竹吉さん「一生書き続ける」乱歩賞贈呈式で笑顔

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　平成25・2013年9月7日　茨城新聞社

竹吉さん「一生書き続ける」乱歩賞贈呈式で笑顔
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2013年9月7日(土)

竹吉さん「一生書き続ける」乱歩賞贈呈式で笑顔

都内



【写真説明】「第59回江戸川乱歩賞」贈呈式で、記念品を贈られた竹吉優輔さん(右)=東京・内幸町

ミステリー作家の登竜門「第59回江戸川乱歩賞」(日本推理作家協会主催)の贈呈式が6日、都内で開かれ、「襲名犯」(応募時タイトル「ブージャム狩り」)で受賞した取手市在住の図書館職員、竹吉優輔さん(32)に記念品と賞金1千万円が贈られた。

贈呈式は東京・内幸町の帝国ホテルで開かれ、竹吉さんは「常に研さんを積み、『乱歩賞に竹吉あり』と言われる作家になりたい。1人でも多くの人に面白いと思われる作品を書いて書いて、一生書き続けたい」と喜びを語った。

選考委員を務めた作家の東野圭吾さんは、「乱歩賞の壁というものがあり、(竹吉さんは)もっと鍛えればそれを乗り越えられる作家になれる。そういう期待を込めて選びました」とエールを送った。

受賞作は、本県を舞台に繰り広げられる連続猟奇殺人をテーマとしたミステリー。竹吉さんは取手市出身。二松学舎大文学部を卒業し、東洋大大学院文学研究科修了。現在は牛久市立図書館に司書として勤務している。

同賞は、江戸川乱歩の寄付をもとに1955年に始まり、本年度は397点の応募があった。