忍者ブログ
Nabari Ningaikyo Blog
Posted by - 2024.11.25,Mon
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

Posted by 中 相作 - 2013.07.24,Wed

 えー、まだです。


 藍峯舎版『屋根裏の散歩者』、刊行はまだのようです。

 そのかわり、と申しあげてはなんですけど、というか、かわり、とかいってたらお叱りを受けてしまいますけど、国書刊行会からこんな豪華本が出ました。

 国書刊行会:薔薇の鉄索

 村上芳正さんと乱歩にはほとんど接点がないんですけど、まったくないというわけでもないみたいですから、とりあえず一部、注文いたしました。

 まだ現物は届いてないんですけど、高価な豪華本をみることもさわることも頬ずりすることもなしに買う人間がいるのかしら、と思った昔もありましたものの、というのはつまり藍峯舎の第一弾が出たときのことですけど、案外あっさり買ってしまうもんだな、と思い知りました。

 どちらさまも、あっさりどうぞ。

 株式会社藍峯舎:Home

 村上芳正さんの作品展は、こちらで絶賛開催中です。

 弥生美術館・竹久夢二美術館:Home

 そうかと思うと、藍峯舎版『屋根裏の散歩者』絶賛予約受付中の古書きとらのツイッターで、お恥ずかしや、当ブログのエントリをご紹介いただいていたではありませんか。


 だから、やっぱ、もう少しまじめに、自分が書いた評伝「真珠社主人 平井通」のことを当プログでお知らせしてですね、購入をご検討いただく際の参考にしていただけるように話を進めなくちゃな、とは思うんですけど、自分が書いた文章について書く、というのは、なんか、こっ恥ずかしくってなあ。

 そんなこんなで、こちらもご紹介申しあげておきます。

 古書きとら:藍峯舎『屋根裏の散歩者』江戸川亂歩著 池田満寿夫挿畫

 そうかと思うと、乱歩が生まれた当地では、乱歩忌の前日、こんな催しが大々的にぶちかまされるそうです。

 中日新聞 CHUNICHI Web:名張にコスプレ好き集まれ 27日に「撮影会」(2013年7月24日)

 いやー、「名張出身の推理小説家江戸川乱歩や忍者にちなみ、「名探偵コナン」や忍者漫画の「ナルト」などの姿で登場した」ってんですから、天国の乱歩もさぞや大喜びしていることでしょうなあ。

 つか、そんなわけねーだろ。

 それどころか、なんでなの? 乱歩にちなんでなんでコナンなの? とお思いの乱歩ファンのかたもいらっしゃるかもしれませんから、こうなったら、やっぱ、名張市議会議員の先生がたの出番じゃね? と私は思います。

 じつはこれ、京都精華大学の情報館へ『池田満寿夫全豆本版画集』をみにいったときの記事を検索したとき、同時期の記事として眼に飛び込んできましたゆえまざまざと思い出したんですけど、2005年の夏7月に、名張市議会議員の先生がた全員、怪人二十面相のコスプレ行脚を恥ずかしげもなくぶちかましていただいたものでしたなあ。

 探してみたら、まだ生きてる記事がありました。

 動画もあるでよ。

 インターネットTV YOU:夜の大阪ミナミに21人の「怪人二十面相」が出没 名張をPR(2007年8月22日)

 やってけろ。

 名張市議会議員の先生がた、怪人二十面相のコスプレ、またやってけろ。

 日本コスプレ委員会のみなさんが名張でコスプレイベントを開催してやるとおっしゃってくれてるんだから、GMTとしてもそのご厚志にお応えせんわけにはいかんじゃろ。

 だったら、ここはいちばん、名張市議会議員の先生がたの出番だよな、っつーのは衆目の一致するところだと思います。

 どーかひとつ、おそろいの衣装に身を包み、手前ども名張市議会議員二十人は全員が全員、そろいもそろって、大きな声ではいえませんけどあれなんです、ということを年にいちどの名張川納涼花火大会という大舞台でひろく発信していただきたいものでございますなあ。

 しかも、検索してみたら、2005年7月の先生がたのコスプレも、ちゃんと受信してくださったかたがいらっしゃるわけですから。

 紙魚子の小部屋:「文学的三恐」(2006年7月9日)

 引用しときます。

 実のところ最初、全く違うことを書くつもりで、ネットサーフィンしていた。下調べをしていたのだが、調べれば調べるほどテンションが下がってしまった。知らぬが花、ということも、世の中にはある。潔く三重県名張市の観光広報に協力していた怪人二十面相の話題はあきらめることにした。

