寒いわ雨だわよう降っとるわ、犬の散歩はどないしょう、とか思いつつ、そういえば、と思い出されるのは、やや間が空いてしまった話題となりますが、二日目は寒いわ雨だわたたたたたッ、いやいや、たたられたわだった名張まちなかのご町内イベント、怪人二十面相のなりきりコンテストは2ちゃんねるでも話題にしていただきました。
▼ニュース速報+@2ch掲示板:【社会】江戸川乱歩の生誕地に怪人二十面相がたくさん現れる - 三重
間が空いたせいですでにdat落ちとなってますけど、ご心配なく、きのうの朝、魚拓を取っときました。
▼ウェブ魚拓:【社会】江戸川乱歩の生誕地に怪人二十面相がたくさん現れる - 三重
関係各位は末永くご参考に。
というところで、犬の散歩、ちょっと行ってきました。
寒いわ雨だわでもう大変です。
それにしても、と2ちゃんねるの話題に戻りますけど、乱歩はやっぱよく読まれてるな、と思わされるレスもあって、なかなか感慨深かったりもいたします。
なかにゃこんなんもありましたけど。
48 :名無しさん@13周年:2012/11/14(水) 12:57:10.17 ID:fJny/PbT0
やっぱり名張の話か。
その割には、あまり普段は江戸川乱歩をプッシュしているというわけでもないだよね。
ほんと、プッシュしてません。
あるいは、ご町内だけでプッシュしてる、はたまた、身内だけでプッシュしてる、でなければ、乱歩を利用して小つまらぬ自己顕示欲を満足させることが乱歩をプッシュすることだとかんちがいしてる、というよりも、なにをどうプッシュすればいいのかさっぱりわかんないからとりあえずうわっつらだけとりつくろってる、てゆーか、もしかしたら天国の乱歩が苦りきったような顔してんじゃね? みたいな感じでしょうか。
ま、どうだっていいや。
いっぽう、この時期恒例となった倉敷市のコスプレイベントのほうはどうか、といいますと、今年は11月24日の開催だそうです。
▼倉敷観光WEB:コスプレイベント 1000人の金田一耕助 – 巡・金田一耕助の小怪
2009年にはじまったイベントですが、あっちこっち検索していたところ、イベントの歩みを記録したブログ記事がありました。
▼まいにち勉強:巡・金田一耕助の小径「1000人の金田一耕助 2012」
一年目には、「扮装までしてと言ったらコアなファンしか集まらないのでは?と地元の人間としても思っていたものです」だったそうですが、それでもおよそ三十人が参加して、「まあ成功とのこと」。
二年目は、ドレスコードをゆるくして、「金田一以外の横溝作品の登場人物でもOKという条件があったので、女性も参加しやすくなったようで2009年を上回る参加者になり」、参加者からはこんな声も聞かれたそうです。
「真備町はファンにとって聖地みたいなものなので、そこでこういうイベントが行われるなら必ず来なくては!」
名張だって、乱歩ファンの聖地、ということになる可能性は有しているはずなんですけど、いやもう全然。
倉敷市のコスプレイベントは、「横溝ファンの年一回のオフ会も兼ねているようです」とのことですから、名張市だって年に一度、乱歩ファンの聖地としてオフ会も兼ねられるイベントをやればいいようなものなんですけど、いやもう全然。
そして三年目は、さらに参加者が増え、しかも「ほとんどが県外からの参加者」、なかにゃ北海道や韓国から足を運んだひともあったとのことで、なおかつ「参加者と共に増え続けているのが取材陣の数」という人気ぶり。
でもって今年が四年目なんですが、「実は4回目の今年が、市として大掛かりなイベントを行うのは最後になるとのこと」という気がかりな地元情報も記されていて、こうしたイベントを継続するにはいろいろ難しいこともあるんでしょうけど、なんとか来年以降につながることを期待したいと思います。
さて、来年も開催されるんだかどうなんだかまったくわかんない怪人二十面相なりきりコンテストはいいとしても、名張市立図書館における乱歩関連資料の収集にかんしては、天国の乱歩はまずまちがいなく、思いっきり苦虫をかみつぶしたような顔をしているものと思われます。
