寒ッ。
しとしとしとしと、雨も降ってますし。
いやー、名張のまちはまーた雨にたたたたたッ、いやいや、たたられてしまいました。
怪人二十面相のコンテスト、いったいどうなったことじゃやら。
▼MSN産経ニュース:名張で「隠街道市」始まる 三重(2012年11月11日)
▼毎日jp:隠街道市:「旧町」の魅力発信、にぎやかに 露店並ぶ沿道、ワゴンセールでお出迎え--きょうまで名張 /三重(2012年11月11日)
先月下旬のおまつりといい、このご町内イベントといい、雨にたたられてばかりではありませんか。
たたりじゃ。
うすらばかのたたりじゃ。
うすらばかがうすらばか集めてみごとなまでの大失敗に終わった名張まちなか再生事業のたたりなんじゃね? とぞ思います。
しかも、雨にたたたたたッ、いやいや、たたられたうえに、毎日新聞の記事によれば、ほかのご町内イベントとかぶってしまった、というではありませんか。
なにやってんだよまったく。
とはいえ、近年の名張市における行政運営の実態を振り返ってみますと、この手のトラブルは不可避の帰結かも、とも思われます。
とにかくお役所のみなさん、手前どもはなにも考えないことにしております、ってんで、なにからなにまで丸投げなわけです。
主体性放棄して丸投げばっかかましてますから、あっちではあっちの団体が勝手に話を進め、こっちではこっちの団体が別の話を勝手に進めて、なおかつどっちの団体もいいだけ身勝手、つまりうすらばかってのは身勝手なものなんですけど、他人のことにはまるで頓着せず、ほかの団体との調整やすりあわせ、なんてことにはまったく考えがおよばない。
とどのつまり、イベントが重なってしまってまあ大変、みたいなことにもなるわけでしょう。
なんというのか、いまや名張市、完全にてんでんばらばら、みたいなことになってしまいました。
なにしろ名張市は、行政としてまったくの機能不全、つまり、ノービジョン、ノープラン、ノーアイデアな状態なわけです。
地方自治体として名張市の全体を視野に入れ、トータルなビジョンやプランやアイデアを練りあげてゆく、なんてことが少しもできないわけです。
なーんにも考えようとせず、てゆーか、そもそも考えることができず、協働だかなんだか知りませんけど、そこらでごろっちゃらしてるうすらばかに丸投げするばっかりですから、てんでんばらばらになってしまうのは当然のことです。
そういったてんでんばらばらぶりの一端が、きのうときょう、ご町内イベントのいわばダブルブッキングとなってあらわれた、ということでしょう。
もうちょっと、しっかりしてくれてもいいと思いますけど、ま、無理なのかもしれません。
無理なのかもしれません、といえば、名張市立図書館。
つづきです。
無理なのかも、というよりは、もう無理なんじゃね? ほんとに難しいぞ、のつづき。
つまり、名張市のみならず、というか名張市がそうなのであるから当然のこととして、名張市立図書館もまた、なにも考えられず、なにも決められない、というわけなんです。
名張市立図書館も、あるいは名張市教育委員会も、ほんとになんにも、判断も決定も、それどころか理解すらできない。
このところのエントリで推測してきたとおり、初代館長さんがかなりあれじゃったみたい、というだけのことで、名張市立図書館による乱歩関連資料の収集、とんでもないことになってしまって、たぶんもう取り返しがつかない、という状態です。
いえいえ、私はなにも無理難題をふっかけとるわけではありません。
ごくあたりまえのことを求めているだけです。
せめて、ほんとに、せめて、というささやかな願いなんですけど、本は読むものだ、ということをちゃんと理解できているひとに、図書館長をやっていただきたい。
ただそれだけです。
ただそれだけのことが、ここ名張市ではまったく実現できなかった、ということです。
お経は読んでも乱歩は読まぬッ、腹が張っても屁はこかぬッ。
そんなような図書館長さんじゃ、ちょっとまずくね?
