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平成24・2012年9月15日 学研パブリッシング
生田斗真が引きこもりに!? 感情を持たない殺人マシーン「脳男」を熱演
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生田斗真が引きこもりに!? 感情を持たない殺人マシーン「脳男」を熱演
2012.9.15
映画「脳男」の制作報告会見が都内で行われ、生田斗真、松雪泰子、江口洋介、二階堂ふみ、太田莉菜、瀧本智行監督が出席した。
原作は第46回江戸川乱歩賞受賞作、首藤瓜於の同名小説。生まれつき並外れた記憶力・知能・肉体を持ちながらも、人間としての「感情」を持たない殺人マシーンの“脳男”鈴木一郎(生田)と、彼を取り巻くさまざまなキャラクターたちがバトルを繰り広げるバイオレンスミステリー。
生田は、今年の1月から格闘技を習い始め、半年間映画のために準備をして撮影に挑んだことを告白。感情がないという難しい役どころについては「脳男はこれだというのがなかなか見つからなかった。でも、ご飯もささみとか野菜とかそういうものばかり食べていて、撮影に入る1か月前からずっと引きこもっていたら、自然と誰にも会いたくないというような気分になってきて(笑)。その感覚が鈴木一郎に近づけているような感覚になりました」と手ごたえを感じた様子。
瀧本監督は、生田に体づくりはもちろん、まばたきをやめてほしいと話したことを明かし、「(生田に)どのように訓練したの?と聞いたら『シャワー浴びる時もまばたきしないようにしました』と言われて、大変だったんだなと思いました(笑)」と。
また、この日新たなキャストとして発表された、脳男と対峙する爆弾魔・緑川紀子役の二階堂には減量することをお願いしたといい、「僕も付き合わなければと思い、10キロやせたので二階堂さんに自慢したら『メタボのおじさんと10代の女の子を一緒にしないでください』とすごい怖い目で見られました(笑)」と苦笑い。二階堂は減量にかなり苦労したようで、「思春期の体があまりにもやせなくて、そのことばかり考えていて辛かった。そしたら赤ちゃんがおいしそうに見えちゃってやばいと思いました(笑)」と会場の笑いを誘った。
それぞれの難しいキャラクターに加えて大変なシーンも多く、江口演じる茶屋刑事と戦うシーンを27時間撮影したという生田は「死ぬかと思いました(笑)。体と体のぶつかり合いで愛情を確かめあってました」と話し、隣の江口と笑いあった。
そして、一郎に興味を持ち、真実の姿を探ろうとする精神科医・鷲谷真梨子を演じる松雪は、「リラックスした雰囲気はあったけど、撮影自体はすごくストイックに進んでいました。感情のない人に対して言葉を投げかけていくのはこんなに苦しいものかと…。言葉を投げかければ投げかけるほど焦ってきて、苦しい心理状況の中やっていました」と神妙な面持ちで撮影を振り返った。
タイトルにちなみ自分は“何男”“何女”か?の質問では、
生田は「僕は“昭和男”ですね。考え方が古いタイプの人間と言われることが多くて。男は台所に立たないとか(笑)、『男とは』とかを自問自答するタイプなので」と告白。続いて松雪が「晴れ女です」とさらっと答えると生田は「えー!そういうベタなやつでいいんですか!?」とツツッコみ、盛り上がるひと幕も。
最後に生田は「感情がなくて、痛みを感じないというなかなか想像しづらい役どころをどう表現しているのかを見ていただきたいのと、江口さんとのリアルな痛みを感じるアクションシーンもまた見どころの1つ。自分の口で言うのはこっぱずかしいけど、すごくいい映画になってると思います」とPR。瀧本監督は「見どころは役者です。それぞれ難しい役だったと思うけど、ラスト30分は圧巻。背中がぞくぞくするような、テンションの高い芝居が続くので興奮しながら仕上げている」とキャスト陣を絶賛した。
映画「脳男」は、2013年2月9日(土)全国東宝系にて公開。
「脳男」
2013年2月9日(土)全国東宝系にて公開
監督:瀧本智行
脚本:真辺克彦、成島出
キャスト:生田斗真、松雪泰子、二階堂ふみ、太田莉奈、江口洋介
「脳男」公式サイト(http://www.no-otoko.com/)
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