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Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2014.01.05,Sun
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毎日新聞
 平成26・2014年1月1日 毎日新聞社

江戸川乱歩:生誕120年 “大還暦”祝おう(その1) /三重
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江戸川乱歩:生誕120年 “大還暦”祝おう(その1) /三重

 ◇うつし世は ゆめよるの夢こそ まこと

 「怪人二十面相」や「明智小五郎」の生みの親で、名張出身の探偵小説作家、江戸川乱歩(1894~1965)が今年10月21日で生誕120年の“大還暦”を迎える。子どもの頃、人気シリーズ「少年探偵団」を読んで、ワクワク、ドキドキ感を覚えたファンは多いはず。推理小説をポピュラーな地位に押し上げた乱歩。その生まれた地・名張を、生誕120年を機に全国に情報発信し、活性化を目指す乱歩ファンに思いを聞いた。

 ◇乱歩の孫・平井憲太郎さん 名張に感謝

 本格ミステリーや少年探偵団もので人気を博した江戸川乱歩と約15年間、一緒に過ごした孫の平井憲太郎さん(63)=東京都豊島区=は「優しいおじいちゃん」との暮らしが大好きだった。推理小説の大家は、家庭では整理好きで、新しい物好きの一面をのぞかせ、初孫の平井さんをこよなく愛してくれた。没後半世紀の今でも続く生誕地・名張との交流に「本当にありがたい」と感謝する。

 作家という職業柄、時間は不規則で出張も多く、家族で食卓を囲むのは晩年まで、ほとんどなかったという。そんな乱歩でも、かわいい孫とはよく遊び、ニコニコ顔で「何をやっても許してくれた」。自宅には作家仲間ら訪問客が多く、大下宇陀児(うだる)や横溝正史も、かわいがってくれた。

 「幻影城」と呼ばれた土蔵には、今も乱歩が収集した無数の書籍が整然と並んでいる。「整理魔」と呼べるほどの整理好きで、データベース化されたように本がそろうが、平井さんには「元に戻せばいいよ」と自由に読ませてくれた。戦前の海外ミステリー全集などを読みあさった平井さんは「学校の図書館に頼ることなく、本を読むのには不自由しなかった」と振り返る。

 宿題の読書感想文にも苦しんだ記憶があるが、祖父は200字程度のエッセーはアッという間に仕上げ、誇らしく感じた。

 新しい物に目がなかった乱歩の自慢は、戦後すぐに購入した16ミリの撮影機。カセット式の珍しい機種で、庭で家族を撮影したり、作家仲間との旅行に持ち歩いては自ら編集し、自宅で上映会を開いたという。執筆中、座卓から動かなくて済むよう、4方向から辞書などを取り出せる回転台も導入。複写機も購入し、電話を取り次ぐインターホンまで設置した。平井さんは「今の時代に生きていれば、パソコンなどをフル活用し、喜んでいたのでは」と目を細める。
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