本は飾っとくもんだ、と信じて疑わない図書館長さんじゃ、資料収集もくそもなくね?
資料収集のしの字も知らぬッ、図書館法のとも知らぬッ。
そんなことじゃ、だめじゃろ。
いやいや、難しいことではありゃせんのよ。
ほんと、そこらの高校の図書委員にもできることなの。
乱歩関連資料を収集する、ということになったら、乱歩のことを知ろうとしたり、乱歩作品を読んでみたり、まずはそういうことをするのがごくあたりまえの手順なんだけど、お経は読んでも乱歩は読まぬッ、腹が張っても屁はこかぬッ、とかそんなことゆうとったらだめじゃね?
つか、あほ?
そりゃもうね、いくらお経を読んでくれてもいいんだけど、さあ、これから乱歩関連資料を収集いたします、という図書館のトップがだぞ、『探偵小説四十年』すら手に取ろうとしない、っつーのはどうよ。
やっぱ、あほ?
それだけでもう、図書館長失格、ということになると思われるんですけど、にもかかわらず初代館長さん、ほぼ四半世紀にわたって図書館長として勤務していらっしゃったわけであって、そんなにも長いあいだ、だれひとりとして初代館長さんを叱り飛ばす人間がいなかった、というのですから、名張市のお役所まわりってのはほんと、自慢じゃないけど無茶苦茶なんだぞ。
でもって、要するに、なにも考えられない。
名張市立図書館には、なにひとつ考えられない。
あるいは、なにも知ろうとしない。
必要な知識を身につけようともしない。
じゃあどうすんのよ? と尋ねても、なにも答えられない。
私が名張市立図書館を相手に、アドバイザーとして経験したのは、そういったことのくり返しでございました。
要するに、なにも考えず、なにも決めず、ただただ先送りしてしまう、その場しのぎを際限もなくくり返す、という小ずるい真似しかできない。
ばーか。
残念だけど、そうは問屋がおろさねーんだよ腐れ公務員。
いくらなんでも、そろそろちゃんとしようよね、ということで、いろいろ考えてみたわけです。
とりあえず、名張市立図書館は乱歩関連資料の収集をつづけます、ということを基本として考えたわけですけど、いくつかの制約が存在しています。
ひとつには、乱歩のことを知らず、乱歩作品を読まず、収集した乱歩関連資料にも眼を通さない、みたいな状態で収集する、という制約が厳然と存在していて、これはかなり難しい。
しかし、初代館長さん以来の、つまりは開館以来の伝統として、名張市立図書館は、乱歩のことなんかなんにも知らない状態で乱歩関連資料を収集してまーす、ということになってるわけです。
そうした伝統に立って乱歩関連資料を収集する、というのは相当に難しい。
というか、ほぼ不可能、というべきなのかもしれませんし、かりに可能であったとしても、そんな状態で資料収集を進めることに、いったいどんな意義や価値がみいだせるというのか、という気にもなります。
つか、図書館法を無視してもいいのか。
つか、世に図書館法なんてのが存在することを、名張市立図書館の歴代館長、全員がご存じなかったというわけなんです。
ほんと、知らねーんでやんの。
無茶苦茶だぜまったく。
▼文部科学省:図書館法
その名も「図書館の奉仕」という条項があるわけですけど、奉仕、なんてことはおそらく、考えられたこともなかったはずです。
乱歩関連資料を専門的に収集しているただひとつの図書館として、いったいどんな奉仕を展開すればいいのか、なんてこと、名張市立図書館は考えたこともなかったはずなんですけど、ただまあ、図書館法を読みさえすれば、
「図書館資料の分類排列を適切にし、及びその目録を整備すること」
とか書いてありますから、あ、目録つくんなきゃ、ということくらいはわかったはずです。
というか、資料を収集したら目録つくんないことには、いったいなにを所蔵しててなにを所蔵してないのか、みたいなこともわかんなくなりますから、図書館法など関係なしに、目録はどうしたってつくんなきゃならなかったはずなんですけど、ほんと、田舎のお役人さまってのは、いったいなにをお考えなんでしょうか。
