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Nabari Ningaikyo Blog
Posted by - 2024.11.25,Mon
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Posted by 中 相作 - 2013.07.12,Fri

 暑い。


 ほんとに暑い。

 きょうもほんとに暑かった。

 暑さのせいか。

 焼きが回ったか。

 ひとのことを、どいつもこいつも適当なこと書き散らしやがってまあ、とか偉っそうにいってらんなくなりました。

 いや、もちろん、些細なことです。

 取るに足りぬことです。

 どうでもいいことです。

 恥ずかしくなるほどどうでもいいことなんですけど、きのう、集英社文庫『壺中庵異聞』の古本を一円で購入した、と書きつけたのは誤りでした。

 どもさーせんしたあッ。

 一円で買ったのは、河出文庫の『おいらん』でした。

 アマゾンにある画像を無断転載。


 この『おいらん』、著者名義が「伝・平井蒼太」となってます。

 蒼太は通の筆名のひとつで、そこに「伝」が冠せられているのは、これがたしかに蒼太すなわち通の作品である、とはいえないからです。

 作者はどうやら平井蒼太らしい、と語り伝えられていることから、「伝・平井蒼太」とされてるわけです。

 中身はお察しのとおり、ポルノグラフィ、オブシーンブック、春本、んま〜あお下品ッ、その他いろいろ呼称はあれど、要するに男女の営みを赤裸々に描いたそれもんの小説です。

 ところが私は、1999年にこんな文庫本が出ていたことなどまったく知らず、資料集めの段階でようやくその存在に気がついた始末、あわててネット古書店で購入した次第だったのですが、気になるお値段はたしかに一円でした。

 一円の本を買うのははじめてでしたから、とてもよく記憶しています。

 とかいいながら、いくらだったかは忘れましたけどとにかく一円ではなかった『壺中庵異聞』と混同していたわけですから、適当なこと書き散らしてんじゃねーよ、とほんとに思います。

 それにしても、平井通の評伝を書くと決まったときまで『おいらん』が文庫本になってたことに気がつかなかったんですから、いやー、こんなことではぎゃーっはっは、名張市立図書館を偉っそうに叱り飛ばしてもいられらねーじゃねーか。

 ぎゃーっはっは。

 ぎゃーっはっは。

 まーったく困ったもんだぜ、とは思いますけど、要するに私は、平井通という人間にさしたる興味をおぼえていなかった、ということでしょう。

 平井通に興味をおぼえる人間、なんてのは、ほとんどいないだろうなとも思われますけど。

 ですから、たとえば、村上裕徳さんから教えていただいたことのひとつに、筑波昭さんの『津山三十人殺し』に通の文章が引用されている、というのがありました。

 私、『津山三十人殺し』は新潮文庫で読んでましたけど、どっかに小酒井不木への言及があったかな、というおぼろな記憶はあったものの、通のことはまったくおぼえておりませんでした。

 読んでも印象に残らなかった、ということです。

 そういえば、小沢昭一の『私のための芸能野史』について、このエントリにいささかを記しましたけど──

 2013年3月21日:ワレ発見セリ

 『私のための芸能野史』に引用された通の文章、このエントリでは「スルーしてしまっていたようです」としておりましたが、実際にはやはり、スルーせず眼を通していたのだけれど通の名前は記憶に残らなかった、ということだったように思われます。

 要するに、興味がなかった、というわけです。

 ただまあ、いくら興味がなくたって、評伝を書くとなるとそれなりのリサーチ能力を発揮してしまう人間なわけです私は。

 その点いったいなんなんだ。

 リサーチ能力皆無の図書館ってのは、そもそもいったいなんなんだ。

 ばかか。

 ばかなのか。

 ばかかこら低能。

 乱歩に興味なんかありませんから乱歩関連資料を収集するったって乱歩のことを知ろうとしたり調べようとしたりする気は全然ありませんとか、そんな乱歩関連資料の収集がどこにあるっつーんだよこののーたりん。

 呼んでこいよ。

 呼んでこいよこら。

 初代館長呼んでこいっつってんだろーが。

 おらおらおらおらおらおらおらおらあッ。

 こんにちはッ。

 お経は読んでも乱歩は読まぬッ。

 腹が張っても屁はこかぬッ。

 名張市立図書館の初代館長でございますッ。

 うーむ。

 飽きた。

 飽きたな。

 この名乗り、さすがに飽きてきた。

 練りに練って練りあげた名乗りではあれど、潔く打ち捨てて新しい展開を考えるべ。

 したがって、このページ、破棄。


 「僕の図書館戦争」というタイトルは生かし、新たに一から書きはじめることになりますが、後半は前半とは逆に、直近の話題からじわじわ過去にさかのぼる、ということにしたいと思います。

 ですから、最初に出てくるのはおそらく、名張ロータリークラブ謹製の乱歩像の話題、ということになるのではないでしょうか。

 いや。

 いかんいかん。

 平井通のことを書かなくちゃなんないのに、「伊賀百筆」の漫才のほうへ話題がそれてしまいましたがな。

 どもさーせんしたあッ。
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