Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2013.12.17,Tue
未明からひきつづく年末進行の合間を縫い、いったいなんなんだろうなこれは、てゆーか、大丈夫かよ、のつづきです。
▼大阪国際大学:「明智小五郎登場90年記念 守口と江戸川乱歩」(2013年12月16日)リリースは拡散されてかくのごとし。
▼SankeiBiz:企画展「明智小五郎登場90年記念-守口と江戸川乱歩」開催のご案内(2013年12月16日)
▼CNET Japan:企画展「明智小五郎登場90年記念―守口と江戸川乱歩」開催のご案内(2013年12月16日)
▼Digital PR Platform:企画展「明智小五郎登場90年記念―守口と江戸川乱歩」開催のご案内(2013年12月16日)
それでまあ、大阪国際大学のリリースによれば、「2014年1月は1924年に雑誌『新青年』で「D坂の殺人事件」が発表されてから90年にあたります」というわけなんですけど、「D坂の殺人事件」が発表されたのは大正14年1月10日発行の「新青年」新春増刊号であって、大正14年ってのは、西暦でいえば1925年なのよね。
▼名張人外境:江戸川乱歩執筆年譜 > 大正14年●1925
ですからまあ、まことに申しあげにくいことではあるんですけど、「D坂の殺人事件」の発表は1925年1月ですから、それから九十年というと、2015年1月、つまり来年じゃなくて再来年の1月ということになります。
とはいえ、実際には、「D坂の殺人事件」が執筆されたのも、それを掲載した「新青年」新春増刊号が発売されたのも、いずれも大正13年、すなわち1924年のことですから、それを根拠に2014年は明智小五郎登場九十年の年なのだ、これでいいのだ、と強弁できぬわけでもありませんけど、「2014年1月は1924年に雑誌『新青年』で「D坂の殺人事件」が発表されてから90年にあたります」とかやっちゃったから、それもきついか。
だったら、「明智小五郎登場90年記念」じゃなくて、そのプレイベント、とでも銘打つしかないのではないかしら。
ともあれ、大阪国際大学と大阪国際学園地域連携室はがんばってください。
後援の守口市と守口市教育委員会も、どうぞがんばってください。
それにひきかえ、乱歩生誕百二十年の来年、乱歩生誕地の名張市はなにかがんばるのかよおい。
乱歩関連資料の収集では他の追随を許さない名張市立図書館は、たまにゃちっとはがんばってみてくんねーかよおい。
いやいや、やっぱ無理だろーなおい。
とかあほなこといってないで、ここらでそそくさと年末進行に戻ることにいたします。
ちなみに、本日の年末進行のおともは、「江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間」の翌年に公開された石井輝男監督の怪作、いやまあ、あのひとの場合はほとんどが怪作なんですけど、「怪談昇り竜」となっております。
よろしかったらごいっしょにどうぞ。
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