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Nabari Ningaikyo Blog
Posted by - 2026.06.18,Thu
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Posted by 中 相作 - 2015.03.15,Sun
ウェブニュース

YOMIURI ONLINE
 平成27・2015年3月12日 読売新聞社

『陰獣』 江戸川乱歩著
 恵
 Home > 本よみうり堂 > 書評 > ロングセラーの周辺 > 記事

『陰獣』 江戸川乱歩著

2015年03月12日 08時00分

“第2のデビュー作”妖しい魅力



 江戸川乱歩没後50年の今年、文庫シリーズ(全30巻)を擁する春陽堂書店が、人気作13冊をリニューアルする。第1弾として刊行されたのが、本書だ。

 探偵小説家の「私」は、愛読者だという美しい人妻・静子の相談を受ける。ある変人探偵作家が静子の昔の男で、彼から恐ろしい脅迫を受けている、と。やがて静子の夫の変死体が隅田川に浮かぶ。彼女の滑らかなうなじには、あざのような赤いみみず腫れが……。果たして「陰獣」とは誰なのか?

 そう、乱歩が好んで用いた「アレ」をモチーフにしたお話。うぶな高校時代に初めて読み、度肝を抜かれたのが懐かしい。

 中華そばの屋台など職を転々とし、乱歩が探偵作家として歩み出したのは29歳のとき。4年後、傑作を求められる重圧から休筆を宣言。放浪の旅を経て発表した“第2のデビュー作”とも言うべき本作だけに、妖しい魅力にあふれている。

 銅版画家・多賀新のおどろおどろしい装丁はそのままに、新版は活字が大きくなり読みやすくなった。『人間椅子』、『蜘蛛男』などが順次刊行される。(恵)



1987年、春陽文庫。22刷9万5000部。新版は2015年2月刊。
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Posted by 中 相作 - 2015.03.15,Sun
雑誌

聖心女子大学大学院論集 第35巻第2号
 平成25・2013年10月 通巻45号 聖心女子大学

江戸川乱歩『人間椅子』論:〈読む者〉を攻撃するメビウスの輪としての『人間椅子』
 西川蘭
 p5-25

 NDL-OPAC:江戸川乱歩『人間椅子』論 : 〈読む者〉を攻撃するメビウスの輪としての『人間椅子』
Posted by 中 相作 - 2015.03.14,Sat
ウェブニュース

女性自身
 平成27・2015年3月12日 光文社

美輪明宏 江戸川乱歩宅63年ぶり再訪で思い出す16歳の頃【美輪明宏】
 Home > 芸能ニュース > 2672号 > 記事

美輪明宏 江戸川乱歩宅63年ぶり再訪で思い出す16歳の頃【美輪明宏】

2015年03月12日 17:00

「あ、これ!江戸川先生の使っていらしたデスクですね。私が16歳で先生のお宅に初めてお伺いしたとき、このデスクを先生に『ください』って言ったんです。そうしたら先生から『バカ言うんじゃない!』って怒られて……」

 美輪明宏さんはそう振り返った。それは63年ぶりの“再会”だった。4月から開幕する美輪さんの舞台『黒蜥蜴』。その原作者である江戸川乱歩の旧宅を今回、再訪したのだ。

 旧乱歩邸や数々の蔵書は現在、「立教大学江戸川乱歩記念 大衆文化研究センター」として保存・公開されている。乱歩との出会いについて、美輪さんが回顧する。

「十七代目中村勘三郎さん、一昨年に亡くなられた勘三郎のお父様が、私が歌っていた『銀巴里』に江戸川先生を連れていらしたんです。私、江戸川作品の愛読者だったんです。先生に『明智小五郎って、どんな方ですか?』と聞いたら、先生は『腕を切ったら、青い血が出そうな男だよ』っておっしゃった。知的でクールで素敵でしょう」

 すると、乱歩は美輪さんに「君を切ったらどんな色の血が出るんだい?」と聞いてきたという。

「私は『七色の血が出ますよ』と答えたら、先生は『面白いね、じゃあ切ってみるか。包丁持ってこい』って。私は『およしなさいまし。切ると七色の虹が出て、先生の目がつぶれますよ』と言いました。それを聞いて、先生は『君、まだ16歳?面白いコだねぇ』と言われて……。それから先生には、かわいがっていただきました」

