Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2014.04.01,Tue
こんにちはッ。
売り家と唐様で書く三代目ッ。衆議院議員の川崎二郎でございますッ。
飛びますッ。
飛びますッ。
とか書いてたら、川崎二郎後援会のひとから叱られたりするのかしら。
少なくとも、こんなこと漫才に書いてた日には、とても「伊賀百筆」には載せてもらえないであろうな。
それにしても、川崎二郎先生は、いまもなお、かなり本気で、名張市のことを怒っていらっしゃるらしい、ということが、名張市の市制施行六十周年記念式典における先生の祝辞でよくわかった、という話のつづきですけど、これは私ほどの洞察力をもちあわせていない人間にはわかりようのないことであり、しかも、先日の記念式典の出席者は、私のみるところ、だいたいにおいて洞察力皆無のみなさんであったから、式典出席者のかたはこのエントリをお読みになって奇異の念を抱かれるかもしれない。
しかし、まんずまんず、私の洞察力を信頼していただくことにして、さらに話を進めますと、二郎先生は開口一番、きょうは津市の市長さんもおみえだ、伊賀市の市長さんもおみえだ、とおっしゃって、なぜか市町村合併の話題にお入りになった。
津市も伊賀市もちゃんと合併したのに、名張市のおまえらと来たらいったいどうよ、みたいなニュアンスが言外に濃厚に漂い、そのあとも先生は、あなたがた、であったか、あなたたち、であったか、とにかく二人称複数の代名詞で名張市民を表現していらっしゃいました。
つまり、二郎先生にとって名張市民は、合併を推進し実施した we の一員ではなく、一線を画して隔たっている you にすぎない、ということであり、we の一員になりたいのであれば伊賀市に合併することだ、という二郎先生の怒りに満ちた言外の主張は、私のような洞察力に恵まれた人間にはもうびんびんびんびんと伝わってきましたぜ。
私は、乱歩から「『本陣殺人事件』を読む」の原稿を送りつけられた横溝正史みたいに、二郎先生からナイフを送りつけられたような気がして、ぎくりとしました、というのはうそですけど、一般的な名張市民は夢にも考えていないであろう伊賀市への合併が、二郎先生の頭のなかでは現実味を帯びた既定路線として動きはじめているらしいことを知り、いささか愕然といたしました。
しかも、記念式典終了後、某報道関係者のかたからお聞きしたところでは、伊賀市の市長さんも祝辞を述べる機会があれば合併に言及するつもりでいらっしゃった、とのことで、名張市との合併は伊賀市にとって市庁舎の移転を正当化するための切り札のひとつだ、という事情はあるにせよ、いつのまにか名張市民のあずかり知らぬところで名張市に合併を迫る外圧が強まっているのではないか、と思わざるをえませんでした。
換言すれば、外部の眼には、名張市はもう長くないみたいだな、と映っている、ということでしょう。
たしかに、おととい開幕した名張市長選挙の低調ぶりは、名張市が自治体としてもう長くない、という事実を如実に示すものかもしれません。
ほんと、ある時期までは、現職が四期目をめざして出馬する意向を明らかにしても、対抗馬が出なくてあわや無投票、みたいな感じだったわけです。
ふつうなら、多選阻止だけでも、きょうびのことばでいえばワンイシューとして通用するはずなんですけど、もしかしたらいまやもう、名張市の市長になりたいなと思うような人間がいなくなった、名張市はもはや政治を志す人間が夢を結べる場ではなくなった、といったことになっておるのか、と思っていたところへ、先日もお伝えしましたとおり、名張市議会随一の武闘派の先生が、議員バッジをかなぐり捨てて立候補を表明してくださったわけです。
▼伊賀タウン情報YOU:名張市長選挙 候補者の横顔(2014年4月1日)
とはいえ、争点と呼べるものはなにひとつ存在せず、有権者の関心はもとより低く、選挙戦は盛りあがりを欠いたまま、というのが実情で、そりゃまあ、いたしかたのないところではあろうな、なにしろ、外部の眼には、もう長くない、合併しなくちゃ立ち行かない、と映ってるらしいんだからな、と納得されたりもいたしますが、かりに川崎二郎先生のおことばどおり、名張市が伊賀市に合併されるなんてことになった場合、名張市立図書館は伊賀市立名張図書館ということになるはずで、伊賀市立図書館の本館がTSUTAYA化するかどうかはべつにしても、名張市立図書館の乱歩関連資料はもう完全にアウト、ということになってしまうのではないか。
むろん、いまでももう、じゅうぶんすぎるくらいアウトではあるわけで、名張市立図書館は乱歩関連資料の収集なんてとてもできない、ということは一部の乱歩関係者のみなさんのあいだでは周知の事実となってるんですけど、集めた資料と貰った資料をどうするのか、という一点について市長責任を問いただす、なんてことやって一巻の終わり、ということで済ませるべきではないのかもしれんなあ。
いやー、悩ましいことだなや。
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