Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2013.09.18,Wed
台風十八号の影響、いかがでしたか。
拙宅あたりにはほとんど被害が出なかったのですが、「伊賀百筆」でおなじみの伊賀市では、こんなあんばいだったそうです。
▼伊賀タウン情報YOU:避難勧告が解除 浸水被害も 伊賀市(2013年9月16日)
▼伊勢新聞:伊賀、国道422号が崩壊 復旧見直し立たず(2013年9月17日)
思いのほかの被害で、ちょっとびっくりいたしました。
全国各地で被害に遭われたみなさんにお見舞いを申しあげます。
さて、台風一過、と簡単に話柄を転じるのも恐縮ですが、小ネタをいささか。
乱歩の奥さんの名前は、隆なんですか、隆子なんですか、と尋ねられることがたまにあって、さあどうでっしゃろ、というしかなかったんですけど、先日もご紹介した文春文庫の8月の新刊、鹿島茂さんの『渋沢栄一』を読んでたら、こんなくだりがありました。
「渋沢栄一の最初の妻である千代(当時の習慣で独身時代は千代、結婚後は千代子。便宜上、千代と表記)は」
そんな習慣があったとは、この齢になるまでまったく知りませんでした。
というか、ほんとにあったのか、という気もしますけど、まあ、知識としておつむに入れときたいと思います。
つづきまして、ハワイ大学からこんな本が出たそうです。
▼Amazon.co.jp:Three-Dimensional Reading: Stories of Time and Space in Japanese Modernist Fiction, 1911-1932 [ペーパーバック]
「なか見!検索」で中身を閲覧できますけど、当然入っているべき、と思われる乱歩作品がオミットされとるのはどうしたことか。
宇野浩二の「屋根裏の法学士」が入っとるのやったら、乱歩の「屋根裏の散歩者」が採られとってもいいと思うんですけど。
乱歩の名前で全文検索してみたところ、解説らしき文章では「The Wanderer in the Attic」にも言及されてるんですけど、まあ、お暇でしたら「なか見!検索」をどうぞ。
みるみるうちに眼が痛くなってきますけど。
つづきまして、乱歩の名前で検索したら、こんなのがひっかかってきました。
▼ヤフオク!:乱歩文献データブック●平井隆太郎・中島河太郎●名張市立図書館
現在の価格一万二千円、入札件数ゼロ、とのことです。
いろいろすげーなおい。
名張市立図書館がふつうの図書館なら、乱歩生誕百二十年にあわせて『乱歩文献データブック』の増補改訂版を出そうかな、とか考えてもいいとこなんですけど、そんなのは逆立ちしたって無理ですから。
本のかたちでは無理でも、せめてネット上で、とか期待してもとても無理ですから、ということは、ご閲覧諸兄姉もようようご存知のところですけど、しかしなあ、『乱歩文献データブック』の増補改訂版はやっぱり必要だろうな。
しかし、名張市立図書館には、『江戸川乱歩著書目録』を増補するスキルさえないんだからなあ。
なーにやってんだばーか。
怒るでしかし。
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