Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2013.09.04,Wed
台風十七号は温帯低気圧に変わったそうですけど、前線の影響はいかがでしょうか。
当地では本日お昼すぎに大雨洪水警報が出され、いまも解除されていないようではありますが、拙宅のあるあたりはすでに雨雲から抜け出し、戸外には虫の音のすだく静穏が戻ってまいりました。
さて、こんなんあったけど、これなに? とお知らせをいただきました。
このツイートですけど。
乱歩関連資料は整理進んでないって話だし、悪書追放運動には沈黙だし、本は盗まれ放題だしでどうなってんだ名張の図書館 それに山の上にあるから歩いて行くと疲れるんだよバーカ!
— S型346 (@346s) September 3, 2013
たぶん名張市民のかたのツイートか、とも思われるのですが、可能な範囲内でお答えしたいと思います。
まず、「本は盗まれ放題だし」というのは、このニュースが典拠だと思われます。
▼YOMIURI ONLINE:図書館から持ち出し、手芸・料理本が1位…次は(2013年9月3日)
きのうの読売新聞伊賀版に掲載された記事ですが、ウェブ版では社会面の記事として扱われ、ちょっと検索してみたところ、たとえば京都の人文書院がこんなツイートを。
三重県名張市立図書館で、2010年4月から今年6月末 までの3年余りの間に、2000冊近い蔵書が所在不明になっていることが同図書館の調べで分かった。http://t.co/xdFTotyfGq
— 人文書院 (@jimbunshoin) September 3, 2013
これは全国の図書館が頭を抱えているはずの問題で、三年あまりで二千冊ちかくが行方不明、というのがよそに比較して突出した数字なんだかどうかはわかりませんし、以前に比べて増えているのかどうかも不明ですが、なんですかまあ、名張市だもの。
それから、「山の上にあるから歩いて行くと疲れる」とありますのは、まったくもってそのとおり。
名張市民のみならず、文学散歩とかで市外県外からやってきてくれたひとたちにも、長い坂道を登るのがとってもしんどい、と名張市立図書館は大評判です。
あんなとこに図書館つくったらそんな苦情が出るのはあたりまえなんですけど、ま、名張市だもの。
つづきまして、「悪書追放運動には沈黙」とありますのは、なんのことだか理解が届きません。
もしかしたら「はだしのゲン」に関連してのご指摘かもしれませんが、いずれにしても名張市立図書館には、あるいは名張市教育委員会にも、「はだしのゲン」についてであれ、いわゆる悪書についてであれ、図書館や教育委員会としての確固たる見解、なんてものはまったくないとお思いください。
なにを尋ねてみたところで、返ってくるのはまさに沈黙ばかり。
そりゃあなた、名張市だもの。
それから、「乱歩関連資料は整理進んでない」とありますのもまさしくそのとおりではあるんですけど、進んでない、といってしまうと、進めることになってんだけど諸般の事情で進んでない、といった印象になってしまいます。
より正確に記すならば、乱歩関連資料の整理なんて、そもそも進める気がありませんし、どうやって進めたらいいのかもわかってない、というのが名張市立図書館の真実の姿です。
あらよっと、名張市だもの。
以上、とりいそぎ記しましたが、名張市立図書館にかんするくわしいことは「伊賀百筆」の漫才で、とは思うんですけど、なんか締切が、つか、内容に問題がありすぎて掲載が危ぶまれる、つか、名張ロータリークラブのことなんか大絶讃してんだけどなあ。
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