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Posted by 中 相作 - 2013.09.10,Tue
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平成25・2013年9月6日 朝日新聞社
不条理に立ち向かう姿描く 江戸川乱歩賞・竹吉優輔さん
中村真理子
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不条理に立ち向かう姿描く 江戸川乱歩賞・竹吉優輔さん
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不条理に立ち向かう姿描く 江戸川乱歩賞・竹吉優輔さん
[文]中村真理子 [掲載]2013年09月06日
江戸川乱歩賞を受賞した竹吉優輔さん
著者:竹吉優輔 出版社:講談社 価格:¥ 1,575
■「襲名犯」で江戸川乱歩賞・竹吉優輔さん(32)
ミステリーの新人賞、江戸川乱歩賞を受けた。受賞作『襲名犯』(講談社)は主人公が図書館司書だ。自身も茨城県の牛久市立中央図書館で司書として働きながら、小説を書いている。受賞後、館内に「竹吉司書のオススメ本」というコーナーができた。
穏やかな語り口とは裏腹に、小説のテーマは連続猟奇殺人だ。6人を殺害した男は、ルイス・キャロル『スナーク狩り』の怪物に重ねて「殺人鬼ブージャム」と呼ばれた。男は逮捕され、14年後に死刑が執行される。それは第2のブージャム事件の始まり。図書館の返却ポストに小指が投げ込まれ、主人公の司書も事件に巻き込まれてゆく。
乱歩賞の応募は3度目。「知り尽くしている世界を書こう」と図書館を舞台にした。利用者の依頼でデータベースから資料を探す「レファレンス」というサービスが、事件の謎を深める。「研修で学んだときに、これは面白い、使えるなあと思って」。とはいえ図書館は個人情報の固まりだ。「経験そのままを書けば司書として失格。クレーム電話一つとっても、自分の体験ではなく想像でどれだけリアルを出せるか」。図書館は老若男女が集う場所。「いろんな方と話す機会がある。表情や言葉が私の中にしみこんでいる」
創作の根底に「不条理にあらがい、立ち向かう人間の姿を描きたい」という思いがある。学生時代、父が5年の闘病の後に亡くなった。自分も家族も、希望を持っては打ち砕かれ、ショックで倒れそうになっても無理やり笑おうとした。「打ち砕かれたままでは生きていけない。踏みにじられ、立ち上がる。らせんのように繰り返しているのが人間だと思う」
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