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Nabari Ningaikyo Blog
Posted by - 2024.11.25,Mon
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Posted by 中 相作 - 2012.11.19,Mon

 きのうと似たような出だしになりますけど、きのうリンクを掲げた「僕の住民監査請求」、じつにひさしぶりで読み返してみたのですが、ほんとに無茶苦茶だったな、とあらためて思い返されました。

 

 むろん、名張市が大展開したまちなか再生事業のことです。

 

 なんだったんだろうな。

 

 名張市新町に、ということは乱歩が生まれた町に、ということなんですけど、そこに細川邸という旧家があって、これが空き家状態。

 

 文化財的価値もあってなかなかいい建物だから、これを整備して名張のまちの活性化にどーたらこーたら、みたいな話は以前から出ていたんですけど、手をつけるきっかけがありませんでした。

 

 そこへ降ってわいたのが、国土交通省のまちづくり交付金というばらまき予算。

 

 名張市はもう、飛びついちゃいました。

 

 まちづくり交付金で細川邸をあれするんだ、絶対にあれするんだ、という話にはなったんですけど、あれってなに? ということが最後まで決められませんでした。

 

 名張市にはもとより深い考えはなく、まちづくり交付金を利用して細川邸を整備し、そこらの癒着結託相手に丸投げしてはいさいなら、という魂胆だけしかありませんでした。

 

 ですから、まちなかの再生がどーたらこーたら、みたいなことは最初から眼中になく、とにかく丸投げ相手をつくんなきゃならない。

 

 そのため、じつにややこしくまた涙ぐましいわるだくみをあれこれと重ねて、とにかくNPOでもつくりゃいいんだろう、みたいな話を進めたわけなんですけど、しかしいくら丸投げされたってどうしようもないじゃん、ということにしかならなかったわけです。

 

 ちなみに、私が提出した住民監査請求というのは、そういったじつにややこしく涙ぐましくそのうえ悲惨なまでに愚かしいわるだくみを重ねた果てに、ついにできあがったんだかなんなんだか、実際のところはよくわかりませんけど、とにかくそのNPOらしきもの、細川邸を特権的に私物化できるようになるはずのNPOらしきもの、名張市とは直接的なつながりのない独立したNPOらしきものが、まったくの独断で三重大学に研究を委託する契約を結んでおりましたので、どこになにを委託していただいてもそのNPOの勝手ではあるんですけど、そこらのNPOが独断で委託契約した研究の対価を名張市民の税金で支払うってのはどういうことよ、ということを主旨としておりました。

 

 ま、それはそれとして、すでに死んだみたいになってる名張のまちに、しかも近鉄名張駅から遠く離れた新町にぽつんと用途不明の施設だけ整備してもらっても、自立した運営なんてできる道理がありません。

 

 しかし、名張市がそういう方針を打ち出し、まちづくり交付金に手を出してしまったんですから、もうあとには引けません。

 

 当初予定していた癒着結託相手がとうとうさじを投げ、名張市の癒着結託構造から離脱してしまいました。

 

 いやいや、こんなこといくらほじくり返してもしかたありませんから、いずれ漫才に書くことはあるかもしれませんけど、いまはやめときましょう。

 

 とはいえ、「僕の住民監査請求」以降のことは漫才にしてませんから、ほんと、いずれ漫才にしてやるべきなのかしら。

 

 いつか書くかもしれない漫才の素材を確認しておく意味において、ここにかいつまんで経緯を記しておきますってえと、名張市はどうしても癒着結託相手がほしかった。

 

 ですから水面下でいろいろあったそのあげく、まちなか運営協議会、という癒着結託相手がでっちあげられました。

 

 それでなんとか体裁が整って、細川邸はやなせ宿として整備され、本来であれば2008年3月末で整備はすべて終了していたんですから、4月にオープンしていなければならなかったところ、癒着結託相手との調整に手間どった、ということであったのか、オープンは6月にずれこんでしまった。

 

 オープンセレモニーの報告がこれ。

 

 名張まちなかブログ:やなせ宿オープンを祝福す(2008年6月7日)

 

 そうだったな、そういえば、やなせ宿には開設二年度目から指定管理者制度を導入する、ということになってたんだよな、もちろん大うそだったんだけど、ということをこのエントリのコメントを読んで思い出しましたけど、そんなことはもうどうだってよろしゅうござんす。

 

 ひきつづく流れを確認しておきますってえと、かくいう私が驚くべきことに名張まちなか再生委員会の委員に加えていただきましてですな、さーあ、こんなインチキ委員会、思いっきりぶっ壊してやっから覚悟しろよな、ってんで、いやもう大変な大騒ぎ。

 

 うーむ、あの大騒ぎは死ぬほど面白い漫才にできるであろうな、とは思われますけど、死ぬほど面白かったあれこれはすべて省略し、とどのつまりの帰結だけをば記しますと、やなせ宿の運営主体となったまちなか運営協議会ってのがバッタモンでした。

 

 したがいまして、名張まちなか再生委員会の会合で、まちなか運営協議会なんてバッタモンじゃねーか、ときっちり指摘してさしあげましたところ、名張まちなか再生委員会は一気にがらがらと崩壊しはじめ、最終的には、名張市が委員会から離脱する、という信じられぬ事態に立ちいたってしまいました。

 

 名張まちなか再生委員会は名張市が発足させた組織だったんですけど、自分がつくった組織からすたこらとんずらかましたというんですから、名張市ってのはほんとにばかであったな、といわざるをえません。

 

 いやいや、こんなこといくら記してみてもしかたありません。

 

 名張市立図書館の話にまいりましょう。

 

 それでまあ、データベースの話なわけなんですけど、というところなわけなんですけど、いやー、きょうもそろそろお酒ということにして、またあした、みたいな感じでよろしくお願いいたします。

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