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Nabari Ningaikyo Blog
Posted by - 2024.11.26,Tue
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Posted by 中 相作 - 2013.08.16,Fri

 お盆も終幕、京都では五山送り火がゆく夏を惜しませる日を迎えて、黄金仮面に翻弄されたお盆ももう終わろうとしております。


 さて昨日、こんなコメントを頂戴いたしました。

 2013年8月13日:『乱歩で散歩』丸ノ内編・第6回 > 無題(2013年8月15日)

 こちらもどうぞ。

 平山歯科医院日記:ぶんきょう人物伝 江戸川乱歩(2013年8月15日)

 ナビゲーター役のおねえさんがかわいいこの動画も、再度どうぞ。


 つづきまして、地域雑誌「谷中・根津・千駄木」の第七十七号、谷根千工房から2004年8月10日に発行された季刊誌ですが、特集「D坂の魔力」の一篇「一九一九年のD坂を歩く」に添えられた地図がこれです。


 地元のひとから聞き書きしてまとめられた地図ですが、乱歩が兄弟で経営した三人書房があった場所は、「パンや→川島雑貨→西尾食品→駐車場(今)」という変遷をたどったようです。

 グーグルマップのストリートビューで確認してみると、通りの南側の観潮楼、世尊院、北側の駒込高校、光源寺といったところがいまに残っているみたいですが、三人書房跡地の筋向かいには現在も三河屋酒店というのがありますから、これは地図にあった「酒 三河屋」が時代を超えて雄々しく生き残った姿だと判断されます。

 それで、結論としては、「ぶんきょう人物伝」のかわいいおねえさんが示していらっしゃる場所が、大正8年から9年にかけて三人書房があった場所だ、ということでまちがいないと思います。


 画像の右側、いままさにおじさんが自転車で通過しつつあるあたりです。

 観潮楼にフラグを立てたグーグルマップもごらんください。


 観潮楼から西に進んだ北側の「Ⓟ」、そこにかつて三人書房が存在していたはずで、南の筋向かいには三河屋さんがあります。

 さて、三人書房といえば、思い出されるのは平井通です。

 平井通といえば、思い出されるのは藍峯舎版『屋根裏の散歩者』です。

 株式会社藍峯舎:Home

 「真珠社主人 平井通」にはもちろん、もとよりアウトラインだけではありますけど、三人書房のことも書いてありますので、名にし負うふみのみやこ、文京区にお住まいの心あるみなさんにぜひとも購入をご検討いただくようお願いを申しあげつつ、検討材料のひとつとして原稿の一部をご一読いただくことにいたします。


 これは原稿でございまして、決定稿では九行目の「玉子」の前に「妹の」が入っていることをお断りしておきます。

 それでは、ゆく夏を心から惜しみつつ、拙宅にてささやかながらお盆の大宴会に突入する段取りとなっておりますので、勝手ながらこのへんで失礼したいと思います。
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