暑い日がつづきます。
暑さのせいではないけれど、解せないこともつづきます。
解せないことばかりなさってるわれらがぽてちん知事さんにはお喜びいただけないニュースかもしれませんが、静岡県はこんな状態だそうです。
▼朝日新聞デジタル:震災がれき処分 相次ぎ頓挫/県内自治体(2012年8月2日)
きのうも記しましたとおり、もう受け入れていただく必要はなくなりましたから、と宮城県から連絡があったとのことで、ぽてちん知事さんご自身、震災がれき問題にかんしてずいぶんトーンダウンしておしまいになったような印象もありますから、少なくとも伊賀市と名張市は、これを奇貨として、地元が強硬に反対してるものですから、みたいなことを理由にさっさと受け入れ断念を表明するのがいいように思います。
そういえば、震災がれき受け入れ問題についてこのブログで熱く語っていたのとおなじころ、武雄市図書館のツタヤ丸投げ問題もあれこれおちょくる仕儀とはなり、そのせいで名張市立図書館みてみぬふり問題がややお留守になっていたわけなのですが、お留守といっても図書館つながり、武雄市の市長さんがおひろげになった波紋は名張市立図書館にも無縁ではありませんでした。
▼2012年05月20日:図書館をめぐる懸念あれこれ
このエントリに引用した朝日新聞の記事から再度引用。
糸賀雅児・慶応大学教授(図書館情報学)の話 コスト削減の名の下に指定管理者制度を導入してから10年ほどたつが、依然として「貸出冊数」などの数字が評価される傾向にある。しかし重要なのは、地域の歴史や各種課題の資料を集め、次代に残すという図書館本来の目的が果たされているかという点。民間委託がいいか、自治体直営がいいかという議論の前に、問われるべきは、首長が図書館のあり方を中長期的に考えているかどうかだ。
もちろん、糸賀先生のおっしゃるとおりです。
無料貸本屋としてのサービス以外に、図書館は「地域の歴史や各種課題の資料」にかんする収集と活用を進めなければいけないわけなんですけど、指定管理者制度を導入するとそっちのほうがそれこそお留守になってしまうのではないか、という懸念があるわけです。
しかし、なんのなんの。
名張市立図書館をみてごらんなさい。
指定管理者制度なんかにはかかわりなく、こんなひどいありさまです。
地域資料のみならず、乱歩関連資料もご同様。
これもまた糸賀先生ご指摘のとおり、こんなのは「民間委託がいいか、自治体直営がいいかという議論」以前の問題ではあるのですが、しかし、だからといって、「首長が図書館のあり方を中長期的に考えているかどうかだ」というのはいささか現実離れしすぎた指摘だと申しあげざるをえません。
日本全国津々浦々、どちらの土地におじゃまいたしましても、図書館のありかたを中長期的に考えている首長、なんてのはまずどこにも存在していないか、存在していたとしてもその数はきわめてわずかなものでしょう。
それに、教育委員会の独立性、といったお題目に準じていうならば、図書館運営をめぐる首長の専権にはいささか問題がある、ということになるわけですが、しかし、とはいえ、さはさりながら、教育委員会に図書館にかんする中長期的なビジョンがあるかどうか、ということになるとですね、これはもうよその自治体でもたぶんそのはずなんですが、少なくともわれらが名張市教育委員会におきましてはですね、なんのビジョンもございません、さのよいよい。
というか、それどころか、あーこれこれ、あーこれこれ、あーこれこれあほのみなさんや、名張市教育委員会のあほのみなさんや、と一般市民からいいようにばかにされ、乱歩狂言かまします、みたいなことをたまに思いつきでぶちあげると、あんたら著作権のこととかちゃんとわかってんの? とこれまた一般市民から心配されたりしてしまうのが名張市教育委員会なんですから、図書館がどうのこうの、なんて考えるのはとても無理です。
だったら、結局のところ、どこにも頼らず、名張市立図書館自身がしっかりするしかありません。
しかし、なにしろ、これなんだもん。
いやー、たまりませんなー。
このところの暑さよりもなおいっそう、ほんとにもうたーまりませんなー。
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