朝だ。
きょうも暑くなりそうだ。
きのうもまた暑い一日であったけれど、第二次平成伊賀の乱、三重県と伊賀市ならびに名張市の連合軍は、炎熱のなかをふたたび敗走する仕儀とはなったみたいだね。
お疲れさまであった。
きのうのウェブニュース。
▼伊賀タウン情報:がれき受け入れ巡り、青山で住民説明会 反対意見相次ぐ(2012年7月16日)
きのうのニュースには、こんなんもあった。
▼毎日jp:東日本大震災:知事と伊賀市長、政策協議 がれき処理問題に言及せず /三重(2012年7月16日)
わるだくみしとるとこにしかみえんかった三重県知事さんと伊賀市長さんの例の対談、「東日本大震災によるがれきの広域処理問題には双方とも言及しなかった。鈴木知事は13日、市内の産廃業者にがれきの焼却灰受け入れ要請をしたばかりで、この問題に関心を持って傍聴した市民からは不満が漏れた」とのことやけど、地域社会が直面する喫緊の最重要課題をあっさりスルーしてどないするねんこのあほ、というのが、一般市民の正直な気持ち、ゆうやつやろうね。
ま、こんな対談なんて、うわっつら飾り立ててかっこつけるだけのパフォーマンスにすぎない。
重要なことや本質的なことは公開の場では俎上に載せず、すべて水面下のアンダーザテーブルでわるだくみいたします、というのが、お役所のみなさんの常套なのである。
さてそれで、三重県と伊賀市と名張市と三重中央開発が水面下のアンダーザテーブルでわるだくみして準備万端とどこおりなく整えたというのに、そこらのくず市民どもが反対意見ばっかぶちあげるからまーあとどこおることとどこおること、いっぺんごみ収集やめてしもたろかこらこのくず市民ども、とばかり、わるだくみ連合のみなさんは腹の底からお怒りになりつついまやほとんど涙目でいらっしゃるのではないか、みたいな感じの第二次平成伊賀の乱、本日のウェブニュースはこんなんじゃ。
▼MSN産経ニュース:がれき受け入れ 一般住民からも反対続出 組合説明会に320人 三重(2012年7月17日)
▼中日新聞 CHUNICHI Web:がれき「行政は受け入れありき」 住民から批判(2012年7月17日)
▼伊勢新聞:がれき広域処理 「受け入れ反対」が大勢 伊賀南部環境衛生組合(2012年7月17日)
えーっとまあ、いまさらとくに、申しあげることはない。
第二次平成伊賀の乱の帰結については、かつて、「へたすると7月1日の二の舞、どころか、さらに徹底的に、ぼっこぼこに、めっためたに、ぎったぎたに、垂直性の力学が水平性の力学に完膚なきまでに粉砕されてしまって、三重県と伊賀市ならびに名張市はひたすら敗走するしかなくなってしまうんじゃね? とか予想されたりもするわけなんだけど」と記したとおりであって、予測したとおりの展開とはなった。
ではでは、これから先の展開はどうよ、といったあたりを考察してみるに、ふつうであれば、地元住民の考えというやつがここまで明らかになったわけなんだから、震災がれきの受け入れなんてとてもできません、という結論にいたらざるをえないはずだと思われるのであるが、伊賀南部環境衛生組合は、というか、伊賀市と名張市は、いったいどのような判断を示すことになるのか、しかとはわからぬ。
だが、はっきりわかっているのは、いくたびもくり返すとおり、つか、最初からゆうとるとおり、いくら説明会を重ねても、百万言を費やしても、地域住民が震災がれきは安全なものだという理解や認識に到達することは絶対にない、ということだ。
となると、水面下のアンダーザテーブルでしっかりがっちり交わした握手を無にするのは忍びなかろうけど、そろそろこうするしかないと思うぞ。
国
↓
三重県
↓
×
↑
伊賀市+名張市
もうええじゃろ。
伊賀市も名張市も、ぽてちん知事さんのお顔はじゅうぶんにお立て申したはずじゃ。
だから、もうええじゃろ。