 そんな江戸川乱歩作品の『黒蜥蜴』が、美輪さんによって絢爛たる舞台として上演されようとは、出会い当時は、2人とも夢にも思っていなかったことだろう。
Posted by 中 相作 - 2015.03.13,Fri
人事

藤川治水
 平成15・2003年4月22日午前5時42分死去 肺炎 73歳

 ふじかわ・ちすい 本名=(ふじかわ・はるみ)
 評論家
 昭和5年-平成15年4月22日(1930-2003)

47NEWS > 共同ニュース > 記事

藤川治水氏死去 映画評論家

 藤川 治水氏(ふじかわ・ちすい=映画評論家、本名藤川治水=ふじかわ・はるみ)22日午前5時42分、肺炎のため熊本市の病院で死去、73歳。熊本市出身。自宅は熊本市島崎7の29の25。葬儀・告別式は24日正午から熊本市黒髪2の37の32、白川自然庵で。喪主は妻緒方惇(おがた・じゅん、本名藤川惇子=ふじかわ・じゅんこ)さん。  熊本大卒。映画サークル・自主上映会やハンセン病を扱った映画「あつい壁」制作などに参加。「こども漫画論」「熊本シネマ巷談」などの著書があり、国際赤十字映画賞日本部門選考委員などを務めた。
2003/04/22 04:25 【共同通信】
Posted by 中 相作 - 2015.03.12,Thu
ウェブニュース

スポーツ報知
 平成27・2015年3月9日 報知新聞社

【BOOKセレクト】芦原すなお著「みんなの少年探偵団 恐怖の緑魔帝王」
 江畑康二郎
 Home > 社会 > 記事

【BOOKセレクト】芦原すなお著「みんなの少年探偵団 恐怖の緑魔帝王」

2015年3月9日15時0分 スポーツ報知



少年探偵団シリーズへの思いを語った芦原すなおさん

 江戸川乱歩の生誕120年と没後50年を記念して、直木賞作家の芦原すなおさん(65)が、現代風に書き下ろしたオマージュ小説「みんなの少年探偵団 恐怖の緑魔帝王」(ポプラ社、1620円)が刊行された。「小学生の頃から乱歩作品に夢中だった」という芦原さん。「大怪盗・怪人二十面相」に迫った今作は、乱歩ファン必読の書となりそうだ。(江畑 康二郎)

 大胆な変装、隠れ家、秘密の通路…。小学校の図書室でハラハラしながらページをめくった懐かしい記憶が甦(よみがえ)る。

 変幻自在の大怪盗・怪人二十面相に立ち向かう名探偵・明智小五郎と小林芳雄少年らを描いた小説「少年探偵団」シリーズ。1936年から江戸川乱歩が少年向きに書き上げた作品群は、今も多くの人に愛されている。

 91年に直木賞を受賞した芦原さんも小学生の頃、とりこになった一人。「僕らの世代にも人気があり、どうしても探偵団が持っていたBDバッジが欲しかった。読者の想像を、いつも凌駕(りょうが)する乱歩作品はファンタスティックで美しい恐怖の世界で遊ばせてくれました」と懐かしむ。何冊も読むうちに、まるで魔法をかけられたように作家という仕事に引かれていったという。

 「恐怖の緑魔帝王」は、乱歩生誕120年と没後50年を記念し昨年11月から刊行されている「みんなの少年探偵団」シリーズ最終の4作目。本家シリーズをイメージさせる表紙イラストで、第1弾「みんなの少年探偵団」には、万城目(まきめ)学さんや湊かなえさんら人気作家5人がオマージュ短編を寄せた。これまでの3作はすべて重版され、「乱歩ブーム再来」を予感させる。

 物語は、探偵団の少年2人が奇態な緑色の老婆に恐ろしい目に遭う一方で、都内の大富豪のもとに「絵画と令嬢を頂戴する」と二十面相からの犯罪予告が届くことから展開していく。二転三転し迎える結末は、これまでのシリーズで最も「怪人二十面相」に迫ったものとなった、といえる。

