あれから

　丸一週間が経過しました。この一週間、長かったような、短かったような、という紋切り型の表現しか浮かんでこないのですが、とにかくテレビとインターネットで伝えられるニュースのせいで異様な不安と緊張をつねに抱え込んでいた印象。と同時に、巨大地震発生以前のことは、といっても当地ではわずかな揺れも感じることはなかったのですが、ひどく遠い昔のことのようにしか感じられません。どうもあの大津波の映像をくり返しくり返し眼にして以来、世界が一気に現実感を喪失してしまったような感があります。むろん被災した人たちには、世界がきわめて酷薄で無慈悲で恐怖に満ちた現実として迫っているであろうことは承知しているつもりなのですが。ともあれ、これも月並みな紋切り型ですが、一人でも多くの被災者の救援と一日も早い被災地の復興を、と願うばかり。

どうなっておるのか

　東京は世田谷区に住む知人女性から連絡あり。近所のスーバーには米も野菜もパンも見当たらぬとぞいう。大丈夫か東京、大丈夫か福島、大丈夫か東日本、大丈夫か日本、とぞ思う。

きょうも日が暮れる

　いったい何が起きているのか、何がどうなってゆくのか、気を揉んでみてもどうしようもないということはわかっているのですが、暢気に「RAMPO Up-To-Date」を更新してる場合でもないような気がします。いやはや。

一日気分が重い

　朝起きて、まずテレビ、それからインターネットでニュースを確認する。重い気分になる。当地は申しわけないくらい平穏無事な毎日なのですが、重い気分は一日持続する。福島原発が、東北と関東の被災地が、実際にどうなっているのかがよくわからず、それだけに気にかかって仕方ありません。たとえば東京はどうなのか。きょう、光文文化財団から速達ではがきが届き、あさって17日に予定されていた日本ミステリー文学大賞などの贈呈式とパーティを中止するとの連絡があったのですが、あとはテレビとインターネットを介して伝えられてくる曖昧でもあれば錯綜してもいる情報ばっかりで、いったい何を信じていいのやら、という気になります。

福島が気がかり

　どうも一日、福島原発のことがいつもどこかで気にかかっていて、心ここにあらず、みたいな感じ。どうも困ったものです。

その後いかがでしょうか

　巨大地震発生から丸二日以上が経過しました。知人から被災状況の報告がメールで送られてきたりもしておりますが、せいぜい本棚が崩壊したとか、コーヒーでやけどしたとか、そういった被害がユーモアを交えて綴られたものばかりで、なんだかほっとしております。

 

　ミステリー文学資料館で被災し、資料館の事務所で一夜を明かし、徒歩で帰宅するという経験をなさった方のブログ記事はこちら。

 

　▼パン屋のないベイカーストリートにて：地震お見舞い（2011年3月12日）

 

　月並みな言葉ですが、被災された方に心からお見舞いを申しあげます。

朝を迎えましたが

　大変なことになりました。東北地方太平洋沖地震。かなり広範な地域が強く揺れた、あるいは揺れつづけているようですが、当地では揺れを感じることはありませんでした。

 

　福島県にお住まいの乱歩ファンの方にメールで安否をお訊きしたところ、ご家族は無事、建物も大丈夫との返信が届きました。本は部屋じゅうに散乱したとのことですが、とりあえずひと安心。

聞けば急かるる

　きょうは暖かかったです。犬と夕刻の散歩をしていてもベンチコートはもう要らないな、みたいな感じ。今夜は軽く缶ビールも飲んでみようっと。きのうきょうとこんなことばっかいってお茶を濁してますが、いやー、2月は逃げる、3月は去る。ではまたあした。

春は名のみの

　昼間は晴れてたのに、暮れ方から急降下するみたいな感じで冷え込んできました。犬と散歩してても寒くて寒くて。早くお酒にしようっと。ではまたあした。

積雪報告

　雪はいかがですか。当地は結局、たいしたことはありませんでした。きのう降ったのは湿った感じの雪であまりきれいには積もらず、それも日付が変わるまでにやんでいたみたいです。

 

　■20110215a.jpg

 

　午前6時30分に拙宅前で撮影した写真。それほど寒くはありませんでした。