伊賀市も名張市も、ぽてちん知事さんのご意向を最大限尊重し、知事さんのご命令によって策定されたガイドラインに沿いながら、誠心誠意ことを進めてきたのではあったが、地域住民からあまりにも強硬な反対意見が出されたため、震災がれきの受け入れは断念せざるをえませんでしたばい、と、ぽてちん知事さんにご報告申しあげれば済む話ではないか。
もしも、ぽてちん知事さんが、どんなことをしても地域住民を説得してこい、とおっしゃるのであれば、そんなことゆうんならおめーが説得してこいやこのかす、こそこそこそこそ逃げ隠ればっかかましてんじゃねーよこのたこ、どうしてもかっこつけたいんだったらおめーが矢面に立って県民と直接対話してみろっつってんだよこのうんこたれがよー、とご忠言申しあげればいいのである。
とにかくもうな、おしまいにしてしまえばいいではないか。
いくらつづけても、三重県と伊賀市ならびに名張市の連合軍には、勝ち目なんてまったくないぞ。
さりとて、地域住民の意向を完全に無視してしまい、規定方針どおり震災がれきを受け入れる、なんて芸当は、それなりに勇気や度胸や肝っ玉の必要なことではあるから、伊賀市にも名張市にも、とてもできゃせんはずである。
もともとが、ぽてちん知事さんの思いつきに発したことではないか。
伊賀市も名張市も、深いことはなにも考えず、伊賀市議会議員の桃井隆子先生が賢くもご指摘になられたとおり、市独自の考えなんてまったくないままに、国や県のいいなりになってきただけの話ではないか。
地域住民の反対がここまで明確になったのじゃから、しょうこりもなく国や県のいいなりになりつづけるのは、伊賀市にとっても、名張市にとっても、けっして得策ではない。
プラスにはならない。
これ以上、伊賀市も名張市も国や県の手先でございまして、地域住民のことなんかこれっぽっちも考えておりません、みたいな真似をつづけるのは、ほんとにまずいと思うぞ。
これまた以前からゆうとるとおり、震災がれきは受け入れません、と表明してしまえば、伊賀地域の住民のみならず、三重県民からも、いやいや、三重県外からもこの伊賀市と名張市に、熱い共感と高らかな拍手喝采がともどもに寄せられてくるはずである。
げんに、三重県外からきのうの説明会に参加したひとのツイート、なんてのもあったから、またちょっと埋めこんでみる。
伊賀より帰還。青山ホールに四百人ほどが詰めかけ、地元の区長さんも、ほぼ反対。市側が押し切る雰囲気がかなり薄まりました。その後のミーティングにも八十人程度が参加。地元の母親、長年産廃問題で闘っているおばあさん、県内や近畿、愛知から、ツイートをみて参じた人々多数。有意義な会合でした。
— 木下黄太さん (@KinositaKouta) 7月 16, 2012
伊賀南部環境衛生組合の、つか、伊賀市と名張市の判断に、三重県外からも熱い視線がそそがれている、ゆうわけやね。
なおかつ、「市側が押し切る雰囲気がかなり薄まりました」とのことでもあるみたいね。
ツイートは、まだあった。
伊賀は住民説明会に四百人、さらにその後の反対住民のミーティングに百人近く集まってガレキ拒否。三重は活発。熊野市でも反対の動きが始まっています。尾鷲は焼却炉故障でほぼ受け入れない情勢。後は多紀町をどうするのかが焦点。地元対応が急がれます。鈴木えいけい知事の傲慢を許すな。命の問題。
— 木下黄太さん (@KinositaKouta) 7月 16, 2012
えーっとまあ、「伊賀は住民説明会に四百人」とのことだけど、新聞報道によれば三百二十人、だから八掛け、という線で考えてみると、説明会のあとのミーテイングに「百人近く」とあるのは七十数人といったところか、てゆーか、「八十人程度」が「百人近く」に増えてるあたり、ちょっとあれだよね、みたいなことにはなるわけだけど、受け入れ反対派、そこそこ燃えあがってはおるのかしら。
さてさて、さーあ、どうする。
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