 芦原さんは「子供も大人も文章を読むだけで楽しめる作品にしたい」と思い、“ボケ”と“ツッコミ”をふんだんに取り入れ、軽快な「リズム」を心がけた。「僕にとって読書は魔法の世界なんですね。『人生というものはとても奥行きの深いものだよ』ということを教えてくれた」。若者の活字離れが懸念される昨今、本の面白さを改めて堪能させてくれる一冊だ。

 ◆芦原 すなお(あしはら・すなお)1949年、香川県観音寺市生まれ。65歳。早稲田大学文学部卒、同大学院博士課程中退。86年『スサノオ自伝』でデビュー。90年『青春デンデケデケデケ』で第27回文藝賞、翌年に第105回直木賞を受賞。2005年に、観音寺市の名誉市民として顕彰される。
Posted by 中 相作 - 2015.03.11,Wed
ウェブニュース

SHIKOKU NEWS
 平成27・2015年3月9日 四国新聞社

芦原すなおさん新作「少年探偵団」初の子供向け
 Home > 香川ニュース > 文化一覧 > 記事

芦原すなおさん新作「少年探偵団」初の子供向け

2015/03/09 09:39



乱歩先生のオマージュ長編を書けて光栄」と話す芦原すなおさん=香川県観音寺市内の実家



出版される「みんなの少年探偵団 恐怖の緑魔帝王」

 香川県観音寺出身の直木賞作家、芦原すなおさん(65)が、新作「みんなの少年探偵団 恐怖の緑魔帝王」(ポプラ社)を刊行する。江戸川乱歩の「少年探偵団」シリーズへのオマージュ作品で、初めて子供向けの小説に挑戦したという。「よい子向けだけれど、子供のころに『少年探偵団』をむさぼり読んだ、かつての少年少女も楽しめる小説に仕上がった」と手応えを口にする。

 ポプラ社の「少年探偵団」シリーズは1964年に初版を発行。怪人二十面相と明智小五郎の対決を描き、人気を博した。半世紀を超えた今も重版を重ねるロングセラーだ。

 新シリーズでは、乱歩が設定した舞台そのままに、湊かなえら現代の実力派作家が物語世界をよみがえらせる。芦原さんの作品はシリーズ全4巻の最終巻。食をあやつる怪人「緑魔帝王」と明智探偵の対決をユーモラスに描く。

 ユーモアあふれる表現には狙いがあったという。「『それはないわ』という、つっこみどころを満載した。大人にとっては、そのつっこみどころがおもしろい」。

 二転三転する構成は“乱歩流”だとも。「乱歩先生の魅力は荒唐無稽さ。設計図や青写真もなく、思いつくままに書いたのではないか。だから、広がりや飛躍、豊かさがある。より、おもしろくしようとするサービス精神もある」と話す。

 会話に讃岐弁が登場するのは芦原さんならでは。国賓の通訳が「がいにうまかった」「おっしゃりょんじゃけど」と話すなど、讃岐弁こてこてのフレーズが飛び交う。「自然に一番得意な日本語が出てくる。読者へのサービス精神は乱歩先生から受け継いだのかな」。

 四六変形判、216ページ。1620円。9日から県内の主な書店で発売。
Posted by 中 相作 - 2015.03.10,Tue
雑誌

女性自身 3月17日号
 平成27・2015年3月3日 第58巻第10号 光文社
 A4変型判 204ベージ 400円(本体370円)

江戸川乱歩との「16歳虹色の思い出」 美輪明宏
 p186-187

 光文社:女性自身 > 2015年3月17日号 目次
Posted by 中 相作 - 2015.03.10,Tue
ウェブニュース

Sponichi Annex
 平成27・2015年3月8日 スポーツニッポン新聞社

美輪明宏「黒蜥蜴」に幕を下ろすその理由、「不思議に全てが節目の年」

Home > 芸能 > ニュース&デイリーフォト一覧(芸能) > 2015年3月8日 > 記事


美輪明宏「黒蜥蜴」に幕を下ろすその理由、「不思議に全てが節目の年」



最後となる舞台「黒蜥蜴」について語る美輪明宏(撮影・御堂義乘)
Photo By スポニチ

 美輪明宏(79)主演の舞台「黒蜥蜴(とかげ)」(原作・江戸川乱歩)が4月4日から19日まで、東京・初台の新国立劇場で上演される。脚本は「金閣寺」などで知られる三島由紀夫。かつて映画でも大ヒットした美輪の代表作のひとつだが、「皆さんからやめないでくださいと言われてます」と今回が見納め。チケットはすでに当日券のみで前売りは完売の人気ぶりだ。

