つづき。
おっぱっぴー、のつづき。
しっかしなーにがおっぱっぴーだふざけやがって、とか思ってると身辺に不測の事態があいついでしまい、いやなんなんだろうなあれこれたてこんじゃってまあ、とか思ってたんですけど、きのう近所のお葬式をお手伝いしたのを最後に、どうやら不測の事態の連鎖にもひとまずピリオドが打たれたみたいです。
さてそれで、データベースの件なんですけど、基本的には春先のエントリでぼんやり思案していたようなことを、まあぼちぼちやっておる、という次第です。
▼2012年2月29日:幻影城プロジェクト始動、か? お試し篇
▼2012年3月7日:幻影城プロジェクト始動、か? 二次作品篇
▼2012年3月8日:幻影城プロジェクト始動、か? 怪人二十面相はどうよ篇
▼ 2012年3月13日:幻影城プロジェクト始動、か? あいやー篇
基本的なことには変わりがないんですけど、モーツァルトでいえばケッヘル番号にあたる整理番号、2月29日のエントリでは、
「乱歩の文業の全容を明らかにするには、やっぱ時系列を基準に作品を整理してくのがよろしかろうから、大正12年、すなわち1923年の4月1日に発表された『二銭銅貨』は『1923-04-01-a』ということにしてみた」
としたんですけど、aだのbだのを使用しているとなんだかややこしくなってしまいますので、作品タイトルをひらがなにした場合の一文字目を使用することにしました。
つまり、大正12年の全作品はこんな感じ。
・1923-04-01-た
・1923-04-01-に
・1923-07-01-い
・1923-11-01-お
これだと長篇も短篇も関係なく、随筆評論のたぐいもこきまぜて、とにかく時系列と五十音順にしたがってすべての作品を配列できますから、とりあえずこれでいいだろう、ということにいたしました。
昔、中井英夫が、三島由紀夫の全集を二部ずつ購入し、うち一部はばらばらに解体してしまって、小説戯曲評論随筆すべてごたまぜにして発表順に並べなおして読んでみたら、なにかがわかってくるのではないか、とか書いてたような記憶があるのですが、ま、そういったようなことも可能になるという寸法です。
それにしても、この手のデータはとってる最中にいろいろ思いつくことが出てきて、あ、ああいうデータも盛りこんだほうがいいな、などということがしばしばありますので、そうなるとすでにデータをとってある作品ももういちどデータをとりなおし、みたいなことになってしまうわけなんですけど、こればっかりはどうにもしかたがありません。
それから、いわゆる二次作品の件ですが、春先の時点では、あとまわしにしよーっと、ということにしておりましたものの、その後、実際にデータをとりはじめてみると、ほんとに難儀なのは「怪人二十面相」の二次作品だけみたいだな、ということがわかってきましたので、やっぱとることにすっか、ということで作業を進めてまいりました。
つまり、「二癈人」は漫画になりました、「双生児」は映画になりました、みたいなこともデータとしてひろってるわけですが、これがまたじつに面倒な作業でございましてな。
朝もまだ暗いうちから毎日毎日、ま、夏のあいだは早く夜が明けますからそんなことはなかったのですが、冬になるとまだまだ暗いうちのお仕事ということになりますから、暗く寒いうちからそんな辛気くさい作業に没頭しておりますってえと、なんでこんなことやってんだろうな、やってなきゃなんないんだろうな、とほとんどふしぎな気がしてきます。
煎じつめていってしまえば、わが乱歩生活二十年、要するに初代館長さんの尻ぬぐいだったわけなんだよな、といまさらながら気がついて、なにやら茫然としてくるわけです。
名張市立図書館の初代館長さんさえ、もう少しまともな館長さんでいらっしゃったら、私はいまごろこんなことでふうふうゆうてはおらんわけです。
なんなんだいったい。
すっとこどっこいがこらなーにが、おきょーはよんでもらんぽはよまぬッ、はらがはってもへはこかぬッ、でもそんなのかんけーねー、そんなのかんけーねー、しりょーしゅーしゅのしのじもしらぬッ、としょかんほーのともしらぬッ、でもそんなのかんけーねー、そんなのかんけーねー、とかふざけたことほざいて喜んでんじゃねーぞこのすっとこどっこい。
いやいや、いやいやいやいや、いまさらなにいったってしかたありませんけど、そこらの高校の図書委員にでもできることがまったくできない、なんて人間を図書館長にしてんじゃねーよこらこの三重県名張市とかいう低能自治体。
おれはなにもなあ、初代館長さんの尻ぬぐいをするために、この世におぎゃあと生まれてきたんじゃねーんだぞこら。
だからといって、これをするために生まれてまいりました、といえるほどのテーマはないわけなんですけど、それにしたって尻ぬぐいはいやじゃろうが尻ぬぐいは。
ただまあ、しかし、そういうことかもしれないな、とは思わぬでもない。
わが人生、尻ぬぐい。
しかしなんか、やっぱやだなあ。
やだけど、やっとくべきことはやっとかないと、しかたないしなあ。
なんなんだよまったく。
ほんと、なーにがおっぱっぴーだばーか。
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