あるいは、図書館法には、
「図書館の職員が図書館資料について十分な知識を持ち、その利用のための相談に応ずるようにすること」
とも書いてあるんですけど、名張市立図書館はかたくななまでに、乱歩のことを知らず、乱歩作品を読まず、収集した乱歩関連資料にも眼を通さない、ということを基本にしていますから、なんかどうしようもありません。
それからまた、もうひとつ大きな制約というのがあって、それは、インターネットを利用しない、ということです。
これも難問で、資料を収集したら、そのデータをネット上に公開するのは、当節じゃもう、あたりまえっちゃあたりまえ。
インターネットを利用して、名張市立図書館が乱歩関連資料にかんする情報を受発信してゆくことは、いろいろな波及効果、二次的三次的なメリットも含めて考えれば、どうしたって必要で、名張市に少なからぬ利益をもたらしてくれるはずなのですが、しかし、インターネットは利用できません。
なぜか、というと、乱歩にかんして問い合わせがあったりしたら困るから、ということになります。
つまり名張市立図書館、収集した乱歩関連資料にかんして、「十分な知識を持ち」なんてことはとてもできていませんし、「その利用のための相談に応ずる」なんてこともとてもできません。
ほんと、乱歩のことなんて、なんにも知らないわけです。
ですから、本来であれば当然、インターネットを利用すべきではあるのですが、あれこれ考えてみた結果、少し以前にこのブログにも記しましたとおり、名張市立図書館が乱歩関連資料にかんしていっさいネット展開しなかったのは、はっきりいって大正解だし、今後もすべきではない、ということになってしまうわけです。
ただまあ、「市長への手紙」で名張市長にもお伝えしたとおり、名張市立図書館としては、なんとか乱歩のことを情報発信してゆくことは、やはり必要なことだと思われます。
もうひとつ、私がインターネットにかんして考えていたのは、名張市立図書館の地下書庫に眠る寄贈図書のことで、数多い寄贈図書をいきなり開架に並べるのは無理でも、そのデータをインターネット上で公開すれば、少なくとも死蔵している、ということにはならないだろう、みたいなことでした。
しかしまあ、名張市立図書館は、そんなこといっさい考えておりません。
乱歩のことには完全に知らん顔を決めこみ、考えなければならないことも、決めなければならないことも、すべて先送りしてしまって怪しまない。
だったら資料収集なんかやめちまえよばーか、といってやっても、それすら考えられず、決められない。
ですからまあ、いろいろ制約はあるけれど、この衰退と縮小の時代において、なお持続可能な乱歩関連資料の収集、なんてのを進めるとしたら、いったいどうすればいいのか、ということを、私はあれこれ思い悩みながら考えたわけでした。
本来、思い悩むべきなのは名張市立図書館なんですけど、腐れ公務員のみなさんってのは、なんにも考えないでいいんだから、ほんとに楽でいいよなあ。
しかし、それにしても、お経は読んでも乱歩は読まぬッ、腹が張っても屁はこかぬッ、とか、初代館長さんはなんでまた、屁をこかないことがそこまで自慢だったんだろうなあ。
つか、屁なんかよりほかに、もっと力をそそぐべきことがあっただろーがよ。
わっけわかんね。
つか、なんで名張市ってのは、ばかしか雇わねーんだろうな。
わっけわかんね。
いくらなんでも、資料収集のしの字も知らぬッ、図書館法のとも知らぬッ、ってのはねーだろーがよ。
しかし、それが名張市立図書館のありのままの姿なんやからなあ。
ほんと、わっけわかんね。
つづく。
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