 ヒロイン緑川夫人、実は怪盗黒蜥蜴と、名探偵明智小五郎が繰り広げる耽美(たんび)と闇の世界。「屋根裏の散歩者」「人間椅子」などの怪奇小説を世に送り出した乱歩の傑作を、三島由紀夫が戯曲化した究極のエンターテインメントだ。

 美輪(当時・丸山)が初めて演じたのは68年4月、東横劇場でのこと。三島本人からの熱烈なラブコールで実現した。前年、新宿アートシアターで主演した寺山修司の「毛皮のマリー」が連日の超満員。公演期間中、三島がたびたび楽屋に足を運び「この役(黒蜥蜴)をやれるのは君しかいない。頼む」と懇願した。

 当時、三島は「潮騒」「金閣寺」「美徳のよろめき」など数々の話題作を発表しており、すでに文壇の花形。「私は2度お断りしたんです。(三島さんは)とてもプライドの高い方ですから、本当ならもう頼みに来るような人じゃないんです。それが3度も。どうして私なの?と尋ねてみました」。

 三島が最初に出した答えはこうだ。難しい寺山の芝居を難なく演じる美輪を見て「君なら僕のレトリックだらけの難解なせりふでもまるで石けん箱か歯ブラシでも使うように日常語で分かりやすく観客に伝えることができると思った」。しかし、常に冷静な売れっ子作家の尋常じゃない様子に「それだけじゃないでしょ?」と問うと、ある演出家に「あなたの書いた芝居はどれもこれも全く客が入らないと言われた。僕はそれが悔しいんだ。君がやってくれれば間違いなく大当たりする。あいつにほえ面をかかせてやれるんだ」と素直に本心を明かしたという。

 ♪夜がひしめいて息を凝らしているわ。精巧な寄せ木細工のような夜。

 こういう晩には、かえって体が熱くほてって、いきいきとするような気がするわ。

 主人公の緑川夫人が明智に挑戦的に言い放つ言葉。登場人物のたった一言のせりふにさえ三島はこだわり抜いた。このフレーズでは、警察が黒蜥蜴を捕まえるため、あちこちに配置した警官の息づかい、明智が頭の中で描く緻密な捜査網を「精巧な寄せ木細工」として表現している。

 美輪の初演は期待通り大当たり。その後、歌舞伎座でも上演され、大喜びした三島は“生き人形”役で自ら出演した。さらに深作欣二がメガホンを取り映画にもなり、ニューヨーク、パリなどで上映。「AKIHIRO MIWA」の名前を世界にとどろかせる記念碑的な作品となった。

 今回が「黒蜥蜴」のラスト。その理由を美輪はこう明かした。

 「今年は三島さんの生誕90年、亡くなって45年に当たります。江戸川さんの没後50年でもありますし、私も5月で80歳ですからね。不思議に全てが節目の年。ちょうど区切りかなと思いましてね」

 三島との思い出は数多い。最後に会話したのは、70年11月25日、自衛隊の市ケ谷駐屯地で割腹自殺する1週間ほど前のことだ。日劇に出演中の美輪のもとへふらりと1人で現れた。手には抱えきれないほどのバラの花束、さらにバケツ3杯分のバラを持ってきた。靴はピカピカに磨かれていたという。

 「どうなさったんですか。そんなにたくさんのバラを」

 「これから君の楽屋に来ることもないだろうからね」

 「どうして?」

 「君に“きょうもきれいだったよ”とお世辞を言うのがもうつらいからさ」

 そして、帰り際にひとこと。「君には本当に感謝してるよ」。

 その時、美輪は三島の重大な決心がはっきりと分かった。数え切れないバラは、この先の一生分のプレゼントだったのだと。

 原作の江戸川乱歩と会ったのは16歳の時だ。場所は銀巴里。乱歩作品の愛読者だった美輪が「明智小五郎ってどんな人?」と聞くと、「ここ(手首を)切ると青い血がでるような男だ」と答えた。

