風雲急を告げてきた、ような気もする。
まず、きのうもお世話になったブログから、「がれき受け入れ断念」の見出しが躍る本日付中日新聞の記事をどうぞ。
▼安心して暮らしたい 三重:6/27 中日新聞 記事紹介(2012年6月27日)
ついでに、「受け入れ必要ないかも」の見出しが躍るおとといの夕刊三重もどうぞ。
▼安心して暮らしたい 三重:6/25 夕刊三重 1面記事(2012年6月27日)
そうかと思うと、こんなニュースが。
▼日テレNEWS24:震災がれき処理費用予算案可決 三重県議会(三重県)(2012年6月27日)
うーむ。
「三重県議会の本会議が27日開かれ、震災がれきを受け入れて処理するための費用約7400万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を可決した」ということなんだけど、間がわるいっちゃ間がわるいわけで、その意味では知事さんもお気の毒だというべきか。
三重県の定例会は6月1日に開会された。
▼中日新聞 CHUNICHI Web:がれき経費盛り込む 県の一般会計補正予算案(2012年5月30日)
「歳出では、がれき処理の関連費用に計七千四百万円を計上。主な内訳は、受け入れに向けた市町での住民説明会や被災地への視察など二千二百万円▽試験焼却の委託費千四百万円(七施設分)▽放射線測定の委託費など三千八百万円。いずれも国が全額負担する」とあるんだけど、これはいうまでもなく、岩手県と宮城県のがれき量が見直される前に組まれた補正予算だ。
6月定例会がはじまってから、じつは岩手と宮城の震災がれきは当初の見込みより少なかった、みたいなことが報じられて、たとえば愛知県では焼却施設の新設が断念された。
松阪市でも、夕刊三重によれば、6月定例会に提出された補正予算案には「広域処理の検討における視察や市民へのアンケートに掛かる予算407万円」が組み込まれていたんだけど、岩手県から「今から新しい自治体への(受け入れの)必要性は、必ずしも必要ではない」との情報が入り、宮城県からも「県内での処理が進み、状況が変化してきた」と伝えられたのを受けて、補正予算案に組み込まれた事業ではあったけれど、市長さんは「視察やアンケート調査は状況によっては実施しない可能性がある」との判断をお示しになるにいたった。
三重県の知事さんも、松阪市の市長さん同様、状況の変化に素早く反応なさればよかったではないか、という意見もあるかもしれんけど、がれき処理関連費用の補正予算額が七千四百万円、「県内には受け入れ可能な焼却施設が十五施設あり、その半数の七施設分の費用を盛り込んだ」とえらく勢い込んでつんのめったような予算編成みたいだから、視察やアンケートを白紙に戻すことと同日に談ずることはできないかもしれない。
とはいうものの、日テレNEWSによれば、「三重県はこれまで、いなべ市のセメント製造会社を処理施設の候補の一つとして検討していたが、その後の協議の結果、今後は処理が可能な施設を持っている他の自治体と住民に対して協力を求めていく方針」とのことで、わはッ、わはわはッ、わはわはわはわはッ、でおなじみのわれらが知事さん、「市民の安全確保を最優先にして、準備を進めていきたい」とおっしゃったそうなんだけど、この記事をみるかぎり、岩手と宮城のがれき量が少なかったことへのレスポンスはあったのか、なかったのか、そのあたりのことはいっさい不明である。
やっぱもう少し、いわゆる推移を見守る必要があるだろうな、とかゆうとる場合やのうて、図書館の件に戻りつつ幻影城プロジェクトの話に移行せにゃならんわけなんだけど、えーい、つづく。
あしたかあさってに、つづく。
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