Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2010.12.07,Tue
書籍
日本探偵小説論
野崎六助
平成22・2010年10月10日第一版第一刷 水声社
B6判 カバー 439ページ 本体4000円
初出連載:ミステリマガジン 2005年1月号ー2010年6月号
初出タイトル:夜の放浪者たち──モダン都市小説における探偵小説未満
主要関連箇所
第一章 亂歩変幻
1 泥棒にもプロレタリアにもなれず
p25ー30
2 恐ろしき分身ゲームの果てに
p31ー37
3 空の空なる空気男
p37ー44
第三章 夜の放浪者たち
1 江戸川乱歩「屋根裏の散歩者」
p95ー99
第七章 戦後探偵小説の一側面
6 江戸川乱歩『ぺてん師と空気男』
p370ー376
…………………………………………………………………………………
第一章 亂歩変幻
1 泥棒にもプロレタリアにもなれず
始めはごく初歩的に。
江戸川乱歩はなぜ江戸川乱歩であるのか。その、ワン・アンド・オンリーの秘密に迫る。つまり、たいていは知られていることか、すでにだれかによって書かれている事柄だ。初級講座からはじめていく。ただし、あまり初級すぎても値打ちがさがるから、陽の当たらなかった作品を材料にして考えていこう。
…………………………………………………………………………………
第三章 夜の放浪者たち
1 江戸川乱歩「屋根裏の散歩者」
ここから中級。種々の名前が飛び交う。
地味井平造の「煙突奇談」は一九二六年六月に『探偵趣味』に発表。この前後にいくつかの作品を順列に並べてみると、よりテーマがはっきりしてくる。
…………………………………………………………………………………
第七章 戦後探偵小説の一側面
6 江戸川乱歩『ぺてん師と空気男』
第一章で述べたように、江戸川乱歩の「空気男」は、連載四回で途絶した。初期の惨憺たる失敗作のひとつ。作者も忘れたいと願い、だれもが素通りする。だが、作者は、三十数年過ぎてからその改作を思い立つ。どういう仔細があってのことか。
…………………………………………………………………………………
blog水声社:10月の新刊『日本探偵小説論』
PR
カレンダー
開設者
中 相作:Naka Shosaku
ブログ内検索
リンク
カテゴリ
エントリ
(06/19)
(12/16)
(08/03)
(03/26)
(01/29)
(01/22)
(11/05)
(07/31)
(10/10)
(09/19)
(08/16)
(08/15)
(06/23)
(05/27)
(04/12)
(12/29)
(11/30)
(08/13)
(05/02)
(03/10)
アーカイブ
カウンター
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
Powered by "Samurai Factory"