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Posted by 中 相作 - 2017.02.08,Wed
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 平成29・2017年2月4日 産経新聞社、産経デジタル

黒木華演じる悪女「お勢登場」 ジメッとした妖しさ求めて
 兼松康
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2017.2.4 11:30

黒木華演じる悪女「お勢登場」 ジメッとした妖しさ求めて

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「本番の舞台ではどのように見えていくのか、私も楽しみです」と話す黒木華(宮川浩和撮影)

 女優、黒木華(26)が舞台「お勢登場」で、悪女のお勢を演じる。自身が演じる役どころを「触れてはいけない禁断の果実のような色気も持つ」と分析する黒木が、どのような悪女ぶりを見せるのか。(兼松康)
              


 若く妖しい女、お勢の夫がある日、長持の中に入ったまま、不審な死を遂げた。果たして犯人は…。

 江戸川乱歩の8本の短編小説をモチーフに、演出家の倉持裕が1本の演劇作品に仕立て上げ、その主軸にお勢を据えた。各短編がパラレルワールドのように展開されながら、次第に絡まり合っていく。

 お勢は乱歩の短編「お勢登場」に出てきた女。乱歩が同短編の附記に、気が向けば、お勢を明智小五郎の“ライバル”として登場させる話を書くかもしれないと触れていたキャラクターで、それを受けて倉持が、お勢の活躍に新たな息吹を吹き込んだ形の新作だ。

 黒木は倉持作品初出演。「すごくユーモアがあり、センスがある。空間の使い方も高さを生かし、会話自体もすごく面白くて」と倉持作品にあこがれていたという。実際に演出を受け、「説明が丁寧で、スッと入ってきます」と喜ぶ。

黒木華演じる悪女「お勢登場」 ジメッとした妖しさ求めて

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 お勢は「妖しい」との言葉がピタリとくるような活躍が描かれる。「妖しいと言ってもちょっとジメッとしている妖しさというか。乱歩の作品は好きでよく読んでいましたが、『お勢登場』を読んだのは、今回のお話をもらってから。でも明智のライバルに、と乱歩が考えていただけあって、とても魅力的な人物と思います」とみる。

 ところが、演じるとなると「とらえどころがない」との思いに支配された。「人を不安にさせるしゃべり方や、人がどういうふうに感じるかを計算できる頭の良さを持っているし、それをすごく楽しんでいる」と感じ、お勢がどの程度の罪悪感を持ち、どの程度楽しんでいるのかと考えながら稽古を進めてきた。

 それでもなお、お勢が持つものを「どこまで見せた方がいいのか。あるいは考えていることを隠した演技をする方がいいのか。加減が難しいです」と悩む表情も。見る人にどちらのやり方が響くかを念頭に置いた試行錯誤を続けてきた。

 悪女を演じる経験も黒木にとっては初めて。「悪女に限りませんが、自分にないものを持っている」ため、演技はそれを探る作業になる。「相手に対して、うまくスキを作れる。それで男をうまいこと自分に向けることができて、守ってあげたい、とか思わせる」のが悪女との見方だ。中でもお勢は「いろんな人を観察して、何を求めているか。小出しにしながら、それをさせるように仕向けることができる」とみている。

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 倉持は黒木に「悪いことをしていても、黒木さんなら嫌われないようなやり方ができると思う」と話したという。もともと倉持は、黒木が演じないのなら、この作品を上演しないことも辞さない覚悟だったという。それだけに、倉持が引き出し、黒木が発揮する悪女の魅力が、どのように見えてくるのか。目を離せない舞台となりそうだ。

 「これだけのキャストの中で、明智のライバルになるかもしれなかった女の魅力を、そして乱歩の妖しさや面白さを味わっていただけたら、と思います」

 10~26日、東京・三軒茶屋のシアタートラム。問い合わせは世田谷パブリックシアターチケットセンター(電)03・5432・1515。福岡、大阪公演あり。
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