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Posted by 中 相作 - 2014.04.15,Tue
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神戸新聞NEXT
 平成26・2014年4月12日 神戸新聞社

横尾忠則現代美術館で展覧会 少年時代の「夢」94点
 堀井正純、武藤邦生、三浦拓也(撮影)
 Home > 兵庫県内 > 文化 > 記事

2014/4/12 18:31

横尾忠則現代美術館で展覧会 少年時代の「夢」94点






横尾忠則さんの少年時代の夢を描いた作品が並ぶ「横尾探検隊」=横尾忠則現代美術館(撮影・三浦拓也)

 幼少期の体験が色濃く反映された、美術家横尾忠則さん(77)=兵庫県西脇市出身=の作品に焦点を当てた「横尾探検隊」(神戸新聞社主催)が12日、神戸市灘区、横尾忠則現代美術館で始まった。「探検」をキーワードにした油彩画や挿絵の原画、資料など94点を展示する。(堀井正純、武藤邦生)

 横尾さんは少年時代、山川惣治の絵物語「少年王者」など、海や密林を舞台にした冒険物語や、江戸川乱歩の探偵小説を愛読。地元映画館で見たターザン映画にも熱狂した。

 「美の盗賊」など謎めいた雰囲気の横尾作品には、乱歩小説の少年探偵団や怪人二十面相がたびたび登場する。未知の世界への憧れや冒険心は、洞窟や地底を舞台にした幻想的な絵画に投影。ターザンの雄たけびをパロディーにしたポスターなども出品されている。

 この日の開会式には、関係者ら約120人が出席した。蓑豊館長は「横尾さんの作品には、少年時代の思い出が詰まっている。子どものころを思い出して鑑賞してほしい」とあいさつ。横尾さんは体調が優れず欠席し、「私の少年時代の夢を描いた、冒険と探検がテーマです」とコメントを寄せた。

 鑑賞した神戸市立上野中美術部2年の女子生徒(13)は「ターザンの絵が印象的。見ていて気分が高揚した」と話した。

 6月29日まで。5月5日を除く月曜と同7日休館。一般500円。同館TEL078・855・5607
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