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Posted by 中 相作 - 2014.03.15,Sat
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 平成26・2014年3月13日 産経新聞社、産経デジタル

愛之助、オネエの黒崎から硬派の名探偵・神津恭介へ
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愛之助、オネエの黒崎から硬派の名探偵・神津恭介へ

2014.3.13 13:00 (1/2ページ)



(右から)宇梶剛士、藤井隆、水野真紀が見守るなか、見得を切る!?感じの片岡愛之助(左)。

 歌舞伎役者を現代劇のドラマに起用する-。過去に松本幸四郎が「王様のレストラン」に主演して大成功をおさめたが、昨年は片岡愛之助(42)が「半沢直樹」に出演して大ブレーク。金融庁検査局主任検査官の黒崎駿一をオネエ口調で“怪演”して強烈なインパクトを視聴者に与えた。

 その愛之助が14日放送のフジテレビ系金曜プレステージ「名探偵 神津恭介~影なき女~」(後9・0)でドラマ初主演を果たす。江戸川乱歩の“明智小五郎”、横溝正史の“金田一耕助”と並ぶ高木彬光の“神津(かみづ)恭介”を演じ、3億円のダイヤを巡って起きた密室殺人事件の解明に挑む。

 劇中はスーツ姿でビシッときめ、書斎で考え込むシーンなどは、やはり絵になる。滑舌がよく、安心して見ていられるのは言うまでもない。神津がテレビ出演して、カメラ目線で「人間は間違いを犯す動物」と犯罪について語る場面は圧巻だ。

 一方、神津の知り合いで推理作家役の藤井隆、保険調査員役の水野真紀とのコンビネーションも絶妙。神津がトレーニングジムで鍛える姿も見られ、これは愛之助ファンにとってはちょっとうれしいかも。

愛之助、オネエの黒崎から硬派の名探偵・神津恭介へ

2014.3.13 13:00 (2/2ページ)

 そして、見ている最中に「何を隠そうとしているの~?」「恨まないでねえ~」など、「半沢-」でのせりふ回しが一瞬頭をよぎり、ニンマリしてしまうこともあった。愛之助のブレーク。役者たちがよく使う「役に恵まれた」とはこういうことなのだろう。

 犯罪心理学の教授を本職としながら、警察から難事件解決のために助けを求められると、緻密な推理のもと大胆に解決に導く「神津恭介」というもう一つの「役に恵まれた」愛之助は「とてもスマートなイメージ。こんなにも警察に信頼されている探偵というのもまた面白い。長年の神津ファンの皆さまのご期待に添えるよう精一杯務めます」と話している。
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