プログラム
黒蜥蜴
平成24・2012年6月1日 明治座
A4判 48ページ (1500円)
ご挨拶
三田芳裕
p1
出演者紹介
p4-21
大活劇&大悲恋のフルコースを!
斎藤雅文
p22
新たな黒蜥蜴伝説を
西川信廣
p23
ストーリー
p24-25
人物相関図
p26
「黒蜥蜴」と江戸川乱歩の世界
取材・構成:ペリー荻野
p27-30
リハーサル写真
p32-36
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ご挨拶
三田芳裕
あじさいの美しい季節になりました。皆様におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
今月ご覧いただきますのは、江戸川乱歩氏原作の「黒蜥蜴」です。この作品は多くの読者を魅了し、今までにも映画、舞台、テレビと様々な形で取り上げられてきました。今回は、斎藤雅文さんの脚本、西川信廣さんの演出により、江戸川乱歩氏の世界をそのままに、あたらしい「黒蜥蜴」をお楽しみいただきます。
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大活劇&大悲恋のフルコースを!
斎藤雅文
テレビや小説は「探偵もの」で溢れている。正確にいうと「犯罪者と、その謎を解く探偵役とのドラマ」で溢れている。犯人は、お代官様から、恐るべき子供たちまでありとあらゆる人種で、追う側も、三毛猫からお婆さん、検察官まで幅広い。この国の人々は「謎解き」と追いつ追われつするハラハラドキドキの「捕物帳」が心底好きらしい。
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新たな黒蜥蜴伝説を
西川信廣
「ぼ、ぼ、僕らは少年探偵団…」という歌に胸躍らせ、小林少年にあこがれ、少年探偵団ごっこをした昭和生まれは沢山いらっしゃるのではないだろうか。私もその一人である。その少年探偵団をひきい、怪人二十面相の起こす怪事件を次々と解決する名探偵明智小五郎。もちろん、我らのヒーローである。
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「黒蜥蜴」と江戸川乱歩の世界
ペリー荻野
昭和を代表する推理小説家・江戸川乱歩。
「黒蜥蜴」は、大作家が唯一描いた“女怪盗”だった。
帝都の暗闇にうごめく黒蜥蜴の世界を、乱歩はどう創造したのか?
お孫さんの平井憲太郎さんの解説とともに、乱歩の歩んだ道をたどってみよう。
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