ウェブニュース：乱歩黒テントの世界：愛好家らが開催 13日、名張・生誕地碑広場で ／三重

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　平成22・2010年11月5日　毎日新聞デジタル

 

乱歩黒テントの世界：愛好家らが開催　13日、名張・生誕地碑広場で　／三重

　宮地佳那子

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乱歩黒テントの世界：愛好家らが開催　１３日、名張・生誕地碑広場で　／三重

 

　名張市で生まれた江戸川乱歩（１８９４～１９６５）の愛好家でつくる「乱歩蔵びらきの会」（的場敏訓代表）が１３日、同市本町の生誕地碑広場で「乱歩黒テントの世界　其の弐」を開く。スライドキネマなどを上映し、幻想的な雰囲気を作り出す。

 

　乱歩に愛着を持ってもらおうと今年３月に初めて開催し、２回目。非日常の空間を演出するため、約１０メートル四方の黒テントを張り、中にはポスターを展示する。

 

　今回は初めて、紙に書いた原画を１００インチのプロジェクターに映し出すスライドキネマを企画。「押絵と旅する男」を上映する。原画を描いた同会の上田豊太さん（４０）がシルクハットにマント姿で進行役となる弁士を務める。効果音や部分的に動く仕掛けは同会の山口浩司さん（４１）がつくった。

 

　ほかに「怪人二十面相」の紙芝居や「双生児」の朗読がある。市主催の石田衣良さんと逢坂剛さんによる講演会「第２０回なぞがたりなばり」も同日、アドバンスコープＡＤＳホール（松崎町）で開催される。

 

　「白昼の部」（午後２時から）と「黄昏（たそがれ）の部」（同６時から）の２部構成。６、７日は隠（なばり）街道市に合わせて、紙芝居上映をするプレイベントもある。的場代表（５１）は「今後も年２回くらいのペースで続けていきたい」と話している。

 

　問い合わせは的場代表（０５９５・６２・５１１１）。【宮地佳那子】

 

〔伊賀版〕

 

毎日新聞　2010年11月5日　地方版