覧の諸兄姉にはなんのことやらさっぱりおわかりにならないでしょうけど、ともあれ一件落着、ということになりました。
それで、なんの話かというと、大宴会の話なんですけど、乱歩生誕百二十年の年くらい、生誕地の当地で記念の大宴会が開けぬものか、とは思うけど、記念事業がなにもないんだから、それにあわせて大宴会を開く、なんてことはできない、ということは先日も記しました。
▼2014年5月24日:乱歩生誕百二十年記念大宴会という夢物語
乱歩生誕百二十年だからといって、お金はないけど知恵もない、でおなじみの名張市はなにもしませんし、乱歩蔵びらきの会あたりもなにを考えておるのか、なにも考えておらぬのか、ようわかりません。
ただ、先日、現時点では名張市内でただひとつの乱歩生誕百二十年記念事業として、名張公民館主催の講演会の日程が決定した、ということはお知らせしましたものの、私の講演なんてわざわざお運びをいただくようなものではとてもありませんから、さてどうしたものか、と思案投げ首。
しかし、名張市内ではこの先、来年も、再来年も、さらにその先もずーっと、乱歩にちなんだイベントが開催されることはもうないでしょうから、そしたらやっぱり、年内に当地で最後の大宴会を開いておくべきではないか、とも思われます。
それで考えたんですけど、名張公民館主催の乱歩生誕百二十年記念講演会は10月5日の日曜に開催されますので、その前日あたりになにかイベントをでっちあげ、その夜に大宴会を催して、ついでだから行っとくか、とおっしゃるかたには翌日の講演会をご聴講いただく、ということにできないだろうか。
もしもできるとしたら、講演会前日のイベントはなにがいいか。
というので、ふと思いついたのが、これでございます。
乱歩生誕120年記念 名張まちなか廃墟ツアー
乱歩の生まれた名張のまちは、いまやさびれきって廃墟マニア垂涎の的ではないか、といったことは過去にも記しました。▼2013年11月15日:ポーまで行かせて
で、先日、名張市のおとなり伊賀市に行って、夏本番を思わせる驟雨に見舞われた日のことですけど、自動車で伊賀市役所の前を通過しましたところ、同乗していた親戚の女の子が、あの古くて薄汚れた伊賀市役所をながめつつ、
「廃墟ツアーにぴったり」
と感嘆の声をあげておりましたので、なるほど、名張のまちでも廃墟ツアーならできるのではないか、とぼんやり思いあたり、それを乱歩生誕百二十年にからませてみたら、こんなことになったという寸法です。
乱歩生誕120年記念 名張まちなか廃墟ツアー
いかがなものでごぜーやしょうか。PR
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