まずお知らせ。
名張発創作乱歩狂言池袋篇は、あす25日に前売りがスタートします。
▼イープラス:創作乱歩狂言
「押絵と旅する男」といえば、こんなニュースが報じられていました。
▼東京新聞 TOKYO Web:浅草のシンボル 「凌雲閣」復活へ 六区最後の映画館跡地
さて、つづき。
なんかもう、考えるだけで鬱状態に陥ってしまう話のつづき。
重要なことだから、というか、名張市役所のみなさんにはまだおわかりいただけないかもしれませんから、というべきか、とにかくしつこく記しますと、世の中にはやっぱ、フーテンの寅さんじゃないけれど、それをいっちゃあおしまいよ、ということがあるように思います。
やってくれるひとがあったらやってもらいます、というのは、ほんとにもうね、それをいっちゃあおしまいよ、以外のなにものでもない。
乱歩関連資料を収集します、といいだしたのは、ほかでもない、名張市立図書館です。
資料収集というのは、図書館のお仕事の根幹です。
日本図書館協会は、図書館の自由に関する宣言、とかいうのを公表していて、そのひとつめには、「図書館は資料収集の自由を有する」と明記されています。
ですから、名張市立図書館は、乱歩関連資料を収集してもいいし、もちろん、収集しなくてもいい。
しかし、開館の時点で、収集します、と宣言したわけです。
じゃ、だれがするのか。
図書館がするわけです。
図書館の職員がするわけです。
それが図書館のお仕事です。
しかも、乱歩関連資料は、名張市立図書館にとって、メインコンテンツなわけです。
そんな資料を専門的に集めてる図書館、ほかにはありませんから、そういう意味でも貴重なコンテンツです。
だというのに、そのコンテンツを充実させ、活用するという図書館本来のお仕事を、やってくれるひとがあったらやってもらいます、っつーのはどうよ。
どうして、図書館みずからがしないのか。
どうして、ひとまかせにしなければならぬのか。
それはさすがにおかしいことだぞ、と思う。
異常といっていいことだぞ、とも思う。
だから、収集の方針をはっきりさせて、図書館としてのサービスを提供してゆく、みたいなことをしなければだめなんじゃね? と私はいっとるわけです。
そのためには、もうちょっとしっかりしてくれてもいいんじゃね? といいつづけとるわけです。
たとえば、こんなニュースがありました。
▼毎日jp:B-1グランプリ:名張牛汁「アピールできた」 目標8位以内届かず--北九州 /三重(2012年10月22日)
名張牛汁協会のみなさんが、遠路はるばる北九州市までおでかけになって、「イベントステージでは、名張ゆかりの江戸川乱歩や観阿弥を紹介」してくださったということです。
ことほどさように、どこの自治体も情報発信に余念がなく、名張市のシティセールスといえばコンテンツはまず乱歩と観阿弥だと相場が決まっているわけなんですけど、長きにわたって乱歩関連資料を収集してきた名張市立図書館が、乱歩にかんしてまるっきり情報発信できてないってのは、ちょっとおかしなことだと思われます。
あるいは、こんなニュースもあります。
▼朝日新聞デジタル:怪人二十面相 なりきって競おう(2012年10月24日)
名張地区まちづくり推進協議会のみなさんが、怪人二十面相にちなんだコンテストを企画して、なんか参加希望者が少ないみたいな感じではありますけど、恒例のイベントを盛りあげようとしていらっしゃるわけです。
乱歩の創造したキャラクターが、イベントのコンテンツとして活用されてるわけです。
だというのに、かんじんの名張市立図書館、長きにわたって乱歩関連資料を収集してきたオンリーワンの図書館である名張市立図書館が、乱歩のことはやってくれるひとがあればやってもらいます、とはどういうことよ。
そんなことゆうとっちゃだめでしょうが。
それをいっちゃあおしまいよ、でしょうが。
名張市立図書館はどうして、図書館のお仕事の根幹とも呼ぶべき資料収集をないがしろにしている、というか、完全に放棄しているのか。
そんなのは、図書館にとって自殺行為ではないか。
そこらの高校の図書委員でもできることをまったくせず、あげくのはては自殺行為、なんてのは、さすがにいただけないと思うぞ。
しかし、せいぜいが、その程度か。
いやまったく、困ったものだな。
ゆうとくけど、私は名張市にとってひとりのクレーマーにしかすぎんかもしれんけど、私の背後には、乱歩のファンや関係者、さらには乱歩がらみで名張市立図書館に図書を寄贈してくれたみなさんや期待をかけてくれているみなさんが存在している、ということだけはゆうときたい。
それ考えるとほんと、鬱状態になってしまうわけよね。
さ、お酒飲んで寝よっと。
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