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平成24・2012年10月3日 日刊スポーツ新聞社
東京ステーションホテル6年半ぶりに再開
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約6年半ぶりに営業を再開した「東京ステーションホテル」(共同)
保存・復元工事を終えたJR東京駅丸の内側の赤れんが駅舎内にある「東京ステーションホテル」が3日、約6年半ぶりに営業を再開した。
同ホテル1階にあるロビーラウンジには、オープンと同時に約1時間待ちの列を出来るほどの人気だった。オープンの2時間前から並んでいた藤沢市に住む会社員田山敬一さん(47)は「ずっと楽しみにしていた。早く部屋からドームサイドを上から見たい」と話した。
休館以前に宿泊した会社員女性(40)は「部屋が好きで6年間待ち望んでいた。楽しみで仕方ない」と笑顔で話した。
東京駅が開業した翌年の1915年にオープンし、川端康成や松本清張らの文豪が執筆のために、隠れ家のように落ち着いた雰囲気を好んで滞在した。江戸川乱歩も愛用者の一人で客室が小説「怪人二十面相」の舞台にもなった。
JR東日本の冨田哲郎社長は記念式典で「歴史と先進性を兼ね備えた日本を代表するホテルとしてご愛用していただけるように頑張りたい」とあいさつした。
文豪にちなんで全客室に原稿用紙柄のメモ用紙を置いている。窓から新幹線や在来線の電車が行き交う様子を眺めることのできる客室もある。
結婚式にも対応可能な宴会場のほか、日本料理や中国料理などの飲食店も入居する。
(共同)
[2012年10月3日13時43分]
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