おかげさまで、風邪はほぼ全快したみたいです。
まだちょっとだけ、鼻がぐずぐずしますし、咳も少し出るんですけど。
それでまあ、「リィーガ」2月号のコメントの話のつづきですけど、もうね、ここらのひとにね、ちゃんと考えてくれ、というのがどだい無理なわけです。
これだけしつこく記してるわけですから、ここいらのひとはなにも考えない、という私のことばには、いまや揺るぎないリアリティが付与されているはずだと思いますけど、とにかくなにも考えません。
たとえば、またしても例にあげますけど、石原伸晃環境大臣に尻ぬぐいしてもらいましたあッ、でおなじみ、震災がれきの三重県受け入れ問題でも、ここらのひとはなにも考えようとしませんでした。
むろん、三重県内全域、どこの自治体もべたなぎのごとくなにも考えなかった、というわけではなくて、あんなとんでもない問題が降ってわいたわけですから、ふつうはいろいろ考えます。
げんに、このブログにもおりにふれて記しましたとおり、当初から伊勢市や松阪市はまがりなりにも考えていたみたいなんですけど、なぜかここいら、名張市や伊賀市では、考える、というブロセスがまったくみられませんでした。
こうなるともう、土地柄の問題なのかもしれません。
土地柄的に、ものを考えない、ということなのかもしれません。
ふつうならそこでちっとは考えるだろうが、というような場合でも、ほんとになんにも考えません。
なんにも考えませんでしたので、こんなざまになってしまいました、という惨憺たる事例はいくらでもありますけど、ま、早い話、名張市立図書館もそうなんです。
そこで考えなきゃだめだろうが、というところで、なにも考えませんでした。
乱歩関連資料を収集する、と思いついたら、だいじなのはそのあとであって、そこでいろいろ考えなきゃだめだろうが、ということになるわけなんですけど、なにも考えませんでした。
考えた、という形跡が、まるでありません。
少しは考えなきゃ前に進めないはずなのに、なにも考えなかったということです。
そんなことじゃだめじゃろーが、といってやっても、とにかくまったく考えません。
土地柄でしょうな。
ですから、もうあきらめるしかありません。
この先とも、名張市立図書館が乱歩のことにかんしてちゃんとする、なんてことはありえません。
ほんとはちゃんとするべきですし、どうしたらちゃんとできるか、名張市立図書館がそれを考えるべきなんですけど、そんなことはとても無理、ということは、ご閲覧の諸兄姉にもいまやよくよくおわかりいただけることでしょう。
図書館のみならず、この名張という土地そのものが、なんだか手ひどくだめみたいだな、ということもご了解いただけているものと思います。
ほんと、もうだめ。
なんかもう、えらい勢いでだめになってしまったな、というのがうそいつわりのないところです。
ここ十年ほどのあいだに、名張市立図書館のこともふくめて、名張市が秘めていた乱歩にかんするなけなしの可能性が、ことごとくつぶされてしまったな、というのが私の実感です。
名張市立図書館のことも、あるいは、それ以外のことも、名張という土地が秘めている可能性が少しでも大きく育ってくれれば、と思い、およばずながら微力を尽くしてきたつもりではありますが、結局のところ、ま、土地柄につぶされてしまった、といえばいいのか。
みずからの無力を土地柄のせいにするのはなさけない話ですけど、とにもかくにも、名張市立図書館の今後のことは名張市立図書館がみずから決めるべきことであって、私は私なりにそこそこ手を尽くしたと自分で思ってはおりますけれど、これもまた無力ゆえに、ということになるのか、もうどうにもなりません。
ただし、先のことは知りませんけど、過去の尻ぬぐいだけはやっとかないとまずいな、というわけではあって、しかし、いかんな、鼻が急に激しくぐずぐずしてきましたので、本日はここまでといたします。
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