ですから、まあ、そういったことでいいのではないか、と思います。
要するに、土地柄である、ということです。
名張って、おかしくね? とお思いのみなさんはたくさんいらっしゃるでしょうけど、それがここらの土地柄なのである、とお考えください。
本日は土地柄もよろしく、みたいな感じで、軽く流していただければと思います。
どうして官民双方、なにも考えることなく、ただただ思いつきだけでことを進めるの?
土地柄でんねん。
これが個人のことであれば、田辺聖子さんみたいに、性分でんねん、という手もあるわけですけど、地域全体のことですから、土地柄と表現するのがいいでしょう。
名張市立図書館が、どうしてここまで、乱歩関連資料の収集において無茶苦茶なのか、無茶苦茶になってしまったのか、という問題も、ま、土地柄でんねん、といってしまうしかありません。
私のようにまともでまっとうな人間は、どうしてちゃんとした資料収集をしないのか、と疑問に思い、叱り飛ばしもしたわけですけど、こういうまともさやまっとうさは、ここいらの土地柄になじまない、ということでしょう。
むろん、本来は、どうして無茶苦茶なのか、原因をつきとめて、現状をあらためる、みたいなことをめざすべきなんでしょうけど、ここいらの土地柄じゃ、だれもそんなことは望みません。
そんなことでは図書館としてちゃんとしたサービスができないではないか、と私などは思うわけですが、そんなサービスなんてまったくやる気がない。
なぜか。
土地柄でんねん。
原因だの、責任だの、あるいは改善だの、そんなことゆうとったら、いつのまにか村八分にされてしまいます。
インビジブルマンになってしまうんだぞ。
なぜか。
土地柄でんねん。
それに、だれが悪い、だれが無能だ、なんていってみたって、それでなにかがどうにかなる、ってことなんかまったくありません。
名張市立図書館の開館以来の関係者が、丸刈りになって、ときどき、ひっく、ひっく、ひっく、としゃくりあげながら、涙目で詫びを入れてる動画、なんてのをYouTubeにアップしたりなんかしても、それでなにかがどうにかなる、とか思う?
なるわけねーだろ。
だからもう、土地柄でんねん、ということでいいと思います。
土地柄がとってもあれなものですから、まともなことを期待してもずっこけさせられるだけである、とおぼえておいてください。
なにを期待していただいても、なんのお役にも立てません。
しかしそれは、特定の個人がわるいとか、ばかだとか、のーたりんだとか、そういったことではなくて、土地柄がそうなのであると、土地柄のしからしめるところなのであると、そのようにご理解ください。
土地を笑って、ひとを笑わず。
そういえば、去年の年末、12月30日か31日のことですけど、親戚の子供が遊びにきましたので、その子をつれて近所のコンビニにお菓子を買いにまいりました。
で、店から出ようとしたとき、そのコンビニは入ってすぐ右にコピー機が設置されているのですが、そのコピーコーナーになんと、このブログではすっかり人気者、とくにその憎めなさが特筆ものなかたなんですけど、名張市立図書館の往年の副館長さんが思案顔でたたずんでいらっしゃるではありませんか。
挨拶もそこそこに、どうしたんですか、とお聞きしたところ、コピー機が動かない、とのことです。
みると、コピー機にはエラーの表示が。
そこで、リセットボタンを押しました。
コピー機は動きはじめます。
と、その往年の副館長さん、
「あ。動きましたわ。中さん動きましたわ。動きましたわ」
と大きな声をお出しになり、それはもう大喜びしていらっしゃいました。
念のために申し添えますけど、このかたは、名張市立図書館のナンバーツーにまで昇りつめられたかたです。
土地柄でんねん。
土地を笑って、ひとを笑わず。
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