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Nabari Ningaikyo Blog
Posted by - 2024.04.24,Wed
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Posted by 中 相作 - 2014.01.02,Thu

 新年も二日目です。

 どんなお正月をお過ごしでしょうか。

 私はと申しますと、新年早々、風邪ですがな。

 きのうから寝たり起きたり、夢かうつつかみたいな状態だったんですけど、多少は楽になりました。

 大みそかのエントリに、どっと疲れます、と記しましたけど、あれはもしかしたら風邪の症状だったのかもしれません。

 では、年をまたいだ疲れをひきずりながら、乱歩生誕百二十年の年を占うおはなしのつづきです。

 2013年12月30日:少年探偵団

 貼っつけたスキャン画像の四枚目、枡目を区切って乱歩にかかわりのある団体やなんかがPRめいたことを記してますけど、左上に名張市立図書館のエリアがあって、乱歩コーナーへどうぞ、みたいなことが書かれてます。

 結局、とどのつまり、こういうことなわけです。

 名張市立図書館による乱歩関連資料の収集というやつは、コーナーつくって展示したらそれでおしまい、というわけです。

 本は読むものだ、ということが理解できなくて、展示したり陳列したりするものだ、と決めつけてかかってそのまんま。

 で、これ以上のことは、逆立ちしたってできません、つか、そんなことする気はありません、というのが名張市立図書館の変わらぬ実態です。

 ですから、世間一般のひとが考える資料収集とはいわば次元がちがっていて、まともな資料収集と呼べるものではとてもありません。

 だいたいが、方針すら定めることなく手当たり次第に資料を収集したのも無茶苦茶ならば、その収集資料を目録に、というか、対外的な目録はおろか内部的なリストにまとめることすらしなかった、というのは、無茶苦茶を通りすぎてたしかに次元がちがっている、というしかない話でございまして、みたいな話はすでにさんざっぱら書きなぐってきたところではありますが、今秋発行予定の地域雑誌「伊賀百筆」第二十四号に寄せる「続・僕の図書館戦争」におきましては、さらにブラッシュアップしてお読みいただくことになると思いますので、本日のところはこのへんで。

 そういえば、きのう頂戴した年賀状では、おふたりのかたが「伊賀百筆」第二十三号の漫才が面白かったと書き添えてくださっておりまして、今年の第二十四号でもおおいにご期待にお応えしなければ、と決意を新たにいたしました。

 さて、「少年探偵団」パンフレットの画像四枚目に戻りますと、今年の秋に乱歩生誕百二十年を記念して乱歩生誕祭が開催される、というPRも掲載されております。

 昨年10月に催されたプレイベントのことは、このエントリでお知らせいたしました。

 2013年10月21日:本日はお誕生日なり

 このエントリに転載した名張市観光協会のツイートに、「11:00から名張市立図書館で㈱アドバンスコープ制作番組「ワールドオブ乱歩」上映会を開催します」とありますけど、じつは私、この上映会で十分ほど乱歩のことをしゃべってくれないかとご依頼を頂戴し、やんわりお断りした次第だったんですけど、来年もちゃんとやるんだったら講演のひとつくらいお引き受けするから、とはお伝えしておきました。

 ただし私の場合、たとえば一時間の講演を行うとなると、うち四十五分ほどは乱歩がらみで名張市の官民双方を叩きまくる、という内容になるはずですから、たぶん講師の依頼はないものと思われます。

 そんなことはともかく、「少年探偵団」パンフレットには、乱歩生誕祭へ向けて「協力者&参加者募集!」と書かれています。

 「あなたのアイデアを活かして生誕祭を盛り上げませんか?」とも書かれています。

 どうも気にかかります。

 要するに、いまだ確たるプランはなにもない、ということなんでやんしょうか。

 それはまあ、乱歩のことをなにも知らない市民が、乱歩にまったく興味のない市民を相手に、思いつきの記念事業をぶちあげるとなれば、確たるものがどこにもないのは当然っちゃ当然で、となると、どうなるのか。