 「まあすてき。冷徹で優しくて理想の男性じゃないですか」

 「そんなことが君に分かるのかい。君のここを切ったらどんな血が出るんだ」

 「七色の血が出ますよ」

 「じゃあ切ってみよう」

 「およしなさいまし、七色の血が七色の虹になってお目がつぶれますよ」

 「16歳でそのせりふか。面白いやつだな」

 さまざまな思いが詰まった「黒蜥蜴」。美輪が主演、演出、美術、音楽、衣装を手がけるようになったのは93年4月、東京芸術劇場での再演から。いよいよその集大成、ファイナルステージの幕が近づいている。(敬称略)

 ▽「黒蜥蜴」 巨大なダイヤモンド「エジプトの星」を狙う女泥棒黒蜥蜴と探偵明智小五郎が繰り広げるサスペンス。乱歩の奇怪な世界と三島の書いたせりふが舞台の魅力。初演は初代水谷八重子。今回は明智を木村彰吾、愛人の雨宮潤一を中島歩、令嬢の岩瀬早苗を團遥香が演じる。



「黒蜥蜴」に出演する(左から)中島歩、美輪明宏、木村彰吾
Photo By 提供写真

[ 2015年3月8日 10:05 ]
Posted by 中 相作 - 2015.03.09,Mon
ウェブニュース

PR TIMES
 平成27・2015年3月6日 PR TIMES

幻の画家・橘小夢──90年の時を経てよみがえる妖しい美の世界
 Home > 河出書房新社 > 記事

幻の画家・橘小夢──90年の時を経てよみがえる妖しい美の世界

初の画集、特集本2冊同時発売。展覧会開催も。

河出書房新社 2015年3月6日 19時48分

大正~昭和初年代を中心に活動した幻の画家・橘小夢(たちばなさゆめ)の全貌に迫る書籍『橘小夢 幻の画家 謎の生涯を解く』と初の画集『橘小夢画集 日本の妖美』が河出書房新社より3月27日に発売。



橘小夢は悲劇の画家です。大正~昭和初年代を中心に、日本の伝説に語り継がれる美しくも妖しい世界を好んで描き一部の愛好家から熱狂的な支持を受け、大正12年には画集の刊行が計画されましたが、関東大震災により原画が焼失。次の画集は、編集者が原画を紛失したため実現しませんでした。昭和7年には版画の自費出版を始めますが、その1回目の作品「水魔」は発禁処分を受けました。打ちつづく不幸のため遺された作品が少なく、世間から広く知られることもないまま「幻の画家」と言われてきました。
しかし、2年前「開運!なんでも鑑定団」(テレビ東京)に掛け軸が出品され、高評価を得た後、出身地の秋田で初期の作品が多数見つかりました。これを機に、再評価の気運が広がり、遂に初の画集が刊行されるとともに、特集本の刊行、展覧会の開催と、禁断の世界の扉が一気に開かれます。

「どの絵にも強過ぎる程強く表はれている小夢さんの特異なる個性を好もしく思います。この作者は世の常ならぬ美しい夢を抱いているのです。」──江戸川乱歩

3月27日、初の画集、特集本、河出書房新社より2冊同時発売!
●『橘小夢画集 日本の妖美』加藤宏明/加藤千鶴監修 中村圭子編
本邦初の画集刊行! 「幻の画家」「発禁の画家」といわれた橘小夢。時間を越えて蘇る「妖美」の世界。暗くて複雑で、そして毒をもつ、妖しい美の世界。
B5判/144頁 ●定価:本体3700円(税別)

●『橘小夢 幻の画家 謎の生涯を解く』
加藤宏明/加藤千鶴監修 中村圭子編
本邦初の画集刊行! 「幻の画家」「発禁の画家」といわれた橘小夢。時間を越えて蘇る「妖美」の世界。暗くて複雑で、そして毒をもつ、妖しい美の世界。
B5判/144頁 ●定価:本体3700円(税別)

●展覧会開催!「日本の妖美 橘小夢展 ~幻の作品を初公開~」
【主催・会場】 弥生美術館(文京区)
【会期】 4月3日(金)~6月28日(日)
Posted by 中 相作 - 2015.03.08,Sun
雑誌

小説推理 4月号
 平成27・2015年2月27日発売 第55巻第4号 双葉社
 A5判 459ページ 910円(本体843円)

乱歩と清張
 郷原宏
 第7回
 p114-120

 双葉社:小説推理
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