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Nabari Ningaikyo Blog
Posted by - 2024.11.25,Mon
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Posted by 中 相作 - 2013.07.21,Sun

 おととい夕刻のことにおじゃりまする。


 そこらで夕飯でも食べようか、ってんで、名張市内の夏見というところでひとと待ち合わせをし、時間つぶしにオークワ名張店の本屋さんをのぞこうと思ったら、本屋さんがあった場所はゲームコーナーになっていて、ちょっとびっくり。

 近くのブックオフ三重名張店に立ち寄ったら、古本を押してのけて中古のゲームソフトが幅を利かせていたので、またびっくり。

 店から出てふらふらしていると、ごくささやかな人だかりがあって、なにやら演説らしきものが聞こえてきました。


 参院選三重選挙区で苦戦を伝えられる現職、高橋千秋先生が最後のお願いに立っていらっしゃいました。


 二分か三分ほど、演説を拝聴してみたんですけど、名張市の衰退ぶりは半端ない、と高橋さん、正直なところを打ち明けていらっしゃいました。

 一時は高度経済成長の波に乗り、関西圏からの流入人口を受け入れて、三重県でいちばん元気なまちが名張市であった。

 それがどうよ。

 この活気のなさはどうよ。

 いまや、三重県でいちばん元気のないまちになってんじゃね? とのことでした。

 高橋さん、近鉄大阪線桔梗が丘駅の駅頭でも演説なさったそうで、はじめて参院選に出馬した当時、桔梗が丘は活気にあふれるまちだったけど、いまじゃ高齢者しか歩いてなくて、ちょっとびっくり、みたいなこともおっしゃってました。

 べつにメモをとったわけではなく、うろおぼえで書いてるだけですから、正確な文字起こしにはなってませんけど、大略そういった感じのおはなしで、さもありなん、と深く納得されました。

 地方の衰退は全国でふつうにみられる現象で、名張市だけがとくにひどいというわけでもないと思いますけど、そこらの丘や山を都市資本による住宅地開発とやらに丸投げし、一時的に人口が急増したのはいいけれど、増えたひとたちは年を取り、そのひとたちの子供が地元で暮らすのはだいたいが高校卒業まで、進学や就職でとっとと名張市を離れてしまい、せいぜい盆暮れに里帰りするだけだっちゃ、ってんで、名張市の人口は21世紀に入ったとたんに減少に転じ、高齢化が国の平均をはるかに上回る勢いで進行して、桔梗が丘駅前の近鉄百貨店桔梗が丘店はスケールダウンして近鉄百貨店ショップ桔梗が丘になり、駅前にほど近い桔梗が丘商店街はしーんとしたシャッター街になりはて、その商店街を2015年度を最後に廃校となる三重県立名張桔梗丘高校の女子生徒がたまに団体で通りかかってるのを目撃するとそれだけでなにやらうれしく、車を横付けしてひとり千円ずつおこづかいをあげようかという殊勝な気持ちにさえなるほどなんですけど、それもこれも世の趨勢、なにもお役所の責任というわけではない、っつーことはわかっているのでおじゃりますものの、だからといってまぬけづら並べてへらへらしてりゃいいってものでもありません。

 しかし、へらへらしてるわけですね、お役所のひとは。

 なぜか、というと、これもやっぱ、主体性の問題だと思われます。

 つまり、地方の衰退ってことが、お役所のみなさんにとっては、まったくのひとごとなんです。

 お役所のみなさんときた日には、主体性放棄の当事者意識ゼロ、それできれいに凝り固まってます。


 この「伊賀百筆」用漫才の前半にも記しましたけど、なにからなにまでひとごとですから、震災がれき受け入れ問題ももひとごとなら、まちなか再生事業もやはりひとごと、いうまでもなく名張市立図書館における乱歩関連資料の収集もまたひとごとで、それはもうびっくりするくらいのものでございましてな、あれは一年ほど前のことになりましょうか、名張市立図書館が死ぬほど当事者意識ゼロだということが、いやまあ、そんなことは以前から重々承知しているつもりではいたのですか、それがあらめたて骨身にしみて実感されるほど、え? そこまでいう? みたいなことがありましたので、だからもう、名張市立図書館はほんとににおしまいだ、ということにまちがいはないんですけど、先日来しつこく記しておりますとおり、名張市立図書館の新しい館長さんに期待を寄せてくださっている乱歩ファンのかたがいらっしゃるのですから、名張市立図書館の現在ただいまの意向ないしは方針といったものを確認しておいたほうがいいかもしれないな、ということで、名張市公式サイト「市長への手紙」を利用して、とりあえずただ一点、名張市立図書館が乱歩関連資料を収集してる目的はなによ、ということにかんする名張市立図書館の公式見解を明らかにしていただくことにしておりまして、むろんそれは「伊賀百筆」の漫才で公開することになりますから、どこへ出しても恥ずかしくない見解をお願いしたいものでございましてな、ま、せーだいおきばりやす、と申しあげておきたいと思います。

 とはいうものの、名張市立図書館に一縷の望みをつないでくださっているかたにとっては、たぶん、おそらく、まずまちがいなく、死ぬほど残念な結果に終わってしまうものと予想されますので、あまりショックをお受けになりませんよう、あらかじめ心のご準備をお願い申しあげておく次第です。

 で、問題は、そのあと。

 これはもう、図書館がどうの、教育委員会がどうの、というレベルの話ではないわけです。

 以前からいってることですけど、こうなると完全に、名張市という自治体の問題なわけね。

 名張市という自治体はほんとにどうしようもなくて、お金はないわ主体性放棄だわ当事者意識ゼロだわばかだわまぬけだわすかたんだわで、高橋千秋先生のご指摘をまつまでもなく、衰退という名の坂道をえらい勢いで転がり落ちていってるわけなんですけど、だったらなおのこと、いまの時点でちゃんとしておくべきことはちゃんとしておこうな、と私は思います。

 名張市立図書館における乱歩関連資料の収集にかんして、あるいは、乱歩関連寄贈図書の活用にかんして、疑問や不審、でなければ憤りを感じていらっしゃるかたは全国に少なからず存在していて、ふだんからそういうみなさんに接して名張市立図書館にたいするご意見ご要望ご批判をじかにお聞きしている身としては、そういった心あるみなさんの声なき声を代弁し、ここはいちばん、図書館長や教育長じゃ話になんねーから四の五のいってないで上の者を呼んでこいよ低能自治体、上の者を呼べっつってんだろーが、しまいにゃしばき倒すぞこの低能自治体、ってんで、要するに名張市長の判断と責任を問う、というステージにステップアップするのがクレーマーの常道にして王道でしょう。

 いやいや。

 こらこら。

 なにをぬかしとる。

 だれがクレーマーやねんこら。
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