しとらいでかそんなもん。
しかしまあ、いたしかたありません。
天国の乱歩がどんな顔していようが、名張市立図書館にはまともなことがなにひとつできないんですから、乱歩にはずーっと苦虫をかみつぶしていてもらうしかありません。
で、つづきですけど、本来であれば、というのはむろん、私個人の考えでしかないわけですけど、名張市立図書館は乱歩の自己収集を継承するべきです。
しかし、現実的な問題として、そんなことはできない。
そもそも、乱歩の自己収集、ということが理解できない。
だったら、乱歩の自己収集は無視してしまい、名張市立図書館が身のたけ身のほどの範囲内で乱歩関連資料を収集することにして、そのための基準や方針を考えてみようね、とアドバイスしても、考えられない。
名張ってのは、ま、そんなとこだっちゃ。
目録つくるという当然のことさえ思いつけずに、乱歩の読書会でもどうじゃろか、とうわっつらとりつくろうだけのことしか思いつけない。
乱歩関連資料を収集する、とぶちあげたにもかかわらず、それ以上のことはなにも考えられない。
そこらの高校の図書委員でも考えつけることを、いっさい考えようとしない。
お経は読んでも乱歩は読まぬッ、腹が張っても屁はこかぬッ、ぷう、とかばかなことばっかいってるからこんなことになるんじゃねーか、とは思いますけど、とにかくもうどうしようもない感じです。
で、先日のつづきですけど、いくらどうしようもないったって、すでに所蔵している乱歩関連資料はどうするよ、ということになります。
これもせめて、少なくとも、最低でも、体系性とか全体性とかはとりあえず横に置いといて、その書誌データをネット上で公開する、ついでですから、あちこちから寄贈していただいたミステリ関連図書の書誌データもネット上で公開する、ということにするだけで、名張市民にも図書寄贈者にもなんとか顔向けができるわけなんですけど、そんなことしたら大変です。
名張市立図書館は乱歩や探偵小説に関係のある資料を専門的に収集していて、そうした資料のこともよく知っている、と世間から思われてしまいますから、そんなことだけは避けたい。
なにしろもう、お経は読んでも乱歩は読まぬッ、腹が張っても屁はこかぬッ、ぷう、なわけなんですから、乱歩のことも探偵小説のこともなんにも知りません。
そのあたり、なんとかならんのか、とお思いのかたもおありでしょうけど、つまりまあ、いまとなっては、というべきか、あるいは、最初っからそうだった、というべきか、ともあれいまや、手のほどこしようというやつがなくなっていて、しつこくも死児のよわいを数えつづけますと、やっぱ名張市のまちなか再生事業が起死回生、乾坤一擲のあれだったわけでした。
そういえば、もう一週間以上前になりますか、会いたいとおっしゃるかたがあって、近鉄プラザ桔梗が丘にある喫茶店で乱歩のことその他、ちょっとおはなししたんですけど、話の流れとして、名張まちなか再生プランに提出したパブリックコメント、ほぼすべてをしゃべりまくる仕儀となってしまいました。
パブリックコメントに盛りこんだアイデアは面白がっていただけたんですけど、ま、念のため、というかなんというか、まったく意味のないことではありますけど、ここにリンクを掲げておくことにいたします。
さてそれで、乱歩関連資料もミステリ関連寄贈図書もいっさい活用できないとなると、ほんとにもうどうよ、ということになって、そしたらまあ、結局のところ、アドバイザーとして名張市立図書館に提言したものの、だめだこりゃ、ということになってしまった乱歩作品のデータベースだけでもなんとかしたいなと、それがつまり、先日記した名張市立図書館の目録三冊でカバーできていないことなんですけど、とりあえずそっちのほうだけでもちゃんとしとかなきゃな、というなりゆきとなりました。
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