 それに昨年の話だし。
 はなばなしく道頓堀に屋形船で複数の二十面相が登場し、食倒れ人形を「二十面相」化したことも、名張市で一日郵便局長になったことも、盆踊り大会や成人式などのイベントに出没したことも、昨年度までだった。あまり観光に貢献できなかったのだろうか? あるいは怪人やドロボーという職業にクレームがついたのだろうか。

 今年の4月からは、メディア上では、怪人二十面相より何の音沙汰も無くなった。それに昨年、新聞記事でみたときには、わくわくした出来事も、インターネットの動画でみると奇妙につまらないのだ、明智くん。キャスティングに手違いがあったのかもしれない。そもそも二十面相がわんさか屋形船に乗ってBGMが「♪ボ、ボ、ボクらは少年探偵団!」って・・・チガうやろー! それはほとんど「対岸の彼ら」ではないか。

 まだありました。

 紙魚子の小部屋:「名張市PR大作戦パート2」(2006年12月6日)

 引用。

 朝ごはんのときに、H氏が新聞をめくって「おっ、またしても名張、やりよった」とつぶやいた。

 えっ、名張? 聞き捨てならない地名に、新聞を覗き込む。

 江戸川乱歩ゆかりの地、怪人二十面相で町おこしを企てた街、しかしどうもいまひとつ盛り上がりに欠ける惜しい町である。起死回生をかけて、今度は何をやらかしたのか?

 名張市をPRするためには、やはりドロボーや怪人よりも、まっとうに正義を味方につけた方がよろしかろう、と判断したのだろうか。今回はローカルヒーローの登場である。ふとよぎる一抹の不安。

 残念ながら一抹の不安は的中した。その名も「伊賀牛集団 部位3(ぶいすりー)」なのだ。とほほである。もう、これだけで、コケてしまう。確かに、たしかに、伊賀牛は美味しい(らしい)。

 しかしである。素直に食べ物としての美味しさを表現すればいいのに、ツノを生やして、首から下は仮面ライダーをパクっても、全然牛に見えないのだ、これが。よくてハサミムシにしか、見えない。逆効果やろー。ハサミムシは逆立ちしても美味しそうでは無い。

 その上「霜降りレッド」「牧草グリーン」「金賞イエロー」と個別に適当な名前までつけられてしまい、あろうことかテーマ曲「Meat(Meetとかけてある) YOU」に合わせて、ダンスまでおどるらしいのだ。

 確かに「戦隊モノ」は、いまウケている。仮面ライダーも大人気だ。だからといって、安易に企画を立ててしまうのは、いかがなものか。「部位3(ぶいすりー)」の着ぐるみの中に入る人の気持を、ちっとは考えてあげないと。もう、この記者会見の時点で、私の中ではカーテンが降りてしまっている。

 でも、だが、しかし。
 和歌山県の森林組合で売り上げ不調の備長炭をPRするため、萌えキャラ「びんちょうタン」(単に頭に備長炭を1本乗せただけの少女の萌えキャラ)をマスコットキャラクターとして採用した所、問い合わせが殺到し「備長炭」が売れに売れたという記事を読んだ事がある。

 この企画を最初、鼻で笑っていた森林組合の人達(たぶん大多数)は、さぞやおどろいたことだろうが、私だって驚くよ。現代日本人の求めているものって、一体・・・と「ちびまるこちゃん」のナレーションのように悩んでしまう。

 だから、私の中でどんなにカーテンが降りていたって、名張市は気にする事無くPRにいそしんで欲しい。ほんと、蓋を開けてみない事には、結果はわからないものなのである。

 いやー、じつにありがたいことです。

 名張市民のひとりとして、ここに紙魚子さんへの深甚なる謝意を表する次第です。

 だからまあ、めげるな名張市。

 失敗しても失敗しても、めげることなくPRにいそしめ。

 ひろい世間にゃ名張市のことを生温かい目で見守っててくださるかたがある、ということを深く深く胸に刻んで、進め名張市、失敗への道を。

 そんなこんなで、全国の名張市ファンのみなさん、7月27日の土曜日にはぜひぜひ名張市においでください。

 名張市議会議員の先生がたも怪人二十面相のコスプレでお待ち申しあげている、かどうかはわかりませんけど、とりあえず先生がたってのはこのみなさんです。

 名張市:窓口一覧 > 総務調査室 > 市議会議員名簿 > 議員名簿

 といったような次第で、怪人二十面相のコスプレはちょっと無理かもしれませんけど、名張市議会議員の先生がたにおかれましては、郷土が生んだ乱歩の豪華本、購入をご検討いただければまことにありがたく存じます。

 なんぼでも政務調査費で行けると思いまっせ。

 なにとぞよろしくお願い申しあげます。
PR
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
開設者
 中 相作:Naka Shosaku
ブログ内検索
バーコード
カウンター
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
忍者ブログ [PR]