Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2013.08.10,Sat
もしかしたら死ぬかも、と思うほど暑いですけど、きのうのつづき、行きます。
▼株式会社藍峯舎:Home
藍峯舎版『屋根裏の散歩者』に収録された「真珠社主人 平井通」に引用しようと思って準備していたのに結局使用しなかった文献その二、ですけど、梶井基次郎作品のほかにはなかったんじゃね? という気がしてきましたので、急遽変更、とうに締切を過ぎてから気がついたので引用参照いっさいできなかった文献その一、とまいります。
5月17日、このエントリに「乱歩が戦後、英太郎が満州で死んだ、といったいどこに書いたのか、それがさっぱりわからないのですが」と記しました。
▼2013年5月17日:おはらいでもしでもらうが?
間髪を入れずにおふたりのかたからご教示をいただき、翌日のエントリでかくのごとく報告いたしました。
▼2013年5月18日:竹中英太郎消息二件
消息二件の二件目は、愛書家くらぶ発行所から昭和51年10月20日に発行された「愛書家手帳」第三号に掲載された長瀬宝の連載に記された消息だったのですが、そのコピーをひっぱりだしてきて、じぇじぇじぇ、という流行語を当時の私はいまだ知らなかったのですけれど、じぇじぇじぇ、とばかりたいそうびっくりしたことに、長瀬宝の連載につづいて掲載されていたのがこんなんだったではありませんか。
じぇじぇじぇじぇじぇーッ。
愛書家くらぶ発行所を主宰していた斎藤夜居が「蒼太の世界-白い夢-」というのを連載しておりました。
知らなんだ、というわけではありません。
知っていたけど忘れてた、というよくあるやつでした。
この「愛書家手帳」、限定三百五十部の発行で、かりに締切までに第三号の「蒼太の世界-白い夢-」を思い出していたにしても、連載をすべて入手するのは至難、というか不可能だったはずですし、しかも書いてるのが斎藤夜居なんだもんなあ。
▼2013年7月18日:斎藤夜居は大丈夫?
この「蒼太の世界-白い夢-」第三回でも、スキャン画像でお読みいただいたとおり、平井通の正体がわからない、と途方に暮れたようなことがつづられていますから、全文を通読したとしてもあまり役には立たず、おそらくはおおいに眉に唾してかかる必要があったのではないかとも思われます。
もちろん、この文献にたどりつけなかったリサーチ能力の不足はおおいに反省しなければならんな、とは肝に銘じた次第であったのですが、とにかく以上、とうに締切を過ぎてから気がついたので引用参照いっさいできなかった文献その一、でした。
ちなみに、スキャンしたページの次のページで語られるのは、斎藤夜居の知り合いのお膳立てにより、平井通がにせ医者に化けて妙齢の無毛女性を診察することになって、といったゆくたてなのですが、その話をもちかけられた通はたちまち顔面を紅潮させ、
「お頼みいたします。お願いいたします。どんなことをしてでも、必ず、立派にお役目を果たして見せます」
と手や口がぶるぶる震えるほど興奮して答えた、とのことなんですけど、こうなりますともう、どうなと好きにしなはれ、といってやるしかないのではないかしら。
それでは残暑の候、くれぐれも御身ご大切に。
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