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Posted by 中 相作 - 2014.10.10,Fri
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毎日新聞
 平成26・2014年年10月7日 毎日新聞社

憂楽帳:幻影の城
 内藤陽
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憂楽帳:幻影の城

毎日新聞 2014年10月07日 12時06分(最終更新 10月07日 12時06分)

 日本家屋に応接間を増築したレンガ造りの洋館ふうの邸宅。庭園内の黒塗りの土蔵が、通称「幻影城」だ。秋晴れに誘われて、東京・西池袋にある探偵小説家、江戸川乱歩(1894~1965)の旧邸を歩いた。

 今年は乱歩生誕120周年で、ここは45回の転居を重ねた乱歩の終(つい)の住み家。立教大に隣接し、2002年からは蔵書・資料を含め同大が管理している。謎を秘めた妖艶な人妻が出てきてもおかしくない、「いかにも」な雰囲気に感動を覚えた。

 「実は違うんです」。現実に引き戻してくれたのは、同大学術調査員の落合教幸(たかゆき)さん(40)。「幻影城」は乱歩の評論集。乱歩自身は土蔵をそう呼んでいない。「いつの間にか一部でそう呼ばれるようになりましたが、それも謎です」。土蔵はかつて白かったとも。

 「うつし世はゆめ、よるの夢こそまこと」。乱歩自筆の色紙もある。折しも7日は名前の由来となった米国の文豪、エドガー・アラン・ポー(1809~49)の命日。ミステリーでも読んで空想世界に遊びたい。【内藤陽】
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