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Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2014.01.15,Wed
書籍

リテラリーゴシック・イン・ジャパン 文学的ゴシック作品選
 編:高原英理
 平成26・2014年1月10日第一刷 筑摩書房 ちくま文庫
 A6判 カバー 681ページ 本体1600円

収録・関連
残虐への郷愁
 江戸川乱歩
 Ⅱ 戦前ミステリの達成 > p45-48
 初出:新青年 昭和11・1936年9月号(第17巻第11号)
解説
 高原英理
 p665-678

解説

高原英理  

 Ⅱ 戦前ミステリの達成

 日夏耿之介が「ゴスィック・ロオマン詩体」を主張し、広範な知識とともに西洋暗黒文学の価値を説いたとしても、それらは限られた学究の間での話で、一般読者の眼に触れるような形で文学的ゴシックを実践したのは、大正末から戦前昭和の探偵小説の作者たちであると私は考える。とりわけ『新青年』誌に掲載され、猟奇と怪奇を語り続けた「変格探偵小説」群はある達成をもたらし、これが以後の日本に「ゴシックの感受性」を準備した。現在、ゴスな世界を映像化しようとする若い人達がその舞台を大正や昭和初年の時代とすることがきわめて多いのも納得がゆく。できればもっと収録したかったが、今回は現代の方を優先することとしたのでこちらは特徴的な作品三作のみにしぼった。

 筑摩書房:リテラリーゴシック・イン・ジャパン ─文学的ゴシック作品選
 記憶測定:『リテラリーゴシック・イン・ジャパン』全収録作品、再掲(2013年12月30日)
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