 他人のふんどしで相撲を取るしかなくなるわけです。

 なんかもう、大変だよね。

 ま、「伊賀百筆」第二十四号用漫才のネタにはうってつけなんですけど。

 とか思っていたら、こんなウェブニュースが。

 毎日新聞:江戸川乱歩:生誕120年 “大還暦”祝おう(その1) /三重(2014年1月1日)
 毎日新聞:江戸川乱歩:生誕120年 “大還暦”祝おう(その2止) /三重(2014年1月1日)

 新年早々、漫才のネタがつぎつぎに飛び込んできてくれてる感じで、頭んなかじゃ大漁旗がちぎれんばかりにはためいてます。

 とはいえ、どれもこれも、「伊賀百筆」第二十三号の二一八ページ下段三段落目で指摘した本質的事実の域を出るものではなく、ネタとして扱うには面白みにも新鮮さにも欠けるうらみがありますから、もっといいネタが飛び込んできてくれるのを心待ちにして、まだまだ網は張っときたいと思います。

 ちなみに、「伊賀百筆」第二十四号用漫才の構想としては、まず伊賀市の芭蕉生誕三百七十年記念事業をおちょくることになっております。

 これはもう、伊賀市においては芭蕉翁生誕三百七十年記念事業実行委員会という組織がすでに組織され、なおかつ記念事業のプランがいきなりずっこけてましたから、漫才のネタとしてはいうことありません。

 伊賀タウン情報YOU:予算の凍結解除を否決 さっぽろ雪まつりへの参画 伊賀市議会(2013年10月16日)

 いっぽう名張市では、名張市が主催する乱歩生誕百二十年記念事業はまず望み薄で、名張市立図書館もさあどうなんですか。

 そこらの民間団体のみならず、お役所関係のみなさんもまた他人のふんどしで相撲を取ることしかできないなさけなさですから、昨年来お願いしておりますとおり、名張市にはなにも期待しないでください、と申しあげておくしかありません。

 さて、「伊賀百筆」第二十四号におきましては、芭蕉と乱歩の記念事業をいいだけおちょくりまくったあと、いよいよ図書館戦争の本番ということになるわけですけど、問題はごく単純です。

 名張市立図書館には、乱歩関連資料の収集なんてとてもできません。

 収集の対象や目的を市民に説明することすらできないんですから、残る問題はただひとつ、わけもわかんないままに収集した乱歩関連資料と名張市立図書館がふつうの図書館だと思い込んだひとたちから寄贈された乱歩関連資料をどうするのか、ということに尽きると思います。

 で、名張市立図書館の館長さんのお考えを確認する、ということはむろんいたします。

 ほんと、名張市立図書館にはそこらの高校の図書委員にでもできることがまるでできない、というのはちょっと信じがたい話ですから、館長が交替するだけで問題は簡単に解決するのではないか、とお思いになるかたがいらっしゃるのも当然でしょう。

 以前にも記しましたけど、新しい館長さんに期待を寄せてくださっている乱歩ファンのかたもいらっしゃるんですから、いくら館長さんが代わっても名張市立図書館は名張市立図書館だ、ということをあらためて確認したうえで、これもまた以前から申しあげておりますとおり、こうなるとこれはもう市長責任が問われるべき事態だ、みたいなところを漫才の山場にもってこうかなと考えております。

 市長責任といえば、新年を迎えてもまだ、4月に控えた名張市長選挙に名乗りをあげた候補者がゼロで、これはいったいどういうことなのか、と思ってしまいますけど、三重県内では並ぶもののない財政難を誇る名張市ですから、そんな自治体の市長になりたがる人間がいないのはあたりまえのことなのかもしれません。

 ともあれ、乱歩生誕百二十年の今年、全国の乱歩ファンのみなさんには大きな心で名張市を見守っていただきたいと思います。

 なんだか寒気がいたしますので、またちょっと横になってこよう。
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