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Posted by 中 相作 - 2014.02.20,Thu
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ZAKZAK
 平成26・2014年2月16日 産経デジタル

三上延さん「逃避や見つめ直すのに『物語』は絶対に必要」
 大谷順
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三上延さん「逃避や見つめ直すのに『物語』は絶対に必要」

★三上延さん『ビブリア古書堂の事件手帖5~栞子さんと繋がりの時~』KADOKAWA599円

2014.02.16

連載:ブック



三上延さん

 累計500万部超、剛力彩芽主演でテレビドラマにもなった人気シリーズの新刊。清楚な美人なのに恋愛はオクテ、本さえあればシアワセというヒロイン「栞子(しおりこ)さん」にオジサンも萌え!だぁ。 (文・写真 大谷順)

 --古書店主が若くキレイな女性(栞子さん)とのギャップが面白いです

 「古書店を小説の舞台に決めたとき、面白く読んでもらうにはどうしたらいいのか悩みました。たどりついたのが、誰にとっても魅力的な『年上のお姉さん』のイメージ。キャラクター設定には随分気をつかいましたね」

 --栞子さんには作者自身も投影されている?

 「ボクも小さいときから本が大好き。人と話すのが苦手なところも、栞子さんに、ちょっと似ているかな。もちろん、彼女ほどボクは、古書に詳しくありませんけどね」

 --でも取り上げる作品は相当幅広い。古書業界の裏事情もよく分かります

 「作品について調べる作業が大変なんですよ。ネットを使ったり、資料を取り寄せたり、文学館へ行ったり、専門家に尋ねたり…あらゆる手段を駆使しますが(取り上げる作品を)決めるまでに1、2カ月かかることも珍しくない。あまりに大変なので、このシリーズもあと2、3巻が限界かもしれません(苦笑)」

 --実際に古書店で3年間バイトしていたとか

 「古書の世界は『奥深い』ですからね。何となく、価値のあるなし、ぐらいは分かるようになったのですが、専門的なところまでは、とてもとても。まぁ古書の世界の入り口をのぞいた程度でしょうか」

 --このシリーズを読んで本が好きになる若い読者も多く、取り上げた作品をまとめた本も出ました

 「うれしいですね。昔、読んだ小説を、改めて読み直してみようという人もいるようです。取り上げる作品は、ボクが幼いころに“何らかのとっかかり”があったものが多いですが、できるだけ、万人が楽しみやすいような作品を選ぶようにしています」

 --子供のころはどんな本を?

 「江戸川乱歩の少年探偵団シリーズなどはよく読んでましたね。乱歩の大人向けの作品(『人間椅子』など)も読みましたが、あまりにテイストが違うので驚きました。マンガも大好き。(今回取り上げた手塚治虫の)『ブラック・ジャック』は、5、6歳から読んでいたかな」

 --「活字離れ」についてはどう考えますか

 「『紙のメディア』がだんだんと衰退していったり、形は変わってゆくかもしれませんが、『物語』を求めるという気持ちはこれからもなくならないと思います。ただ『少子化』は心配ですよ。新しい人たちが入ってこないと、活性化されませんからね」

 --『物語』の効用とは?

 「現実というものは“ままならないこと”が多いでしょ。そこから逃避したり、改めて見つめ直したり、角度を変えてみたりするために、『物語』は絶対に必要なんですよ」

 ■あらすじ 北鎌倉の古書店を舞台に、本にかけては並はずれた知識を持つ若き女性店主・栞子さんが作品にまつわるナゾを解いてゆくミステリー。5巻では寺山修司『われに五月を』、手塚治虫『ブラック・ジャック』などを取り上げる。バイト店員・五浦(ごうら)との恋の行方や、母親の失踪のナゾ、不気味な宿敵の気配も再び…。

 ■三上延(みかみ・えん) 1971年、横浜市生まれ。武蔵大人文学部卒。古書店のアルバイトなどを経て、2002年、『ダーク・バイオレッツ』で作家デビュー。ホラーからファンタジーまで、幅広いジャンルで活躍中。『ビブリア古書堂…』シリーズは5巻まで発刊。テレビドラマのほか、漫画化もされている。



三上延(著)『ビブリア古書堂の事件手帖5~栞子さんと繋がりの時~』(KADOKAWA、599円)
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