きのうのエントリを補足しておきます。
みてみぬふりをする、という件です。
この件にかんしてあれこれつづっているうち、三重県が震災がれきを受け入れる、というニュースが報じられて、そっちのほうをおちょくることについかまけてしまい、みてみぬふりの件がどっか行っちゃった、みたいなことになってしまったのですが、そういえば、震災がれき問題はどうなったのか、というと、こんなことになったようです。
▼朝日新聞デジタル:宮城県のがれき「受け入れない」(2012年7月31日)
われらがぽてちん知事さん、7月30日の記者会見で「宮城県分は受け入れない」と表明されたとのことです。
三重県の公式サイトで確認しておきましょう。
▼三重県 > 知事会見概要 > 知事定例会見 平成24年7月30日
引用。
○東日本大震災によるがれきの処理
(質)がれきの受入量について、宮城と岩手から連絡ありましたか。
(答)宮城については、宮城からも発表ありましたとおり、今回は関東の、今、実施調整中のところで全部いけるということになりましたので、宮城県のやつは受入れはしない、三重県はね、ということで、これはもう確定しました。岩手県のやつは、今、その計画を環境省と調整中だというふうに聞いていますので、それを近いうちに、事務的な調整状況にもよりますけども、近いうちにご連絡をいただけるというふうに聞いていますので、それを見て判断をしていきたい、対応していきたいと思います。
(質)宮城から受け入れ無くなった件について、どういう感想を持っていますか。
(答)とにかく広域処理が進むということ、それからそれに対して早く目処をつけるということなので、これは宮城県が一生懸命頑張られた、あるいは既に受け入れをされている自治体が一生懸命頑張られた、そういう成果だと僕は思っていますので、結果として宮城県のものを三重県で受け入れるということは無くなったとしても、目処がついたことや処理が進んでいるということは大変いいことだと思うし、関係者の努力に敬意を表したいと思います。宮城県はプラントも自分ところで20数基建てて、かなり自分たちなりにもご努力された結果だと思いますから、それは本当に頑張られた結果なのでいいんじゃないかと思いますけどね。
(質)今現在の、県内、この前伊賀の民間施設を訪れられましたけど、今現在どういうふうになっていて、今後どういうふうにしていくかということをお聞かせ願いますか。
(答)7月にやりました伊賀南部の組合の皆さんの両市長による説明会、それから私が三重中央開発へ行かせていただいて、その三重中央開発周辺の皆さんへご理解をしてもらうべく説明を行いたいと思ってますが、現在その途上でありますので、その日程とかやり方とか、それを地元の皆さんや両市と相談させていただいているところです。
けったいな点がふたつあります。
ひとつ、あまりにも遅くて受け身じゃね?
6月25日の時点で、松阪市の市長さんは「岩手、宮城両県からの情報によると、東京都をはじめ埼玉、群馬、静岡などでがれきの受け入れが進んだ結果、松阪市が可燃がれきを受け入れる不可欠性がなくなってきた」とおっしゃってたわけです。
▼毎日jp:東日本大震災:がれきの受け入れ解消か--松阪市長 /三重(2012年6月26日)
その後、松阪市は正式に震災がれきの受け入れを中止したわけですけど、被災地のがれきにかんする情報を主体的に収集し、それにもとづいて判断する、というあたりまえのことを、三重県はどうしてせんかったのか。
解せませんね。
もうひとつ、宮城県のがれきを受け入れる必要がなくなった、ということが「これはもう確定しました」というのであれば、われらがぽてちん知事さんはとっとと自分のほうからそれを発表なさるべきでした。
震災がれきの受け入れにかんしては、三重県内においても、小さからぬ騒ぎに発展しとるわけであって、伊賀地域での説明会なんか大荒れだったと伝えられています。
だったらなおさら、そうした騒動や混乱の張本人として、事態はどう進んでいるのか、それについて自分はどう考えているのか、といったあたりの説明は時宜に応じ、知事さんみずから率先しておこなうべきだと判断されるのですが、そんなことはさらさらなく、記者から質問されてようやく公表という運びになってるのはどういうことか。
解せませんね。
いやいや、こんなことは本題ではありません。
本題は、みてみぬふりをする、という件なんですが、つまりはこのことです。
これはほんとにひどい話で、名張市の地域資料をおとなりの伊賀市にある公益財団法人に購入してもらい、活用への道筋もつけてもらった、というなさけないことになっております。
名張市にかんする地域資料の収集と活用は、いうまでもなく名張市立図書館が手がけるべきお仕事なんですけど、そんなことはまったくできない。
あたりまえに手がけているべきことが、なんにもできない。
いうまでもないことながら、名張市にとっては、乱歩関連資料よりは名張にかかわりのある地域資料のほうが重要なんですけど、名張市立図書館にはそんなことすらわかってない。
いやいや、わかってるんだかわかってないんだかはわかりませんけど、とにかくなにもしようとしないんですから、なにもわかってないのとおなじことです。
あげくがこれ。
いいだけ叱り飛ばしてやるべきところなのですが、叱り飛ばしたからってどうなるものでもない。
だったらもう、そのあたりのことはみてみぬふりで済ませてしまい、とりあえず幻影城ブロジェクトだけはちゃんとしよう、というのが私の考えるところであって、プロジェクトのスタートにあたってそのこともまた市民各位にお伝えしておくべきかもしれないな、と思いあたりましたので、きのうのエントリを補足してここに書きつけておく次第です。
それにしても、名張市ってのは、むろん昔っからだめだったんですけど、ここへ来ていよいよだめになった、という印象です。
いったい、どうして、いつから、なんのせいで、こんなことになってしまったのでしょう。
ほんとに解せませんね。
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