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Posted by 中 相作 - 2013.10.26,Sat
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平成25・2013年10月25日 朝日新聞社
「ポケミス」全1775点を一堂に展示 創刊60周年企画
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平成25・2013年10月25日 朝日新聞社
「ポケミス」全1775点を一堂に展示 創刊60周年企画
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「ポケミス」全1775点を一堂に展示 創刊60周年企画
[掲載]2013年10月25日
日本人作家の幻の作品
一番厚い『死の笑話集』と編集者の川村さん
1775点の展示
会場で販売されている書籍
著者:ジョナサン・ホルト、奥村章子 出版社:早川書房 価格:¥ 1,890
「ポケミス」の愛称で知られる早川書房の「ハヤカワ・ミステリ」が創刊60年を迎えた。1953年の創刊からこの9月までに刊行された全1775点をすべて集めた展示会が10月26(土)~31(木)日に、東京・神田の早川書房本社ビルで開催される。創刊から変わらぬ独自の判型がずらりと並ぶ様は、60年の歴史とリアル本の存在感を再認識させる。入場無料。
ポケミスはこれまで1776タイトル、累計発行部数は1923万1774部を数える。007シリーズから、近年人気の北欧ミステリーや『解錠師』『二流小説家』まで既刊本を横に並べると、東京~大阪間2往復にあたる。このうち260点が、現在流通経由で販売されている。
創刊号の『大いなる殺人』は1号ではなく、なぜか101号から始まる。当時の監修者・江戸川乱歩が古典ミステリーの傑作100編を刊行する予定だったのが立ち消えになってしまったからともいわれるが、ポケミスを担当する・川村均第一編集部係長は「それもよくわからないんですよ」。
翻訳ミステリー専門の叢書でありながら日本人作家の作品が数編あったり、怪奇小説や伝記が混じっているのも「ミステリー」だ。だが、その幅の広さが「世界最高最大のミステリ・シリーズ」というキャッチフレーズを生んだ。「一番厚い本をつくってやろう」という川村さんの遊び心で生まれたのが『死の笑話集』(654ページ)で、2004年からその記録は破られていない。会場には「最も長いタイトル」や「ポケミスから出ていそうで出ていない作家」などのトリビアも隠されている。
これまでで刊行点数の多い作家は、アメリカのE・S・ガードナーの101点、累計161万2800部(A・A・フェア名義は含まず)、累計最多部数は『サンダーボール作戦』(イァン・フレミング)の20万4000部。一方で初版で終わったタイトルもある。長らく表紙挿絵を担当した勝呂忠氏の死去の後、2010年からデザイナーの水戸部功氏に変わった装幀の変化もおもしろい。
当初書店やギャラリーでの展示を予定していたが、あまりに冊数が多くて適切な場所が見つからず、自社の会議室での開催となった。展示本は同社の保存本で、流通倉庫から4日がかりで探し出したという。
いずれも貴重本のため手に触れることはできないが、立ち読みコーナーの本は自由に読むことができる。『完璧な絵画』『第四の扉』『神学校の死』『編集者を殺せ』『天外消失』の5点は、水戸部氏の装幀でリニューアルされて、60周年を記念した『カルニヴィア1 禁忌』や「ハヤカワミステリマガジン」ポケミス60周年記念特大号とともに、会場でも販売されている。
展示会は早川書房本社ビル2階(東京都千代田区神田多町2-2)で。13~20時(土日は10~18時)
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