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Nabari Ningaikyo Blog
Posted by 中 相作 - 2010.11.17,Wed
書籍
 
開高健の文学論
 開高健
 平成22・2010年6月25日初版 中央公論新社 中公文庫
 A6判 カバー 515ページ 本体838円
 旧版:衣食足りて文学は忘れられた!? 文学論(旧題)/1991年12月10日 中央公論社 中公文庫
 
関連箇所
九 熱烈な外道美学
 初出:日本読書新聞 967号 昭和33年9月8日
 p63ー69
 
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九 熱烈な外道美学──今や内に秘めて“大人”のカスミ棚引く江戸川乱歩氏
 
 その昔の異端妄執
 むかし乱歩氏はひどいヒポコンドリア(憂鬱症)にとりつかれていたらしい。雲水かなにかになるつもりで放浪したことがあるということをどこかで読んだ記憶があるし、宇野浩二氏の文章によれば会いにいったら居留守をつかわれたそうである。それも家にいるということがハッキリ自他ともにわかっているにもかかわらず留守だといわれた。妙な人もあるものだと思って帰ったら二、三日して遠い田舎からハガキがきて、乱歩氏の弁解が書いてある。
 じつは先日お訪ね頂いたときは小生在宅していたがどうしてもお会いする気になれなかった。これはあなたに対する好悪の感情とはまったく別問題で自分の性分なのだから何卒お許し頂きたい。じつはそのことが気になってしかたないものだから、いたたまれなくなって旅にでた。このハガキはその旅先から書いているのであるウンヌンと……
 
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中央公論新社:開高健の文学論
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