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平成25・2013年2月8日 オリコン
新・金田一耕助に山下智久 ライバル明智小五郎に伊藤英明
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2013年02月08日 08時00分
歌手・俳優の山下智久が、フジテレビ系大型企画『金田一耕助VS明智小五郎』(放送日調整中)で、金田一耕助を演じることが7日、わかった。ライバルの明智小五郎役には『海猿』シリーズで名を轟かせた俳優・伊藤英明が起用された。
金田一耕助といえば、映画やテレビ各局で幾度となく映像化され、古くは片岡千恵蔵や三船敏郎、高倉健、渥美清、石坂浩二、古谷一行、鹿賀丈史、中井貴一、豊川悦司ほか、そうそうたる俳優たちが横溝正史原作の名探偵に挑んできた。フジテレビ系では片岡鶴太郎、稲垣吾郎(SMAP)に次いで3代目。ジャニーズでは 長瀬智也(TOKIO)も演じたことがある。
今回の山下版は、演出にも一工夫加え、伝統を守りつつ、山下と伊藤がそれぞれ新しい金田一、明智像に挑む。山下は「新しいことに挑戦できる!やってやろう!と感じました」と、全力で取り組んでいる。
山下版金田一は、おなじみの着物に下駄姿ながら、頭にはソフト帽をかぶる新スタイルで登場する。頭をかきむしるとフケが落ちるおなじみの仕草は健在で、さらに難問に悩む際には、床に寝転がりながら思考を巡らす新しいシンキングスタイルが加わる。美しい依頼人へほのかな恋心を抱き、美女相手にどぎまぎするなど初々しい金田一の姿も描かれる。
山下は「今回の金田一はお茶目なところもあり、憎めない感じもあり、抜けてる感じもあり、推理することが本当に好きで、女の子も好きな自然体の男の子の感じがしています」とこれまでの撮影を振り返り、「足が早いので下駄で走ったら一番早いんじゃないかと思います!」と笑顔でアピール。「今までとは違う新しい金田一になると思います」と力を込めた。
一方、伊藤版明智は、鍛え上げられた体にクラシックな三つ揃えのスーツがよく似合う色男。新聞記者・黒木四郎に変装し、金田一のもとを訪れては事件の進捗状況を探ったり事件を解くヒントをさりげなく金田一に残していく重要な役回りを果たす。新聞記者と名乗っていた男の正体が実は明智であることを金田一がどのタイミングでどのように知ることになるのか、ストーリー上、大きな見どころとなる。
伊藤は「若かりし金田一と明智小五郎が絡んでいくところがおもしろい切り口だなと思いました。この2人が将来、僕たちがよく見ていた石坂浩二さんたちが演じていらっしゃった頃に続いていくんだと想像すると本当に楽しいですね」と、充実ぶりを伺わせた。
山下と伊藤の共演は、同局で2009年7月期に放送された“月9”ドラマ『ブザービート~崖っぷちのヒーロー~』以来。前回はプロバスケットボールチームの選手と彼を温かく見守るヘッドコーチの間柄で、息の合ったところを見せた。
約3年半ぶりの再共演に、山下は「相変わらず頼りがいのある兄貴という感じで全く印象は変わっていません。久々に共演できてうれしい」と喜び、伊藤が演じる明智については「しぶくて格好いいです!」と絶賛。伊藤も「(山下版金田一は)インテリな感じがします。品があって色気もあって、すごく新しい金田一だと思います」と太鼓判を押した。
今回は、「運か実力か」と言われながらも事件を解決したことが初めて新聞記事となった直後という駆け出しの頃の金田一の活躍を描く。若き探偵・金田一の小さな記事を見逃さなかった明智は「かねだ、いっこうのすけ?」と読み間違えてしまうほどだったが、何か心にひっかかるものを感じ、新聞記者と偽って金田一に会いに行く。現在、撮影は中盤を迎え、2月中旬には終了予定。
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