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　平成22・2010年11月5日　朝日新聞社

 

名張の諸君　また会いにきたよ

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名張の諸君　また会いにきたよ

 

2010年11月05日

 

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上演されるスライドキネマ「挿絵と旅する男」の一場面＝名張市

 

◆「乱歩黒テントの世界　其の弐」◆

 

　名張市生まれの作家江戸川乱歩の世界を楽しんでもらおうと、愛好家でつくる「乱歩蔵びらきの会」（的場敏訓代表）は１３日、同市本町の乱歩生誕地碑広場に設置した黒テント（約１０メートル四方、高さ約５メートル）で、紙芝居やスライドキネマを上演する。今年３月に続いての開催。入場無料。

 

　「乱歩黒テントの世界　其（そ）の弐（に）」と銘打った催しは、白昼の部（午後２時）と黄昏（たそがれ）の部（同６時）がある。白昼の部は、紙芝居「怪人二十面相」とスライドキネマ「押絵と旅する男」がある。会員の上田豊太さん（４０）が、怪人二十面相をイメージしたマントとシルクハット姿で演じる。黄昏の部はスライドキネマ「押絵と旅する男」の後、アナウンサーの野上峰さんが「双生児」を朗読する。

 

　スライドキネマは、紙に描かれた画像をパソコンに取り込み、それをプロジェクターを通じて大型スクリーンに投影する。紙芝居より大人数に見せられ、画像をコンピューター処理することで、描かれている人物の目を開けたり閉じたりすることもできる。上田さんが無声映画の活動映画弁士の役割を担うという。

 

　同会は６、７の両日、隠（なばり）街道市に協賛し、同所で「乱歩黒テントの世界」を開催する。午前９時半～午後３時半、入場無料。的場代表は「今後とも、黒テントで演劇、朗読会などを展開していきたい」と話している。

 

　問い合わせは、的場代表（０５９５・６２・５１１１）へ。