解せませんね、でおなじみのぽてちん知事さんには、やはりお喜びいただけぬであろうニュースがつづきます。
しかも、静岡とかじゃなくて、われらが伊賀地域のニュースです。
まず、きのう。
▼伊賀タウン情報YOU:10地区長の署名添える 阿保地区住民自治協議会、震災がれき受け入れ反対の決議文(2012年8月3日)
それから、きょう。
▼MSN産経ニュース:伊賀の自治協、がれき受け入れ「反対」 個別の説明会中止要請 三重(2012年8月4日)
▼毎日jp:東日本大震災:震災がれき 伊賀・阿保地区自治協、持ち込み反対決議「説得活動やめて」 /三重(2012年8月4日)
▼中日新聞 CHUNICHI Web:がれき受け入れ反対決議文 伊賀・阿保自治協(2012年8月4日)
伊賀南部環境衛生組合にたいして、震災がれき受け入れに反対する地元の声が、正式な文書として提出された、というわけです。
常識的に考えれば、がれきを焼却して処理する施設が立地する地域から、ここまで強硬な反対意見が、地域住民の総意といっていいかたちで表明されたわけですから、伊賀地域で震災がれきを処理することはできない、という結論にいたらざるをえないと思われるのですが、産経新聞の記事によれば、伊賀南部環境衛生組合の田中実事務局長は……
あ。
なんだ。
組合の事務局長さんは、なんと田中実さんでいらっしゃったのか。
なーんだ。
そうだったのか。
田中実さんといえば、名張市が市民をいいだけだまくらかしたいわゆるごみステーション問題において、たしか名張市の生活環境部長さんとして獅子奮迅の大活躍をくりひろげられたかたではありませんか。
そうかそうか。
その田中実さん、現在ただいまは伊賀南部環境衛生組合の事務局長として、震災がれき受け入れ問題でやはり獅子奮迅のご活躍か。
胸が熱くなるのをおぼえつつ、そういえば、例のごみステーション問題では、名張市による説明会の実況報告が2ちゃんねるに投稿されて、それをどっかに転載してあったっけ、と思って検索してみましたところ、こんなエントリがひっかかってきました。
▼名張まちなかブログ:中先生の添削講座 逆鱗篇(2009年3月15日)
転載してみましょう。
文章には手を加えず、読みやすくするために改行などのスタイルを整えます。
桔梗が丘ごみステーション説明会実況その2
区長A「昨年10月、私の区は欠席者の委任状をとり、区の全体集会をした。その席上で、副市長と田中部長は-住民の納得が得られるまでステーションは実施しない-と約束した。所が何だ。1月29日夜、都市内分権の説明会の直前30分間だけ区長を集めて、マジックで路線を示した地図を渡し、-4月からステーションにする-ことを一方的に通告してきた。路線収集に至った経緯を説明してくれ。」
副市長「・・・・・・・・・・・・・」
部長「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
区長B「路線収集を決めた責任者は誰だ」
部長「市と伊賀南部環境衛生が協議して決めた。」
市民A「責任者を聞いている。責任者をこたえなさい。」
区長A「昨年十月以来、あなた方から1本の電話もない。何ら努力もしないでいきなりステーションとはどういう了見だ。そのような状況で区長に何ができると思うのか。住民に説明できると思えるか。-住民の納得が得られるまでステーションは実施しない-と言った言葉は何だ。あなた方は市民を騙したのか。市民にウソをついたのか。そんなやり方で市民の信頼を裏切るやり方で、納得する市民がいると思っているのか。それとも市民の前で-ウソをついて悪うございました。ごめんなさい。-と謝るか。」
副市長「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
部長「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
桔梗が丘ごみステーション説明会実況その2のつづき
路線収集という名の「ステーションを強制」に関しては1月29日(土曜日)夜、区長に説明があり、各紙が1月31日(月曜日)の朝刊に掲載した。
田中部長「記者クラブに資料を投函しただけ」
区長「我々に示した以外の資料か」
田中部長「同じ資料だ」
区長「私たちがもらった資料には記載されていないことが記事内容に見られる。」
田中部長「提供資料によって新聞記者が私に取材した。」
区長「日曜日に取材に来たのか。記者会見をしたのではないか。情報操作目的で」
市民「新聞記者に電話して聞いてみようか」
昨年来、(ステーションに移行した地区の数をでっち上げ)ウソニュースをリークして市民をダマシ続けた経緯から、田中部長は多分情報操作をしかけたと思う。
いやー、すまじきものは宮仕え、とはよくいったものだなあ、などと感心してる場合ではまったくなくて、かつてこのごみステーション問題の説明会でご活躍だった田中実さんが、いまは震災がれき受け入れ問題の説明会にかんして、
「もう一度、安全性や必要性を理解してもらうのが説明会の趣旨であり、開催方針に変わりはない」
とおっしゃっているそうな。
うーむ。
いやほんと、すまじきものは宮仕え、だなあ。
とかそんなことはまあいいとして、以前からいくたびも指摘しておりますとおり、説明会とやらをいやになるほど開催して百万言を費やしてみても、地域住民に「安全性や必要性」を理解してもらうことはとうてい不可能だと思われます。
それでもなお説明会を開催する、というのですから、これはまさしく解せないことだというしかありません。
説明会もそうですけど、震災がれきの受け入れそのものも、もうやめとけばいいのに、つか、もうやめるしかないみたいなのに、どうしてもやめない、というのはとても解せないことです。
なんかもう、解せないことばっかじゃん。
そういえば、ここからが本題なのですが、名張市立図書館における乱歩関連資料の収集なんてのも、もうやめとけばいいのに、つか、もうやめるしかないみたいなのに、どうしてもやめない、というのはとても解せないことですから、そのあたりの不可解さについても、幻影城ブロジェクトのスタートにあたって、とくに名張市民のみなさんにご説明申しあげておく必要があろうかと判断される次第です。
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