Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2013.05.16,Thu
書籍
岡村雄輔探偵小説選 Ⅱ 論創ミステリ叢書62
岡村雄輔
平成25・2013年4月20日初版第一刷 論創社
A5変型判 カバー 384ページ 本体3600円
関連
巨人への七つの花束
随筆篇 > p362-364
初出:別冊宝石 昭和29・1954年11月号(第7巻第9号)
推理小説二十五年の思い出
随筆篇 > p364-371
初出:幻影城 昭和53・1978年4月号(第4巻第5号)
巨人への七つの花束
作品を通じての乱歩先生は、華やかな婦人達とあまり縁がないと聴いていたが、あんがいそうでもなさそうだ。いま僕は彼女達からの花束を托されたので、先生に捧げる光栄ある役目を演ずることにした。十人十色で花の種類もたくさんあり、とりどりの芳わしい香を放っているし、あるいは花弁の中に隠れた蜜蜂が花粉にまみれてお尻の剣を振り廻しているかもしれない。が、とにかく雅やかな彼女達が巨人を祝福して捧げる花束である。
推理小説二十五年の思い出
推理小説は私にとって人生の楽しい玩具でした。つい昨年の末、二十五年間つとめた工場生活に別れを告げ、一緒に苦労してきた妻と千葉の北端、利根運河の向うに富士が見える野田の梅郷で余生をおくることになった。気儘で処世上甲斐性無しの私のために息子が建ててくれた家である。西部劇のセットのようにゴツイ家だ。オヤジと一緒にはこんだ庭木の果樹がまだごろごろしているのを横目に、私はこの回想記のペンをとった。
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